キンメリジャン地層とシャルドネが産み出す辛口白ワイン

【シャブリ 〜Chablis〜】


 シャブリはフランスの辛口白ワインの代名詞として日本では有名ですが、シャブリはフランスのブルゴーニュ地方の最北端にあるシャブリと呼ばれる村の名前でもあります。このシャブリ地区で造られた白ワインだけが「シャブリ」というワインになります。

 シャブリ村の緯度は北緯48度で、北海道の北にあるロシアの樺太中央部に相当する位置にありますので、気候は冷涼です。従って良い葡萄が熟すためには日照が非常に重要であるため、いいワインを生み出せる特級畑はシャブリ中心部の村落と中央を流れるスラン川を見下ろす日照のいい斜面にあります。

 下にシャブリ中心部の葡萄畑の概略地図を掲載しましたのでご覧下さい。この地図は当店店長がブルゴーニュ大全等の資料を基にエクセルで描画したものなので、縮尺(畑の広さ)は正確ではありませんが、畑の位置関係や方位等シャブリについて理解する参考になると思います。

 シャブリ地区は牡蠣や貝殻の化石が転がっているキンメリジャンとよばれる石灰岩を主体にした、ミネラル分が豊富な土壌であるため、テロワールを映す「鏡のようなブドウ品種」と評されるシャルドネ種の葡萄栽培に適しています。

 「牡蠣にシャブリ」と言われるように、生き生きとした酸味の利いたワインは魚介類との相性は抜群であることから、魚介類を好む日本人には辛口白ワインの代名詞として有名です。

 実際に2013年の統計データを調べると、日本のシャブリの輸入量は年間215万本(輸入ブルゴーニュ白ワインの43%の構成比)で、この数字はEU圏外では最大、EU圏を含めても4位で、日本はシャブリの輸入大国と言えます。

 しかし注意すべきは、シャブリの生産量は一年間に4,000万本という膨大な量で、しかもシャブリ地区で 生産されるワインは全て「シャブリ」というシンプルな商品名で表記されるので、畑・生産者により品質に大きなバラツキがあり、がっかりさせられるケースも多いことです。

 シャブリの畑の等級は四つに格付けされており、それぞれの栽培面積は次のようになっており、特級・一級の比率が非常に少ないことが分かります。反面、圧倒的な生産量があるのが、「シャブリ」等級で、値段も手頃なことからこのワインを飲む機会が最も多いため、シャブリを「安ワイン」と誤解されている方も日本には多いようです。

☆シャブリ・グラン・クリュ(特級):7畑で栽培面積「105ha」(構成比率1.96%)

☆シャブリ・プルミエ・クリュ(一級):41畑で栽培面積「784ha」(構成比率14.63%

☆シャブリ:「3,494ha」(構成比率65.3%)

☆プティ・シャブリ:「976ha」(構成比率18.2%)

 当店ではこの玉石混交とも言えるシャブリの中から、お客様にご満足いただける本当のシャブリをご紹介するため、生産者では、シャブリの最高峰生産者であるドメーヌ・フランソワ・ラヴノーを、また畑ではシャブリ最高の特級畑レ・クロとやはり最高の一級畑モンテ・ド・トネルとビュトー、そして2007のミレジムから新たに加わった村名シャブリをご用意しています。

 下のラヴノーのエチケット写真を見てお分かりの通り、特級シャブリには「Chablis Grand Cru」と畑名「Clos」、一級シャブリには「Chablis Premier Cru」と畑名「Montee de Tonnerre」あるいは「Butteaux」の表記があります。

 参考のために同じラヴノーの「シャブリ等級」の「シャブリ」のエチケットと見比べて下さい。「Chablis」の表記だけで、特級や一級の表記及び畑名がありません。これが格付けの差であり、当然品質や価格の違いになって現れてきます。日本に輸入されている「シャブリ」の多くはこの「Chablis等級」のものです。下の写真をクリックすると、それぞれの商品ページにアクセスできます。

  一般的には早飲み傾向にあるシャブリですが、ドメーヌ・フランソワ・ラヴノーの造るシャブリは古典的な造りによる長期熟成型で、10年以上の時を経て始めて真価を発揮します。是非この機会にラヴノーのシャブリをお試し下さい。

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