ブルゴーニュ原産の伝統品種アリゴテの本当の魅力を引き出した

ブルゴーニュきっての名門、DRCの共同経営者が運営

 【ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ】

  〜Domaine de Villaine〜


 

 コート・シャロネーズ地区の最北端の村ブーズロンで植えられるアリゴテは、果皮が薄く小さな実をつけ、収穫期には独特の黄金色に色づくため、「アリゴテ・ドレ(Aligote d’Or==金のアリゴテ)」と呼ばれ、糖度が高く香りも華やかで、他の土地に植えられる「アリゴテ・ヴェール(Aligote Vert=緑のアリゴテ)」とは全くの別物で、透明な果実感とリッチなミネラル、豊かなボディの白ワインとなります。

 

 このアリゴテの魅力を世界に知らしめたのが、あのブルゴーニュきっての名門、ドメーヌ ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同経営者であるオベール・ド・ヴィレーヌ氏がDRCの経営を継ぐ前の1971年に設立したドメーヌ・A&P・ド・ヴィレーヌで、この名称は2015年からドメーヌ・ド・ヴィレーヌに改称されています。

 下の写真の通り、美術出版社発行のワイン専門誌「ワイナート49号 DRC特集」にも、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌのブーズロンが4頁にもわたって紹介されています。

 

 ドメーヌ・ド・ヴィレーヌは、標高270〜350mの斜面に合計21haの畑をもち、そのうち9haがブーズロンのアリゴテで、ほかにメルキュレとリュリー、さらにサントネイにも畑を所有し、ピノワールとシャルドネを植え、秀逸なワインを造っています。なお、「AOCブーズロン」はアリゴテ種唯一のアペラシオンのため、同じエリアで造られたシャルドネやピノ・ノワールは地方名AOCのブルゴーニュ・コート・シャロネーズになります。

 

 健全で高品質なブドウを得るために、いち早く農薬・除草剤・化学肥料を一切使用しない有機栽培(ビオロジック)による栽培を実践。1986年には、厳格な基準を設けることで知られるオーガニック認定機関カリテ・フランスの認証を受けています。また、芽かきやグリーンハーヴェストを行うことで厳しく選定し、収量をAOCの規定より20%も低く抑えることにより、凝縮感と厚みを持つワインが生み出しています。

 ドメーヌ・ド・ヴィレーヌは、DRCの経営者として、ロマネ・コンティの畑で行っていることを、ここブーズロンにおいてアリゴテやブルゴーニュワインの指定品種であるシャルドネとピノノワールを用いて行っており、両者のワインの価格差は数百倍ありますが、どちらもテロワールを尊重した丁寧な造りのワインです。

 アリゴテやシャルドネを使った「ブーズロン」や「リュリー一級グレジニーやレ・サン・ジャック」等白ワインの人気は勿論ですが、ピノワールを使った赤、中でも「コート・シャロネーズ ラ・ディゴワーヌ」と「メルキュレー レ・モント」は、とりわけ秀逸なことで有名で、価格も手頃で生産量も少ないことから真っ先に完売する人気ワインです。この人気の理由は「ロマネ・コンティのオーナーが造るワイン」だからではなく、「真に秀逸なワイン」を味わえるためではないでしょうか。

 現在、忙しいオベール・ド・ヴィレーヌ氏に代わり、ドメーヌの切り盛りをしているのは甥のピエール・ド・ブノワ氏で、既にこのドメーヌの後継者として活躍している他、近い将来にオベール氏の後を継いでDRCの経営者になると言われている方です。

 上述の2009年3月発行の美術出版社のワイン専門誌「ワイナート49号 DRC特集」の中で、下の写真の通り、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ(当時の名称はドメーヌA&Pド・ヴィレーヌ)とDRCのオーナーのオベール氏と当時35歳で活躍中のブノワ氏が紹介されていますので、ご覧ください。

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