ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニエール ブラン 2022[ドメーヌ・フランソワ・カリヨン]

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販売価格 20,900円(税込)
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ピュリニーで500年続く名家カリヨン家の15代当主フランソワ・カリヨンが造る最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品
[ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニエールブラン2022]


品質・価格面とも一級ワインに匹敵し、ピュリー・モンラッシェのお手本と言われる高名な区画名付き村名白ワイン
[ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニエール ブラン]


  カリヨン家は、約 500 年にわたりピュリニー モンラッシェの土地で葡萄栽培を行ってきた長い歴史を有する由緒正しき家柄で、このカリヨン家の中興の祖とも言うべき人物が1960年代に14代目当主となったルイ・カリヨンです。

 ルイ・カリヨンには、0.12haの極小面積のビアンヴニュー・バタール・モンラッシェ以外には特級畑はありませんでしたし、謙虚な性格で、値付けも控えめであったため、スーパースター的なドメーヌには見えませんでしたが、2010年に二人の息子ジャックとフランソワに畑を譲って引退するまで、安定的に高品質のワインを生産し、ピュリー・モンラッシェ屈指の白ワインの造り手と言われ、高く評価されてきました。

 先代ルイ・カリヨンの引退に伴い、2010年にドメーヌ所有の畑は兄弟ふたりの間で分割・相続され、長男のジャックが起こしたドメーヌが[ジャック・カリヨン]、そして次男のフランソワが起こしたドメーヌが、こちらの[フランソワ・カリヨン]です。

 1988年から父を手伝い、醸造を担当する兄ジャックの傍ら、おもに葡萄栽培に専念していたフランソワは、次第にビオロジック栽培へと傾倒していきます。そして独立後、自身のドメーヌの葡萄畑では除草剤を一切使用せず、トラクター、また場所によっては馬を使って土を鋤き返しています。また、ワインを寝かせておくカーヴは曽祖父が使っていたもので、1520年に掘られたものです。

 ドメーヌのポートフォリオはピュリニー・モンラッシェが中心で、隣接するシャサーニュ・モンラッシェやサントーバンにも畑を所有するほか、コート・シャロネーズのメルキュレもラインナップし、現在の所有畑は6.5haで、ブルゴーニュでは標準的な規模ですが、3ha近くを村名ピュリニー・モンラッシェが占めており、ここから三種類のACピュリニー・モンラッシェを造っています。 

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品のピュリニー・モンラッシェの区画名付き村名白ワイン[ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニエール ブラン2022]です。

 ブルゴーニュ白の銘醸地と言われるピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェは、特級及び一級とも素晴らしいものですが、意外なことに村名格の畑で上質なものは多くはありません。実際にワイン市場で小区画名のついたACピュリニーやシャサーニュを見ることは稀で、その最大の理由は村名格畑は斜面下部にあるため、地下水面に近く、名前がつくほど優れた小区画が少ないことが挙げられます。

 レ・ザンセニエールは、このような村名格ワインの中にあって、小区画名で造る数少ない畑として有名で、白の最高峰生産者であるコシュ・デュリ、ラモネ、エティエンヌ・ソゼ等の造るレ・ザンセニエールは並みの一級ワインを上回る素晴らしい品質と稀少さで人気を集めています。当然、価格面でも並みの一級ワインを凌駕しています。

 レ・ザンセニエールが村名格の畑ながら、このように高い評価で人気の理由は何といってもその畑の位置にあります。下の特級畑モンラッシェ及びバタール・モンラッシェを中心としたピュリニーとシャサーニュの村境付近の航空写真と葡萄畑の写真をご覧ください。



 レ・ザンセニエールは、シャサーニュ・モンラッシェとピュリニー・モンラッシェにそれぞれ隣り合って位置し、ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニエールは、特級畑バタール・モンラッシェ(ピュリニー側)とビアンヴニュ・バタール・モンラッシェのすぐ下に位置する9.12haの村名格畑です。優れた立地であることから、ブレンドせず、この区画名でリリースすることが多く、フランソワ・カリヨン以外の主な生産者では、コシュ・デュリ、ラモネ、オリヴィエ・ルフレーヴ等があります。

 ご参考までに、隣り合うシャサーニュ・モンラッシェのレ・ザンセニエールはバタール・モンラッシェ(シャサーニュ側)の直下に位置する2.03haの村名畑で、主な生産者は、ピエール・イヴ・コラン・モレやエティエンヌ・ソゼ等です。

 フランソワ・カリヨンでは、澱との接触は長めにしつつ、樽香は抑えるという、バランスを重視した熟成法を採用していますので、『バリックで醗酵後、村名ワインで新樽10%で11ヶ月、その後更にステンレスタンクで6ヶ月の熟成を経て造られるワインは、黄色い果実や花が溢れる生き生きとした香り。力強い果実と確かな酸がおりなす肉感的な味わい味わいはまさにピュリニーのお手本と言え、数年の熟成を経るとさらに芳醇な味わいへと進化する見事な村名ワインです。

 ドメーヌでは、3つのACピュリニー・モンラッシェ ヴィラージュを造っていますが、その中では格上の扱いで、村名にもかかわらず、このワインはプルミエ・クリュに匹敵し、柑橘系のノーズに金柑やピンクグレープフルーツのエキゾチックな果実香があり、口に含むとエレガントに広がる。緻密で余韻の長いこのワインは、ピュリニー・モンラッシェの真髄を表している』(輸入元資料)
とコメントされています。

 2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。

 また、ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。 


 こちらの商品はラックコーポレーション様輸入の蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。

商品内容】
商品名:ピュリニー・モンラッシェ
    レ・ザンセニエール ブラン 2022

仏語名:2022 Puligny- Montrachet
    Les Enseigneres Blanc

生産者:ドメーヌ・フランソワ・カリヨン
   (Domaine Francois Carillon)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン


 


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