かつては五大シャトーのシャトー・オー・ブリオンの一部で、 ”小さな宝石のよう”と称えられる珠玉の小規模シャトー

 2016年オープンのフィリップ・スタルク設計のワイナリーにより、伝統と最新鋭設備を融合させ、新たな幕開けを迎えた[ボルドーの至宝]

 【シャトー・レ・カルム・オーブリオン】

  〜Chateau Les Carmes Haut-Brion〜


 

 シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンは、ボルドー市に畑の区画がある唯一のシャトーで、所有する葡萄畑は10haほどの小規模なシャトーです。

 

 シャトーの名前の中に「オー・ブリオン」が入っているように、シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンは、五大シャトーの一つシャトー・オー・ブリオンの向いに位置し、かつては、シャトー・オー・ブリオンの一部だったという歴史的経緯もあり、土壌の種類はシャトー・オー・ブリオンと同じという素晴らしい葡萄畑を持っており、著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、『シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンのワインは、シャトー・オー・ブリオンに決して引けをとらない複雑さがあり、手を尽くして探すだけの価値がある』と高く評価しています。

 

 シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンの名は、1584年から1789年まで所有していたカルメル会修道院に由来し、フランス革命後、ボルドーのネゴシアンのシャントカイユ家が買収し、1800年代初めに現存するシャトーを建設し、3haの庭園を造成、「ボルドーの至宝」としてボルドー市民の憩いの場にもなっています。

 

 最近では、2010年に地元資本が買収し、多額の資金が投下され、葡萄畑の改善や醸造・熟成設備の新設がされており、特に2016年にオープンしたフィリップ・スタルク設計の新しいワイナリーは、シャトーにとって新しい時代の幕開けとなりました。

 公式HPに掲載されているシャトーの建物とこの新しいワイナリーを同時に納めた写真は、伝統と最新鋭設備を融合させたシャトー・レ・カルム・オーブリオンの今の姿を象徴していると申せます。

 芸術と最新鋭の設備を融合させたこのワイナリーは、船の舳先の形を模した三層建てで、オーク、ステンレス、コンクリートで発酵されるタンク室、その下には、理想的な熟成条件のもとで、数百個の熟成樽が収納されています。また、最上階にはテイスティング・ルームがあり、葡萄畑のパノラマを眺めながら、1年の成果を味わうことができます。公式HPにこのセラーの構造図が掲載されておりますので、ご参考までにご覧下さい。

 シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンは、「小さな宝石のようなシャトー」とも言われる小規模シャトーのため、生産量は年間25,000本と他のシャトーに比べて桁違いに少なく、しかも大部分がヨーロッパ市場に向けられるため、日本への輸入も極僅かで、市場で見つけることはなかなか難しいのですが、この立地と品質にも関わらずワインの価格は、近接する五大シャトーの一つシャトー・オー・ブリオンの1/5程度であることから、見つけられた場合は、迷わずお買い求めをお薦めする優良シャトーです。

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