1152年のヘンリー3世の婚礼に供され、かつてはシャトー・マルゴーと並び[マルゴーの二大シャトー]と称えられてきた歴史ある名シャトー
格付け第3級 「シャトー・ディッサン」
低迷期を脱し、「唯一無二の格付けシャトー」としての名声を取り戻した「シャトー・ディッサン2015」
シャトー・ディッサンは、かつてシャトー・マルゴーと共にマルゴーの二大シャトーと称えられており、偉大なフィネスを備えた、唯一無二の格付けシャトーでした。その歴史は古く、1152年に後のヘンリー3世とアリエノール妃の婚礼で供されたのが後のシャトー・ディッサンのワインであったと言われています。
現在のシャトー名となったのは、1575年で、所有者のエスノー家によって建てられた現存するシャトーは、堀で囲まれ、城塞のような石壁をめぐらせた中世の城館の趣で、フランスの歴史的記念構造物の指定を受けた由緒あるもので、ボルドーで最も美しいとされるシャトーの一つです。
しかしながら、その栄光ある歴史や素晴らしいシャトーの建物とは裏腹に、1970年代、1980年代、そして1990年代前半まで、シャトー・ディッサンの造るワインは凡庸で、著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏の言によれば、「非常に軽量級で、全く興味を掻き立てられないシャトー」と酷評されており、かつての輝きはどこにもありませんでした。
シャトーの名声を取り戻す大きなきっかけとなったのが、新たにエマニュエル・クルーズ氏がオーナーとなった1995年で、これ以降、葡萄畑や醸造設備に積極的な投資が行われ、また有名なジャック・ボワスノ氏がコンサルタントとして招聘され、ワインの品質は大きく向上することとなりました。
ロバート・パーカー氏はこの間の変化について、「エマニュエル・クルーズ氏の手になるシャトー・ディッサン1995年以降のヴィンテージは、それ以前の過去50年間に造られたいかなるディッサンをも凌駕するのは確実」と述べていますので、いかに劇的な品質向上であったかがわかります。そして2000年代はマルゴーらしい偉大なフィネスとエレガンスを備えた格調高いワインを安定して生み出しています。
こちらの商品は優良年2015年ヴィンテージの「シャトー・ディッサン2015」です。2015年のマルゴー地区のワインについては、ベリー・ブラザーズ&ラッド社ヴィンテージ・レポートで、「2010年以来の優良ヴィンテージと言われる2015年の中でもマルゴー地区は抜きん出て、他をリードしている」と述べており、マルゴー地区に位置するシャトー・ディッサンも素晴らしい仕上がりになっています。
2015年のシャトー・ディッサンのセパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロー35%、パーカーポイント[93点]です。
こちらの商品はラックコーポレーション輸入のシャトー蔵出し品で、店舗内セラー保管商品です。
商品名:シャトー・ディッサン 2015
[メドック格付け第3級]
仏語名:2015 Chateau d'Issan
[Troisiemes Cru Classes Du Medox]
容量750ml 赤ワイン