中世からアイ・ルージュとして名高い最上のピノ・ノワールの産地アイ村の最高区画に畑を所有する数少ないRM

1584年からの葡萄栽培の歴史を持ち、大手メゾン「ボランジェ」真向いに居を構え、同じく大手メゾン「ゴセ」ともルーツを同じくする名門RM

 【ゴセ・ブラバン】

  〜Gosset-Brabant〜


 

 シャンパーニュの中核を成す3地区「モンターニュ・ド・ランス」、「コート・デ・ブラン」、「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」が交差する場所にグラン・クリュのアイ村があります。

アイ村は、17あるグラン・クリュ村の中でも力強さと優美さを兼ね備える卓越したピノ・ノワールの産地として、中世よりシャンパーニュ最上とされており、「アイ村のルージュ(Ay Rouges)」は、国王アンリ4世が愛飲し、王侯貴族たちを魅了し、宮廷御用達ワイントップの座をブルゴーニュと競っていた秀逸なものでした。

 現在アイ村全体の半分以上が大手メゾン所有となっている村内の最良の区画を多く所有するゴセ家は、1584年以来脈々と続く栽培農家です。初代ジャン・ゴセはアイ村の領主であり、大手メゾンのボランジェの真向かいに居を構え、同じく大手メゾンのゴセともルーツを同じくすることからも創業以来ヴィニュロンとしての誇りを今に受け継ぐ名家です。

 また、真向いにあるボランジェとは、お互いに尊敬し、影響し合っている関係のようです。例えば、中世のフランス宮廷で愛飲されたアイ・ルージュの流れを汲むワインとして最も有名な赤ワインがボランジェがアイ村の自社畑で優良年のみに造るコトー・シャンプノワ「ラ・コート・オー・ザンファン」ですが、ゴセ・ブラバンも9.5haある葡萄畑のうち、約5haがアイ村の最上の丘に広がる区画で、ここに植えられたピノ・ノワールから、「アイ・ルージュ」を造る数少ない生産者として知られているのです。

 1930年に現当主の祖父にあたるガブリエル・ゴセがメゾン・ゴセから独立し、妻の旧姓であるブラバン家の名を合わせて、ゴセ・ブラバンとして元詰めを開始しました。現在は、ミシェル・ゴセとクリスチャン・ゴセ兄弟により運営されており、丹念に育てた葡萄を元に、常にシャンパーニュの歴史の中心にあった偉大なアイ村のテロワールを最大限引き出すというシンプルなシャンパーニュ造りを行っています。なお、遠い親戚関係にある大手メゾンのゴセはNM、こちらのゴセ・ブラバンはRMです。

 ゴセ・ブラバンのワインは優美で力強さも兼ね備え、一貫して豊かながらもキメの細かさがあり、常にシャンパーニュの歴史の中心にいたアイ村そのものの様な堂々とした王道をいく古典的な味わいが特徴です。

 

 テロワールを反映した葡萄を作ることが最も大事だという考え方に基づき、リュット・レゾネを採用し、剪定や適芽などの畑仕事により収量を制限し、そのテロワールの魅力を最大限に引き出す為にパーセルごとに醸造を行っています。また、アイ村のシャンパーニュに樽は必要ない、という考えから醸造は全て小型ステンレスタンクにて行われています。

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