特級リシュブール2022 [ドメーヌ・ミシェル・グロ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 139,700円(税込)
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ブルゴーニュ屈指の名門グロ家嫡流ドメーヌ、ミシュル・グロを更なる高みに引き上げる珠玉の特級畑

賃借契約が終了し、グロ・フレール・エ・スールから帰ってきた叔母コレット・グロからの相続分のリシュブール

初ヴィンテージとなる質・量共に豊作な優良年、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品
[特級リシュブール2022]


 ヴォーヌ・ロマネのワインを語るときに欠かせない名門中の名門、グロ家ですが、ヴォーヌ・ロマネには、”グロ”の名前を冠するドメーヌが4つ存在します。この内、名門グロ一族の本家を継ぐ嫡流ドメーヌが六代目当主が運営するドメーヌ・ミシェル・グロです。アンヌ・グロを始め他のグロ一族のドメーヌ当主とは従兄妹関係になります。

 ミシェル・グロは、父の名醸造家ジャン・グロから引き継いだ数々の銘醸畑を所有していますが、[特級クロ・ヴージョ グラン・モーペルテュイ]とモノポール畑の[ヴォーヌ・ロマネ一級クロ・デ・レア]がドメーヌの二枚看板ワインでした。しかし、ブルゴーニュ屈指の名家を引き継ぐ嫡流ドメーヌとしては、グロ一族の他のドメーヌの所有畑と比べ、ブルゴーニュを代表するリシュブールやエシェゾーがなく、物足りない所がありました。
 
 ジャン・グロの長男ミシェル・グロがリシュブールとエシェゾーを持たないのは、1860年からグロ家が取得しているモノポール畑[ヴォーヌ・ロマネ一級クロ・デ・レア]を将来の相続による分割と散逸から守るため、クロ・デ・レアをモノポールとして相続する代わりに、リシュブールとエシェゾーを他の兄弟に譲ったためです。

 しかし、2022年ヴィンテージからは、ミシュル・グロのポートフォリオの中に、リシュブールとエシェゾーの二つの特級畑が新たに加わります。 


 上述の通り、父ジャン・グロの引退に伴う相続の時、ミシェル・グロは、リシュブールとエシェゾーを他の兄弟に譲っていますが、2022年ヴィンテージから新たに加わるリシュブールとエシェゾーは、先々代のルイ・グロの娘(ジャン・グロの妹で、ミシェル・グロの叔母)にあたるコレット・グロからの相続分です。(コレットには直系の子供がいないため、甥へ相続)

 これまで、叔母コレット・グロからミシェル・グロが相続したリシュブールとエシェゾーはコレット・グロの創業したグロ・フレール・エ・スールに貸し出されていましたが、賃借期間が終わり、ミシェル・グロに戻ってくることになったのです。リシュブールとエシェゾーという二つのブルゴーニュを代表する珠玉の特級畑は、ドメーヌ・ミシェル・グロを更なる高みへと引き上げることは間違いありません。

 こちらの商品は、ミシェル・グロの記念すべき初ヴィンテージとなる、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品[特級リシュブール2022]です。

 リシュブールは元々グロ家が小区画[Les Verroilles ou Richebourg]の中の大きな一区画を所有していましたが、2021年ヴィンテージまでは、グロ・フレール・エ・スール、アンヌ・フランソワーズ・グロ、アンヌ・グロが分割所有していました。その中で、グロ・フレール・エ・スールのリシュブールの畑は、メオ・カミュゼとアンヌ・フランソワーズ・グロの所有区画に挟まれた0.66haの区画でしたので、この一部が2022年ヴィンテージからミシェル・グロに返還されたことになります。

  「百花の香」とも形容されるリシュブールは、ヴォーヌ・ロマネにおいて、ロマネ・コンティ、ラターシュに次ぐ優れた特級畑と言われていますが、前二者はDRCのモノポールであることから、著名な造り手がリシュブールを舞台に看板ワインの腕を競う厳しい競争の場でもあるのです。(特級畑リシュブールの詳細と区画図については、当HPトップページのカテゴリーまたは当頁下のバナーからアクセスできますので、そちらをご覧になって下さい)

 2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。

 ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。

 また、ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPでは、2022年ヴィンテージについての詳細なコメントが掲載されていますので、下に抜粋・転載いたします。他の生産者も同様な状況と思われますので参考になさってください。

 『2022年はとても早熟である事が明らかでした。4〜5月に雨が殆ど降らなかったため畑の水分は不足気味でしたが、度重なった6月の雨と、特に6月21日にジュヴレ・シャンベルタンを中心に降った雷雨が状況を救ってくれました。

 夏の間もとても暑く、乾燥して日射が強かったのですが、6月に土壌に蓄えられた水分によって収穫まで葡萄はストレスを見せることなく育っていきました。乾燥した暑さのもとで、ベト病やボトリティスが発生する事も殆どなく、ウドンコ病だけは警戒する必要がありましたが、収穫まで葡萄樹は健全な状態に保たれました。

 2022年のヴィンテージはタイプ的に2019年に比肩する熟度の高いアロマを持ち、果実の存在感は2019年のそれを上回っています。味わいには豊満な芳醇さがあり、酸味と絹の触感のようなきめ細かいタンニン、弾けるフルーツが美しいハーモニーを奏でています。どのワインをテイスティングしてみても既に楽しめる近づきやすさがあり、偉大なアペラシオンにおいてはセラーで何年か寝かせれば更に価値を増していくポテンシャルがあります。』
 


 こちらの商品はラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品となりますが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。


【商品内容】
商品名:特級リシュブール2022
 
仏語名:2022 Richebourg Grand Cru

生産者:ドメーヌ・ミシェル・グロ
    (Domaine Michel Gros)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン


特級畑リシュブールの詳細については、こちらからどうぞ。


【特級リシュブール詳細】


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