【ヴォーヌ・ロマネ一級畑オー・ブリュレの概要】

 「神に愛された村」ヴォーヌ・ロマネには他のアペラシオンの特級畑に匹敵するような多くの有名な一級畑がありますが、一級畑オー・ブリュレもその一つです。

 

 ヴォーヌ・ロマネ一級オー・ブリュレは特級畑リシュブールに隣接する面積4.53haの一級畑で、畑名ブリュレは「焼けた」という意味が示すようにコンクール背斜谷の開口部が東向きのため、日照時間が長く、葡萄が非常に良く熟することに由来しているようで、非常に濃厚で芳醇なヴォーヌ・ロマネを産み出す畑として知られています。

 オー・ブリュレの最大の所有者はドメーヌ・デュジェニーの1.05haでほぼ全体の1/4近くを所有しており、このクリマを代表する造り手ですが、この畑は元々ドメーヌ・ルネ・アンジェルの所有していたものをデュジェニーが引き継いだもので、ルネ・アンジェルの時代からドメーヌを代表する優れたワインの一つとされていました。

 ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏によれば、デュジェニーのオー・ブリュレは、「くらくらするようなヴォーヌ・ロマネで、それでいてフィネスを失わないワイン」としてドメーヌ・デュジェニーを代表するワインの一つとして絶賛しています。

 そして、それに次ぐのが0.72haの区画を所有するドメーヌ・メオ・カミュゼです。

 特にドメーヌ・メオ・カミュゼのオー・ブリュレは、ブルゴーニュワインの神様故アンリ・ジャイエがかつて耕していた畑として有名で、メオ家の小作人として、隣接するリシュブールと共にこのオー・ブリュレを借りてワインを造っていました。

 メタヤージュ契約終了後ドメーヌ・メオ・カミュゼがドメーヌ元詰めを始めたため、畑を返還し、引退しましたので、アンリ・ジャイエゆかりの畑として大変人気があります。

  下のオー・ブリュレ付近の航空写真に、主な畑と所有者を掲載しておりますので、ぞれぞれの畑と所有者の位置をご確認下さい。中でもメオ・カミュゼ家は一級畑クロ・パラントゥ、特級畑リシュブール、一級畑オー・ブリュレを地続きで区画を所有しており、この畑群をアンリ・ジャイエがメタヤージュ契約して耕作し、素晴らしいワインを造っていたのです。同時にメオ家が大地主であることもよく分かります。

 ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏はメオ・カミュゼのオー・ブリュレを、「恐ろしいほどの果実味の凝縮感を持ち、素晴らしく豊かな口当たりとシルクのような舌触りを備える明るい性格のワイン」と絶賛しています。

 

 ドメーヌ・デュジェニーとドメーヌ・メオ・カミュゼ以外の他の有名な生産者とその所有面積は、ドメーヌ・ミシェル・グロ(0.63ha)、ドメーヌ・ルロワ(0.27ha)、ドメーヌ・ジャン・グリヴォ(0.26ha)、ドメーヌ・ブリュノ・クラブリエ(0.30ha)、ドメーヌ・ジャック・カシュー(0.06ha)等でヴォーヌ・ロマネを代表する銘醸畑のため、最高峰生産者が素晴らしいオー・ブリュレをリリースしています。

【ドメーヌ・デュージェニーのオー・ブリュレはこちらからどうぞ】
【ドメーヌ・メオ・カミュゼのオー・ブリュレはこちらからどうぞ】
【ドメーヌ・ミシェル・グロゼのオー・ブリュレはこちらからどうぞ】
【ドメーヌ・ジャック・カシューのオー・ブリュレはこちらからどうぞ】
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