一段の高みに昇る古典的シャブリの造り手

 【ドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサ】

  〜Domaine Vincent Dauvissat〜


 早飲みタイプの白ワインというイメージのシャブリですが、実はムルソーやピュリニー・モンラッシェ以上に熟成可能なものが存在します。それがドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサとドメーヌ・フランソワ・ラヴノーの造るシャブリで、伝統的な樽醸造を守り続ける長熟シャブリの最高峰生産者です。両者の造りやワインのスタイルはよく似ていますが、それは両ドメーヌ現当主の父が義理の兄弟ということも関係しているかもしれません。

 1970年代以降、シャブリではニュートラルで生産性のよいステンレスタンクを使った醸造が一般的になりましたが、現当主ヴァンサンの父、ルネは伝統的な小樽の使用を頑なに守り続けました。

 樽のほとんどが何年も使用した古樽で、通常のピエス(228リットル)だけでなく、シャブリで昔から使われていたフイエット(132リットル)も見られ、その古典ぶりがうかがえます。 ただし、当主のヴァンサンは、樽醸造はとりたててワインの品質を決める決定的要因ではなく、大切なのは畑だと主張しています。

 現当主のヴァンサン・ドーヴィサは1957年生まれで、ディジョンの大学で醸造学を修了後父ルネと共にドメーヌに参画し、1998年に3haの区画で実験的にビディナミ農法を始め、その結果が良好なことから2002年にはすべての畑をビオディナミに転換した結果、目に見えて土壌のバランスが改善され、病気が減り、腐敗果も少なくなったということです。

 現在、ドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサが所有する畑の面積は約12haで下の所有畑一覧表の通り、プティ・シャブリから特級レ・プルーズ、そしてレ・クロまで多岐にわたっています。

 今やドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサの造るシャブリは「本物のシャブリ」として日本でも人気が高く、下の写真の通り、美術出版社発行の「ワイナート56号」(2010年5月発行)の表紙を飾った他、4頁にわたって掲載・紹介されました。

 最高峰生産者であるヴァンサン・ドーヴィサもフランソワ・ラヴノーも世代交代が進み、真のポテンシャルを発揮しつつある今、かつては安い早飲みワインのイメージのあったシャブリは、キンメリッジ土壌のテロワールを純粋に映し出すワインとして注目されています。

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