サヴィニー・レ・ボーヌ一級レ・フルノー2022 [ドメーヌ・シモン・ビーズ・エ・フィス]

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販売価格 13,970円(税込)
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ヴェルジュレスの麓に位置し、1962年と1963年植樹の古樹の葡萄で造るシモン・ビーズの一級畑レ・フルノー

質・量共に豊作な優良年、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品
[サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・フルノー2022]


 サヴィニー・レ・ボーヌのトップ生産者ドメーヌ・シモン・ビーズは、設立が1880年という歴史あるドメーヌですが、その基礎を固めたのは、1950年に3代目当主としてドメーヌを継承した孫のシモンで、葡萄栽培のみならず、醸造家としての才能にも恵まれた彼は、ブルゴーニュワインの二大改革である「トラクター使用とドメーヌ元詰め」をサヴィニーで真っ先に導入し、ドメーヌの知名度を高めました。

 そして、ドメーヌを飛躍的に発展させたのが1972年にドメーヌを引き継いだ息子のパトリックです。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、葡萄畑を大きく拡張し、1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュをいずれもメタヤージュ契約ではありますが、手に入れることに成功し、サヴィニー・レ・ボーヌのトップ生産者にとどまらず、ブルゴーニュのトップ生産者の仲間入りを果たします。

 シモン・ビーズが本拠地としているサヴィニー・レ・ボーヌは、コート・ボーヌの北に位置し、ロワン川が流れるペルナン・ヴェルジュレス側とボーヌ側の谷間の斜面の上流にある美しい村です。

 サヴィニー・レ・ボーヌの葡萄畑は村の中央を流れるロワン川が右岸のボーヌ側と左岸のペルナン・ヴェルジュレス側とに二分し、ボーヌ側のモンバトワの斜面にあるマルコネ、ジャロン、ナルバントンといった畑からは豊作年では村名格のヴォーヌ・ロマネや上等のポマールを飲んでいるような濃厚・濃密なワインが造られます。

 一方、ペルナン・ヴェルジュレス側のボワ・ド・ノエルの斜面に渡るとセルパンティエール、オー・ゲット、オー・ヴェルジュレス、レ・フルノーといった畑となり、テロワール固有の風味が感じられる違ったサヴィニーとなります。下にサヴィニ・レ・ボーヌの葡萄畑地図を掲載しておりますので、それぞれの畑位置をご確認下さい。


 スイス人作家マルセル・ルッフが、サヴィニー・レ・ボーヌのワインを「香り高く、うつろいやすい魂を持った情熱あふれるワイン」と表現したように、サヴィニー・レ・ボーヌは立地の良さや質の高さで最初に名前が挙がる地域ではありませんが、しばしば「難しいアペラシオン」あるいは「謎の多いアペラシオン」とも言われ、”ブルゴーニュ通”にとっては「コストパフォーマンスに優れたワインの宝庫」です。

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品[サヴィニー・レ・ボーヌ一級レ・フルノー2022]です。

 一級畑レ・フルノーは、オー・ヴェルジュレスの麓に位置し、サヴィニー・レ・ボーヌの一級畑では、最もアロース・コルトンに近い性格を持つ面積7.90haの畑です。畑名は「オーブンの中」を意味しており、「熱がこもる場所」のようで、実際に昔ここには炭焼き窯があったそうです。

 また、レ・フルノーの小区画「シャン・シュヴレ」はドメーヌ・トロ・ボーのモノポールとして有名な畑で、シモン・ビーズが所有するレ・フルノーの区画1.0haはその隣に位置している南向きの畑で、小石が多く含まれた粘土質の土壌となっています。

 輸入元資料によれば、『植えられている葡萄樹は、1962年、1963年に植樹された古樹で、この葡萄から造られるワインは、赤い果実の中に動物的なニュアンスが感じられ、力強さとエレガンスを兼ね備えており、アロース・コルトンに似た骨格のある味わいが特徴』です。

 ドメーヌ・シモン・ビーズの公式HPに、ドメーヌの所有区画の位置を公開していますので、下に転載をいたします。上のサヴィニ・レ・ボーヌのAOC地図と併せ、ご確認ください。



 2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。

 特にシモン・ビーズの前年の2021年ヴィンテージは、春の霜害に加え、ビオディナミ農法に移行中で、農薬の使用も控えたため、夏場のうどん粉病の被害も防ぐことができず、ドメーヌ全体で約80%の収量激減となり、通常年のようにサヴィニ・レ・ボーヌの一級畑を単独で仕立てることができず、複数の一級畑のブレンドによる畑名の付かない[サヴィニ・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ]のリリースに終わっただけに、このオー・ヴェルジュレスを始めとするサヴィニ・レ・ボーヌの一級ワインの単独仕立ての復活は生産者にとってもシモン・ビーズ愛好家にとっても嬉しいことです。

 また、ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。 

【キャップシール無しの仕様に変更となりました】



 シモン・ビーズの2022年ヴィンテージは、上の写真の通り、キャプシールをつけないボトル仕様に変更となりました。これは従来フランス国内で義務化されていたキャップシールの上に貼付する酒税納付用のシールが不要となったことに伴う措置です。 

 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:サヴィニー・レ・ボーヌ一級
    レ・フルノー2022 

仏語名:2022 Savigny-les-Beaune 1er Cru
     Les Fournaux

生産者:ドメーヌ・シモン・ビーズ・エ・フィス
    (Domaine Simon Bize & Fils)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン

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