「異次元の高密植栽培で、高品質の葡萄を追求する」注目ドメーヌ

 赤白ともサン・トーバンのテロワールを見事に反映したワインの造り手

 【ドメーヌ・ユベール・ラミー】

  〜Domaine Hubert Lamy〜


 ラミー家は、1640年から葡萄栽培に携わってきた歴史のある家系ですが、先代の当主ユベール氏が彼の父親ジャン・ラミー氏と共に、サン・トーバンに ドメーヌ・ユベール・ラミーを設立したのは1973年のことです。

 ドメーヌ設立当初は、主にレジオナルの畑8haを所有し、造るワインの8割は赤ワインで、そのほとんどはネゴシアンへ樽販売をしていました。しかし、1990年代にサン・トーバンのクロ・ド・ラ・シャトニエールやデリエール・シェ・エドゥアール等の一級畑を購入したのを契機に、これまでピノ・ノワールを植えていた区画をシャルドネに植替え、高品質な白ワインを産み出すことに成功し、ドメーヌは急成長を遂げることとなり、今日ではサン・トーバン、シャサーニュ・モンラッシェ、サントネ等に17haの畑を所有し、18のアペラシオンから赤と白の秀逸なワインを造り出しています。赤白の比率は赤が1/3、白が2/3です。

 ドメーヌ・ユベール・ラミーの公式HPでは下の通り、所有畑の区画位置を公開しておりますので、主要所有畑一覧表と併せてご確認下さい。

 現在、ドメーヌ・ユベール・ラミーは、マルク・コランと共にサン・トーバンを代表するドメーヌとして注目されおり、先代ユベール氏の子息の現当主のオリヴィエ氏は、フランス内外でワイン造りやマーケティングを学び、メオ・カミュゼでも半年間働き、その時に顧問のアンリ・ジャイエ氏からもワイン造りを学んだ経験もあり、専門誌で「ブルゴーニュの未来の10年を支える10人」に選出されるなど、造り手としても注目を集めています。

 同時に、これまでサン・トーバンは、隣接するピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの陰に隠れた地味な存在でしたが、ユベール・ラミーの出現により、赤白共にコストパフォーマンスに優れたワインを産するAOCとして脚光を浴びています。

 ユベール・ラミーをここまで有名にしたのは、何と言っても「オート・デンシテ(Haute Densite=高密植栽培)」です。ユベール・ラミーでは、通常の畑でも1haあたり10,000本〜20,000本という高密植栽培ですが、サン・トーバンの一級畑デリエール・シェ・エドゥアールの上部区画では1haあたり30,000本という超高密植栽培を行っており、ここから採れる葡萄は通常のデリエール・シェ・エドゥアールとは別に醸造し、「オート・デンシテ」の名前をつけてリリースしており、入手困難な稀少ワインとなっています。

 ご参考までに、現在オート・デンシテの名を付けてリリースしているのは、[特級クリオ・バタール・モンラッシェ(0.05ha)、サン・トーバン一級デリエール・シェ・エドゥアールの一部(0.68ha)、ピュリニー・モンラッシェ レ・トランブロの一部(0.33ha)の3銘柄]だけですが、ドメーヌが所有する畑での高密植栽培はどんどん進んでおり、実際に[シャサーニュ・モンラッシェ一級レ・ショーメとサントネ一級クロ・デ・グラヴィエールでは植密度は20,000本/haで、準オート・デンシテ]とも言える状態にあり、今後更に増える可能性があります。

 オリヴィエ氏によれば「高密植栽培により、葡萄の樹の間で栄養分と水分の取り合いが起こり、その結果葡萄は低収量だが、凝縮した質の高い小粒の果実を得られ、造られるワインは、香りの凝縮感が異常に大きくなり、糖分も高くなってアルコール度数も上がるが、酸の凝縮度も高いのでワインのバランスは壊れない」そうです。

 また、別の書物によると、高密植栽培で葡萄の株間を狭めると、競合を避けるために、根が横に張らず、縦に地中深く伸び、栄養素を得ることもできるようです。ただ、オート・デンシテは新しい栽培方法ではなく、フィロキセラ以前の葡萄栽培では、取り木(プロヴィナージュ)により葡萄樹を増やしていたことから親株との株間が狭く、必然的に高密植栽培となっていたようです。

 「艱難汝を玉にす」という言葉は、葡萄の世界にもあてはまるようです。

 オート・デンシテの表記がないキュヴェもロマネ・コンティ並みの密植栽培で、赤も白も豊かな果実味と程よい酸を備えた素晴らしいワインを生み出しており、その評価は年々高まっていましたが、特に最新ヴィンテージ2018年VTは専門誌の評価も軒並み極めて高く、もはや再入荷がないほどの人気となっています。

「異次元の高密植栽培で、高品質の葡萄栽培を追求し、テロワールを見事に表現するワインの造り手」、それがドメーヌ・ユベール・ラミーです。

 今回ご案内する高評価2018年の各銘柄の白ワインはいずれも葡萄本来の味を損なわぬよう、新樽使用を避け、1〜10年樽を使用しています。また、赤ワインの新樽比率は20%〜25%で、主に1〜2年樽を用いています。

 醸造にあたっては、300リットルの木樽と現在のブルゴーニュではほとんど使われていない、ドゥミ・ミュイ(Demi-Muids)と呼ばれる600リットルの木樽を用いて、アルコール発酵とマロラクティック発酵を行っています。近年価格高騰を続けるブルゴーニュワインの中にあって、これほど高い評価でありながら、そのワインのほとんどが比較的お手頃価格で購入できるなど、コストパフォーマンスに大変優れたワインであることも、人気の一つです。

【お知らせ】ユベール・ラミーの2018年ヴィンテージは、3月7日販売分は即日完売いたしましたが、4月中旬に再入荷いたしましたので、4月17日(土)に再掲載いたしました。今回が2018年ヴィンテージの最終入荷分の販売となりますので、お見逃しなく。

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