1986年の創設から瞬く間に多くのアぺラシオンを手掛け、ロバート・パーカー氏が最高評価5ツ星を付けるまでに大躍進を遂げたドメーヌ

人気漫画[神の雫]にも登場し、日本でも知名度が高まったフィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営するドメーヌ

 【ドメーヌ・レシュノー】

  〜Domaine Lecheneaut〜


 

 1950 年代の終わりに、ネゴシアン[モラン社]で働いていた現当主レシュノー兄弟の父、モレシアン・ フェルナン ・レシュノー氏がニュイ・ サン・ ジョルジュに同名のメゾンを設立し、その後、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニー、モレ・サン・ドニのコミューンにまたがる2.5ヘクタールの葡萄畑を所有しました。

 1986 年の父の死後、幼い頃からブルゴーニュのテロワールに根ざしていたフィリップとヴァンサンの 2 人の息子は、ごく自然に家業を繁栄させるという強い意志を持って引き継ぎ、現在のドメーヌ・レシュノーを設立しました。

 フィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営する1986年創業のこの若いドメーヌは、瞬く間に高評価を得て成長し、現在では父フェルナンが二人に残した僅か3ha弱の葡萄畑を、コート・ドールの18アペラシオン、約10haの規模にまで拡大させています。

 レシュノーは、ニュイ・サン・ジョルジュを拠点とするドメーヌですが、その所有畑は、マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ショレ・レ・ボーヌ、そしてオート・コートと、様々な村に点在しています。

 レシュノーが一躍その名を世界に高めたのは、著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏が、DRCやルロワ等の圧倒的な知名度と実力を誇る数少ない造り手のみに与える最高評価5ツ星を与え、2002年ヴィンテージの[特級クロ・ ド・ ラ・ ロッシュ]にパーカーポイント100点を付け、レシュノーを高く評価したことがきっかけでしょう。

 日本でもこれによりレシュノーの名が知られるようになりましたが、2005年11月発行の人気漫画「神の雫第4巻」(作:亜樹 直、画:オキモト・シュウ、発行元:講談社)にレシュノー兄弟と村名ワイン[マルサネ レ・サンパニー2001]が登場・紹介され、その後、下の写真の通り、2010年3月発行の美術出版社「ワイナート55号ニュイ・サン・ジョルジュ特集」にも掲載され、日本でも一躍有名な生産者となりました。

 レシュノーの葡萄栽培は、認証こそ得ていないものの、事実上のビオロジックで、馬での耕作やいくつかビオディナミ的な調合物も使っています。醸造方法をみると、原則的に100%除梗ですが、ヴィンテージとクリマによってはいくらか梗を残しています。10〜12度の低温マセレーションを4、5日続けた後、自然にアルコール発酵。トータルで3週間のキュヴェゾンを行い、その後、およそ16ヶ月の樽熟成をします。新樽率は、村名ワインでは20-25%、1級で40%、特級は100%です。

 

 近年の変化は、村名のニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ダモードが、2011年より1級レ・ダモードになったことで、ヴォーヌ・ロマネとの村境に位置するこのクリマは上が村名、下が1級で、レシュノーはそれぞれ0.3haと0.7ha所有しており、以前はふたつをアッサンブラージュして村名のレ・ダモードとしていましたが。この村名部分を畑名なしのニュイ・サン・ジョルジュに混ぜ、1級区画のレ・ダモードは単独で仕立て、晴れてプルミエ・クリュを名乗ることになりました。

 レシュノーは、ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くドメーではあるものの、その所有畑は18アペラシオンに及んでおり、同じ造り手により、ブルゴーニュの異なるテロワールを楽しめることが魅力です。また、レシュノーのワインは果実味豊かで丸いタンニンで、若いうちから楽しめる心地よさが人気の秘訣です。

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