シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・カイユレ2020を含む2本セット [ドメーヌ・カロリーヌ・モレ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 37,400円(税込)
在庫数 在庫0セット売切れ中

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ピエール・イヴの妻カロリーヌ・モレが2014年に父ジャン・マルク・モレから相続したシャサーニュの一級銘醸畑
[シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・カイユレ]を含む2本セット



カロリーヌ・モレ名義ながら同じ施設で夫ピエール・イヴと夫婦共同で造るシャサーニュを代表する白ワイン
最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品
[シャサーニュ・モンラッシ一級レ・カイユレ2020]&[サントネイ一級ラ・コム ルージュ2020]の2本セット



 シャサーニュ・モンラッシェの造り手「ジャン・マルク・モレ」の娘カロリーヌ・モレは、サントーバンの名匠マルク・コランの長男ピエール・イヴとの結婚を機に共同で設立・運営しているのが、「ドメーヌ・イヴ・コラン・モレ」で、当初はネゴシアンビジネスで、初ヴィンテージは2001年ですが、デビュー当初から欧米のワイン関係者から絶賛され、現在最もエキサイティングなブルゴーニュのライジング・スターと言われています。

 妻のカロリーヌは、ドメーヌ・イヴ・コラン・モレを夫と共に共同で運営する一方で、2014年に父ジャン・マルク・モレの引退により、7haの畑を相続し、2014年ヴィンテージから「カロリーヌ・モレ」名義でワインを造り始めています。このような形態はブルゴーニュでは比較的多く、例えばドメーヌ・ルロワの当主ルロワ女史は、ルロワ女史の個人ドメーヌのドーヴネを別途所有しており、これと同様にドメーヌ・カロリーヌ・モレは、カロリーヌ夫人の個人ドメーヌです。

 ドメーヌ・イヴ・コラン・モレもカロリーヌ・モレも2014年に建てられた新しい施設を利用し、夫婦共同で醸造にあたっており、醸造に際してもプレマチュア・オキシデーション(熟成前の早期酸化)避けるため、熟成中のバトナージュを止め、樽も伝統的な228リットルより一回り大きい350リットルを用いている他、コルクを打栓後は蝋封を施し、瓶詰後の酸化を抑えるなど、ピエール・イヴ・コラン・モレに準じた造りをしていることから、名義こそ「カロリーヌ・モレ」ではあるものの、実質的には「ピエール・イヴ・コラン・モレのワインと同じもの」と言えるのではないでしょうか。

 こちらは父ジャン・マルク・モレから相続し、カロリーヌ・モレ名義で造るシャサーニュを代表する銘醸畑[シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・カイユレ2020]と[サントネイ一級ラ・コム ルージュ2020]の赤白2本セットです。 
 
 シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・カイユレ(下地図⑪)は、小石の多い砂利質の土地で、他の一級畑に囲まれた中央部に位置する、面積10.68haの非常に立地条件の優れた畑で、シャサーニュの白向きの最上の土壌の一つと言われます。下にシャサーニュ・モンラッシェの葡萄畑地図を掲載していますので、その位置をご確認下さい。


 ドメーヌ・カロリーヌ・モレもドメーヌ・ピエール・イヴ・コラン・モレも、それぞれの実家から相続したレ・カイユレに自家所有畑を所有しています。

 カロリーヌ・モレが父ジャン・マルク・モレから相続したレ・カイユレの畑は、樹齢45年~50年の古樹が植えられた3つのパーセルに分かれており、この3区画の合計面積0.35haから収穫された葡萄をブレンドして造ります。

 カロリーヌの夫ピエール・イヴは、『レ・カイユレは若い内は内気だが、熟成に耐え、ミネラル分に富んでいることから長期熟成する最高のシャサーニュの白となり、特級に比べると重量感には欠けるもののフィネスでは勝る』と語っており、二つのレ・カイユレがどのように異なるのか、飲み比べをすることにも大変興味があります。

 次に、もう一つの[サントネイ一級ラ・コム ルージュ]についてご説明いたします。サントネイには11の一級畑が認定されていますが、全栽培面積の約86%をピノ・ノワールが占めており、赤ワイン中心のアペラシオンです。かつてサントネイの評価は今よりはるかに高く、特にシャサーニュ・モンラッシェ村側に位置する一級畑は、長期熟成に耐える完成度の高いワインとされてきました。

 中でもシャサーニュ・モンラッシェとの村境付近に位置する一級畑ラ・コムと一級畑レ・グラヴィエールは、1855年のラヴァル博士の格付けでもテット・ド・キュヴェとして評価されていた畑で、サントネイの畑の中では最も知名度の高い畑です。カロリーヌ・モレはラ・コムで、夫のピエール・イヴはラ・コムの斜面下のレ・グラヴィエールで、それぞれ赤を造っています。

 畑名のラ・コムは、シャサーニュとの境界付近が少し窪んでいること(comme あるいはcombe)に由来しているそうで、ブルゴーニュワイン大全の中で、ジャスパー・モリス氏は、ラ・コムの代表的な生産者として、カロリーヌ・モレの父のジャン・マルク・モレを挙げています。

 下にブルゴーニュワイン委員会作成のサントネイの葡萄畑地図を掲載いたしましたので、シャサーニュ・モンラッシェとの村境に位置する一級畑ラ・コムとレ・グラヴィエールの畑の位置をご確認下さい。


 また、最新ヴィンテージ2020年について、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。

 しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、特に成長の早いシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の被害は甚大で、例えばルフレーヴの公式HPでは、シュヴァリエ・モンラッシェは80%の葡萄が失われたとの記載もあり、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。

 この影響もあり、2020年ヴィンテージは大幅な価格高騰かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっていますが、次の2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。 


*ご注意下さい。
ピエール・イヴ・コラン・モレと同様に、瓶詰め後の酸化の影響を極力排するため、ドメーヌ・カロリーヌ・モレのキャップシールは濃緑色の蝋(ろう)キャップのため、日本への輸送中や長期の保管中に一部がはがれたり、欠けていることがあります。これは不良品ではなく、品質には全く影響しませんので、蝋キャップの一部がはがれたり、欠けていることによる返品・交換等はお受けできません。予めご了承下さい。
 

 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2~3日お時間をいただきます。/span


【商品内容】
商品名:シャサーニュ・モンラッシェ一級
    レ・カイユレ2020と
    サントネイ一級ラ・コム ルージュ2020
    の2本セット

仏語名:2020 Chassagne-Montrachet
    1er Cru Les Caillerets &
    2020 Santenay
      1er Cru La Comme Rouge

生産者:ドメーヌ・カロリーヌ・モレ
   (Domaine Caroline Morey)
容量 :750ml
タイプ:白ワインX1
    赤ワインX1

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