RM(レコルタン・マニュピラン)初の三ツ星の栄誉に輝く生産者

「ブラン・ド・ノワールで、エグリ・ウーリエを超える生産者はいない」と言わしめるピノ・ノワール主体のシャンパーニュを生み出す傑出した造り手

 【エグリ・ウーリエ】

  〜EGLY-OURIET〜


 エグリ・ウーリエは、2008年にフランスを代表するワインガイド誌「レ・メイユール ヴァン・ド・フランス(Les Meilleurs Vins de France)」において、RM(レコルタン・マニュピラン)初の三ツ星生産者の栄誉を授かります。

 2016年の時点で、三ツ星生産者の栄光を手にしているのは9社で、その内訳は、NM(ネゴシアン・マニュピラン)では、「ボランジェ、クリュッグ、ポル・ロジェ、ルイ・ロデレール、ジャクソン、サロン」の6社、RM(レコルタン・マニュピラン)では、「エグリ・ウーリエ、アグラパール、ジャック・セロス」の3社で、シャンパーニュの生産者数5200社の内の僅か9社に過ぎません。

 特に生産者数4800社のRMの中からエグリ・ウーリエが3社の一つとして選ばれ、しかもRM最初の三ツ星生産者の栄光に輝いたのは快挙と申せます。

 エグリ・ウーリエは1930年創業で、長らく無名の生産者でしたが、1990年にフランシス・エグリ氏が4代目当主に就任後、ブルゴーニュのヴィニュロンの葡萄栽培方法やワイン造りを参考に、大転換を図ります。

 具体的には、直ぐに全ての畑を無農薬に近いものとし、有機肥料を用いて、全ての畑での手入れは手作業で行い、醸造・発酵においては、樽使いに定評のあるドミニク・ローランから手ほどきを受け、またドミニク・ローラン製の新樽を用いるなど、まさに「ブルゴーニュ的なワイン造り」をシャンパーニュで行いました。

 このような努力の結果、1990年代後半にはアンボネ村のトップ生産者となったエグリ・ウーリエの造るシャンパーニュは、「特級村のみが持つミネラル、美しい酸、凝縮した果実味と厚みのあるボディのバランスがとれたシャンパーニュ」として評判となり、更にロバート・パーカーを始めとする著名ワイン評論家も高く評価したことから、世界的な認知もされ、2008年に三ツ星生産者の栄誉を授かることになったのです。

 特にエグリ・ウーリエは、ピノ・ノワールの聖地であるモンターニュ・ド・ランス地区のアンボネ村に居を構えていることから、樹齢60年を超える古樹が植えられたレ・クレイエールの区画のピノ・ノワールを使用して造る最高級のブラン・ド・ノワールは、シャンパーニュ随一と絶賛される逸品で、「ブラン・ド・ノワールで、エグリ・ウーリエを超える生産者はいない」と言わしめるほどのドメーヌを代表する稀少キュヴェです。

 また、生産量の最も多い、スタンダード・キュヴェ「エグリ・ウーリエ ブリュット グラン・クリュ トラディシオンNV」は、ピノ・ノワール特級村として名高いアンボネ、プジー、ヴェルジー、ヴェルズネイにある平均樹齢40年の古樹から採れる非常に凝縮した果実味を持つピノ・ノワールにシャルドネをアッサンブラージュすることにより生まれるクリーミーかつ濃密でフレッシュな特級シャンパーニュです。しかも、熟成期間は、通常のシャンパーニュ・ハウスのミレジメ級の50ヶ月で、エグリ・ウーリエ愛飲家には外せない一本です。

 著名なワイン・ジャーナリスト山本昭彦氏の「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン(講談社)」の中で、エグリ・ウーリエの「ブリュット ブラン・ド・ノワール グラン・クリュ」「飲まずに死ぬと後悔する10本のシャンパン」の一つとして、ジャック・セロス、クリュッグ、サロン、ルイ・ロデレール等の代表的キュヴェと共に選ばれています。

 その中にエグリ・ウーリエのシャンパンについて次の一節がありますので、引用し、ご紹介します。『最高峰のブラン・ド・ノワールはブラン・ド・ノワールの三本の指に入る。ただし、量が少ない。入門者は、ブリュット・トラディションで真髄の一端に触れてほしい。ロゼも素晴らしい』

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