ヴォルネイを代表する畑カイユレの中の面積2.4haのモノポールの古区画
他生産者より少し遅れ、2年ぶりに入荷した最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品
[ヴォルネイ一級クロ・デ・ソワサント・ウーヴレ2020]
その昔、地元では「カイユレを飲まずして、ヴォルネイを語るなかれ」と言われたほどの畑で、また、ヴォルネイの村人たちに投票をしてもらえば、カイユレがヴォルネイの特級候補に推される可能性が高いと言われるほどヴォルネイを代表する畑です。
14.36haの面積の一級畑カイユレは、次の三つの古区画に分かれています。
(1)カイユレ・ドシュ(Caillerets Dessus):9.06ha
(2)アン・カイユレ(En Cailleret):2.873ha
(3)クロ・デ・ソワサント・ウーヴレ(Clos des Soixante Ouvrees):2.3925ha
この三番目のクロ・デ・ソワサント・ウーヴレが、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール自慢のモノポールです。
ソワサントとは数字の「60」、ウーヴレとは「畑の面積の単位」で、中世の頃に一人の男が一日に仕事のできる葡萄畑の広さを表すブルゴーニュの古語ですが、今日でも葡萄畑の売買では普通に使われています。(日本の「坪」のようなものです)
1ウーヴレは0.0428haですので、60ウーヴレは計算上2.568haになるはずですが、実際の畑面積は2.3925haです。
この単独所有畑クロ・デ・ソワサント・ウーヴレは、通常のカイユレとは別物で、ワインの濃さで勝り、味わいの奥行きも深いとされます。
また、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールが単独所有するクロ・デ・ソワサント・ウーヴレとクロ・ド・ラ・ブス・ドールとは、いずれも甲乙つけがたいヴォルネイ最上のワインとして評価されています。
こちらの商品は、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールが単独所有するモノポール一級畑[ヴォルネイ一級クロ・デ・ソワサント・ウーヴレ2020]で、2025年4月入荷のドメーヌ蔵出し正規品です。
他の生産者の多くは既に2022年ヴィンテージをリリースしていますが、プス・ドールは少し遅れ、2025年3月にようやく2020年ヴィンテージが日本に輸入されてきました。当店には2023年2月の2019年ヴィンテージ以来、2年ぶりの入荷となります。
また、2020年のブルゴーニュについて、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。
しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。また、続く2022年も豊作ではあるものの、人件費や輸送コスト等諸経費の値上がりにより、価格の高騰は継続しています。プス・ドールのワインも、今後の2021年ヴィンテージ以降は品薄と大幅な価格高騰が見込まれることから、比較的価格が落ち着いている2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:ヴォルネイ一級カイユレ
クロ・デ・ソワサント・ウーヴレ2020
仏語名:2020 Volnay 1er Cru Caillerets
Clos des Soixante Ouvrees
生産者:ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール
(Domaine de La Pousse d'Or)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン