ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエール2018[ドメーヌ・ジョルジュ・ミュニレ-ジブール]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 23,980円(税込)
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ジョルジュ・ミュニレ・ジブール待望の初ヴィンテージ
ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエール2018



ロマネ・コンティ、ロマネ等の特級畑と同じ斜面上にあり、コント・リジェ・ベレールの単独所有畑クロ・デュ・シャトーの下に位置する秀逸な村名格畑

残りあと1本です!!


 ドメーヌ・ジョルジュ・ミュニレ・ジブールの区画名付きの村名ワイン、ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエール2018は、2018年が初ヴィンテージとなる新しい銘柄です。

 ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエールと言えば、今やロマネ・コンティに迫ると言われる特級ラ・ロマネを所有していることで有名なドメーヌ・コント・リジェ・ベレールが造っていることは良く知られていますが、2018年からジョルジュ・ミュニレ・ジブールも同じラ・コロンビエールのリリースを開始し、圧倒的なフィネスを備えた逸品として鮮烈なデビューを飾っています。

 2017年まではジョルジュ・ミュニレ・ジブールのラ・コロンビエールの葡萄は、「シャランダン」、「ル・プレ・ド・ラ・フォリー」、「レ・シャン・グルダン」、「レ・クロワ・ブランシュ」の四つの畑とブレンドされ、ヴィラージュのヴォーヌ・ロマネとして造られていましたが、2018年ヴィンテージから「ラ・コロンビエール」だけを単独で仕立てることとなったものです。

 このラ・コロンビエールについて、「これまで村名ヴォーヌ・ロマネにブレンドされていたが、その畑があまりに素晴らしいため、2018年ヴィンテージから初めて単体のワインとしてリリースした」と説明されています。

 しかし、当店ではこれまでの資料やデータから「ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエール」は次のような経緯から、単独でリリースに至ったものと考えております。ドメーヌの公式発表やインポーターからの説明資料がないため、当店店長の私見ではありますが、参考までにお読み下さい。(長文となりますが、ワインの雑学知識の読み物としてお付き合い下さいませ)

 ドメーヌ・ジョルジュ・ミュニレ・ジブールは、2009年からの名称で、それ以前は「ミュニレ・ジブール」と「ドクトール・ジョルジュ・ミュニレ」という二つのドメーヌがありました。

 前者のミュニレ・ジブールは1933年に創設されたドメーヌで、ヴォーヌ・ロマネの旧家出身のアンドレ・ミュニレとジャンヌ・ジブールが1928年に結婚し、両者の名をつけて設立したもので、ドメーヌの元となった畑は妻のジャンヌ・ジブールが持参したものです。

 一方、後者のドクトール・ジョルジュ・ミュニレはその夫婦の息子で眼科医であったジョルジュ・ミュニレ博士が、クロ・ド・ヴージョ、リュショット・シャンベルタンの二つの特級畑とニュイ・サン・ジョルジュ及びシャンボール・ミュジニーの一級畑を買い足して、これに自分の名前をつけたドメーヌです。

 そして、2009年ヴィンテージから二つのドメーヌをジョルジュ・ミュニレ・ジブールに統合し、ジョルジュ・ミュニレの娘、マリー・クリステーヌが当主となり、すっきりとした形で再スタートを切りました。

 しかし、かつて二つに分かれていた時代に、祖父母の興した「ミュニレ・ジブール」の畑は優秀な分益耕作人たちによって世話をされており、現在もその契約は続いています。この分益耕作人は二人で、一人は親戚にあたるパスカル・ミュニレ、もう一人はファブリス・ヴィゴです。その一方で、父の興した「ドクトール・ジョルジュ・ミュニレ」の畑では分益耕作は行われていません。

 旧ミュニレ・ジブールの所有で、分益耕作契約が結ばれていた畑が、特級エシェゾーとヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ACブルゴーニュで、これらの畑では、地主であるドメーヌ・ジョルジュ・ミュニレ・ジブールは収穫果実の全てを手に入れることはできません。(折半耕作で半分)

 例えば、特級畑エシェゾーではファブリス・ヴィゴが斜面上部の小区画「ルージュ・デュ・バ」を、パスカル・ミュニレが斜面最下部の小区画「カルティエ・ド・ニュイ」をメタヤージュ契約し、それぞれ自分のエシェゾーを造っています。そして、ミュニレ・ジブールのエシェゾーはこの分益耕作人二人が収穫した半分の葡萄をブレンドして造ります。

 ヴォーヌ・ロマネの複数の村名畑もファブリス・ヴィゴとパスカル・ミュニレの二人と分益耕作契約が結ばれており、ジョルジュ・ミュニレ・ジブールではファブリス・ヴィゴとパスカル・ミュニレが育てたヴォーヌ・ロマネの村名格畑の葡萄を折半し、これをアッサンブラージュして、村名ヴォーヌ・ロマネを造ってきました。

 一方、ファブリス・ヴィゴは、複数の村名格畑の中でラ・コロンビエールだけを単独で仕立て、2016年ヴィンテージまで「ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエール」としてリリースしてきましたが、2016年を最後に、賃貸借契約が終了したことで造られなくなります。まさに、ジョルジュ・ミュニレ・ジブールとの分益耕作契約が切れ、畑を返還したのではないでしょうか。

 また、もう一人の分益耕作人パスカル・ミュニレはラ・コロンビエールを含む16の村名格畑をアッサンブラージュして、村名ヴォーヌ・ロマネを造っていますが、こちらの賃貸借契約については、そのまま継続しているようです。

 従って、少なくとも村名格畑ラ・コロンビエールの中でファブリス・ヴィゴと分益耕作契約していた区画は、ドメーヌ・ジョルジュ・ミュニレ・ジブールに戻ってきたことになります。

 ヴォーヌ・ロマネの村名畑ラ・コロンビエールは、コント・リジェ・ベレールの有名なモノポールのクロ・デュ・シャトーの斜面下にある面積3.8haの平坦な畑ですが、この畑はラ・ロマネ、ラ・ロマネ・コンティ、ロマネ・サン・ヴィヴァンから集落を挟んでクロ・デュ・シャトーへと続く同一斜面上に位置していることから、これら錚々たる特級畑とラ・コロンビエールの土壌は幾分似通った所があるとされ、ここから軽やかで繊細かつ優雅なスタイルのヴォーヌ・ロマネを産み出す秀逸な畑です。

 上述の通り、コント・リジェ・ベレールもヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエールを単独でリリースしておりますし、プリューレ・ロックのヴォーヌ・ロマネ レ・クルでもラ・コロンビエールの葡萄をブレンドしており、大変人気があります。また、ファブリス・ヴィゴも通常のヴォーヌ・ロマネとは別にラ・コロンビエールを単独で仕立てていた程の優れた畑ですので、この帰ってきたラ・コロンビエール区画の葡萄をヴィラージュにブレンドするのは勿体なく、自ドメーヌで畑の管理や手入れをし、満を持して2018年を初ヴィンテージとしてラ・コロンビエールを造ったのではないでしょうか。

 ラ・コロンビエールとは「鳩小屋」に由来する名称です。たかが鳩小屋と侮ってはいけません。実は中世のフランスでは鳩小屋は貴族の荘園になくてはならないもので、伝書鳩、肥料(糞)、食用等実用性もありましたが、所有する土地の広さに応じて造ることのできる(飼育することのできる)数が定められており、正に貴族の権威や格付けを象徴するものでした。

 ラ・コロンビエールの最大所有者はドメーヌ・コント・リジェ・ベレールですから、そう言われてみると貴族の末裔「コント(Comte=伯爵)」であるリジェ・ベレールが最大所有者であることもうなずけます。

 参考までに、ボルドーの五大シャトーの雄、シャトー・ラトゥールの象徴で、サード・ラベルのエチケットにも描かれているサン・ランベールの塔は1620年代に鳩小屋として建てられたものです。(ちなみにグラン・ヴァンのシャトー・ラトゥールのエチケットに描かれた塔の方は、1300年代に要塞として築かれたもので、現存していません。)


 上の写真は、ドメーヌ公式HPのフォト・ライブラリーにあるものですが、このラ・コロンビエールの畑はドメーヌ・ジョルジュ・ミュニレ・ジブールの施設の直ぐ裏に広がる裏庭のような畑です。

 ラ・コロンビエール下に隣接する村名畑ル・プレ・ド・ラ・フォリーの国道974号線側にはジョルジュ・ミュニレ・ジブールの畑に入る門が造られており、そこからまっすぐに伸びる農道はラ・コロビエールを通って、ドメーヌ施設につながっており、畑の中央には春の霜を防ぐための風力タービンが設置されています。この門を入るとジョルジュ・ミュニレ・ジブールが所有するル・プレ・ド・ラ・フォリー、レ・シャングーダン等の村名格畑もありますが、ラ・コロンビエールはその中でもドメーヌにとって極めて大切な畑で、これが返還されたことは大変なメリットがあります。(次に掲載した写真の内、上はラ・コロンビエール付近の航空写真、下は国道974号線側の門から、村名畑ル・プレ・ド・ラ・フォリー、ラ・コロンビエール方面を写したものです。)




 一方、2017年までの村名ヴォーヌ・ロマネは、「シャランダン」、「ル・プレ・ド・ラ・フォリー」、「レ・シャン・グーダン」、「ラ・コロンビエール」、「レ・クロワ・ブランシュ」と、ヴォーヌ・ロマネの北から南までの5区画をアッサンブラージュしたもので、薫り高く、魅惑的でいかにもヴォーヌ・ロマネらしい洗練されたワインでした。

 2018年からは、上述の通り、ラ・コロンビエールは単独で仕立てられましたが、ファブリス・ヴィゴからの元々の折半分や、もう一人の分益耕作人のパスカル・ミュニレとのラ・コロンビエールのメタヤージュ契約の折半分もあり、またインポーター資料にもジョルジュ・ミュニレ・ジブールのヴォーヌ・ロマネはラ・コロンビエールを含む5つの区画の葡萄のアッセンブラージュと依然記載されていますので、これまでと変わりないと思われ、結論として、「2018年初ヴィンテージのジョルジュ・ミュニレ・ジブールのラ・コロンビエールはファブリス・ヴィゴから分益耕作契約終了に伴い返還されてきた区画を中心に単独で仕立てたのではないか」と当店では考えています。

 しかも、分益耕作人のファブリス・ヴィゴにとってラ・コロンビエールは「ドメーヌの至宝」と言われていた畑で、育てていた葡萄樹は、樹齢60年を超える古樹でしたので、今後はジョルジュ・ミュニレ・ジブールの看板ワインの一つになるのではないでしょうか。

 また、記念すべき初ヴィンテージ、かつ最新ヴィンテージとなる2018年は、2017年と同様に暑く乾燥した夏と収穫期の温暖な気候のおかげで、「豊作で葡萄の熟度も高く、果実味に溢れて芳醇」と報告されており、お薦めです。


 こちらのインポーターはラックコーポレーションのドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品となりますが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
*エノテカ蠅函当店及び当ホームページとは、業務上及び営業上の関係は一切ございません。


【商品内容】
商品名:ヴォーヌ・ロマネ
    ラ・コロンビエール2018

仏語名:2018 Vosne-Romanee
    La Colombiere

生産者:ドメーヌ・ジョルジュ・ミニュレ・ジブール
    (Domaine Georges Mugneret-Gibourg)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン





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