2008年にドメーヌ・モワンヌ・ユドロから買い取った僅か0.17haの特級畑
最新ヴィンテージの稀少なボンヌ・マール2019
”年号末尾に「9」の付く年は優良年”というジンクス通りの高評価の最新ヴィンテージ
ボンヌ・マール南側上部のテッレ・ブランショ土壌の極小区画から造る偉大な長熟ワイン
ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールの歴史は1505年までさかのぼり、かつては貴族が所有し、19世紀には当時のDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)のオーナー、ジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェも所有していた名門ドメーヌです。
1964年から、名醸造家ジェラール・ポテル氏が所有し、このドメーヌをさらなる隆盛に導き、その名声を揺るぎないものにしていましたが、1997年に急死し、売りに出され、現在のオーナーであるパトリック・ランダンジェが購入し、今日に至っています。
新オーナーのランダンジュ氏は医療器械のビジネスで成功し、ブルゴーニュに別荘を持っており、いつかドメーヌを所有したいと思っていた実業家でしたが、このドメーヌを手に入れるや否や、200万〜300万ユーロの資金を投じて、醸造施設や発酵用の木桶、他の設備も一新します。
ランダンジェ氏が投資したのはこうした設備だけに止まらず、葡萄畑の拡張も意欲的でした。
1998年にコルトン・クロ・デュ・ロワ(1.45ha)とコルトン・ブレッサンド(0.48ha)を手に入れ、2004年にピュリニー・モンラッシェ1級カイユレ(0.73ha)も入手します。
そして2008年にはシャンボール・ミュジニーのドメーヌ・モワンヌ・ユドロを買い取り、今では、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌにまで畑を所有する大ドメーヌとなっています。
ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールの特級畑ボンヌ・マールは、2008年のモワンヌ・ユドロ買収の時に銘醸畑レザムルーズ等と共に入手したもので、その面積は僅か0.17haの極小区画です。
下のボンヌ・マールの区画地図に記載の通り、ボンヌ・マールの畑の中には、モレ側(図の右側)の上部から反対側の下部にかけて対角線上に一本の小径が走っています。この小径を境として、左上(斜面上部)の石灰質の「テッレ・ブランショ(白い土)」と右下(斜面下部)の粘土質の「テッレ・ルージュ(赤い土)」という全く異なる土壌のリューディからなっています。
ラ・プス・ドールの所有する面積0.17haの区画は、クリマ南側上部の、「テッレ・ブランショ」と呼ばれる石灰質土壌で、そこから造りだされるボンヌ・マールは人を魅了するアロマを持ち、濃く、重量感のある偉大な長熟ワインとなります。
こちらの商品は最新ヴィンテージ2019年の「特級ボンヌ・マール2019」です。
2019年のヴィンテージ評価は、各種ヴィンテージ・レポートによれば、
『2019年は4月の気温低下による霜害、初夏の天候不順に伴う花ぶるいや結実不良、更に、夏の酷暑と水不足により、収量は2018年より25%〜35%減少するものの、陽射しに恵まれて、収穫された葡萄の熟度は高く、酸も豊かであることから品質は極めて良好で、年号末尾に「9」の付く年は優良年というジンクスは守られる』とのことです。しかし、残念なことに、11月恒例開催のオスピス・ド・ボーヌの競売会で顕著だったように、
『2019年産のワインの品質は優れているものの、生産量が減少していることから、価格は2018年より高めとなる』旨も報告されています。
こちらの商品は、2022年2月に入荷した、ラックコーポレーション輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:特級ボンヌ・マール2019
仏語名:2019 Bonnes-Mars Grand Cru
生産者:ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール
(Domaine de La Pousse d'Or)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン