名門リジェ・ベレール家伝来の珠玉の畑を引き継いだ2002年設立の新星ドメーヌ

 DRCに隣接する至宝リシュブールと最大面積のレ・サン・ジョルジュが看板ワイン

 【ドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレール】

  〜Domaine Thibault Liger-Belair〜


 リジェ・ベレール家と言えば、ナポレオン麾下のルイ・リジェ・ベレール将軍を祖先とするブルゴーニュきっての名家であることは既にご存知でしょう。

 現在ブルゴーニュにはリジェ・ベレール一族の運営するドメーヌが二つあり、一つが世界最高の畑ロマネ・コンティの上に位置する特級畑ラ・ロマネを所有しているドメーヌ・デュ・コント・リジェ・ベレールです。このドメーヌはリジェ・ベレール家の本流筋で、2000年に再興され、運営しているのはルイ・ミシェル・リジェ・ベレール氏で、ドメーヌはヴォーヌ・ロマネ随一の建築物であるシャトー・ド・ヴォーヌ・ロマネにあります。

 もう一つがこちらのドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレールで、ルイ・ミッシェル・リジェ・ベレール氏の従兄弟(父親同士が兄弟)にあたるティボー・リジェベレール氏によって2002年に設立されたもので、ドメーヌの本拠地はニュイ・サン・ジョルジュにあります。

 由緒ある名門貴族リジェ・ベレール家には、栄光と衰退の歴史があり、元々リジェ・ベレール将軍が1815年にシャトー・ド・ヴォーヌ・ロマネを手に入れた際に、多くの畑がそれについてきたことが同家のワイン事業の始まりです。

 その後、家督を継ぐために養子になった甥が、大地主マレ・モンジェ家の財産を相続した女性の一人と結婚したことにより、リジェ・ベレール家は急拡大し、ラ・ターシュ、リシュブール、ラ・ロマネ、ラ・グランド・リュ、クロ・ヴージョ、シャンベルタンの特級畑を始め、マルコンソール、ショーム、スショなど60haにも及ぶ錚々たる銘醸畑を有する大帝国を築きました。

 しかしその後は相続問題が原因でドメーヌ全体は1933年に売却され、ラ・ロマネやリシュブールなど僅かの畑を手元に残すだけとなり、その後の相続人も祖先と同様に軍に入り不在地主となり、1982年にワイン造りを担ってきたグザヴィエ・リジェ・ベレール氏が亡くなってからは誰もその跡を継がず、最近まで畑は分益耕作人によって管理され、ワインはネゴシアンを通じて売られていたのです。

 2000年になってグザヴィエ・リジェ・ベレール氏の孫で本家筋にあたるルイ・ミシェル・リジェ・ベレール氏が一族のドメーヌを再興し、ラ・ロマネをトップ・キュベとするドメーヌ・デュ・コント・リジェ・ベレールを設立します。

 次いで2002年に分家で従兄弟のティボー・リジェベレール氏が26歳でドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレールを興すことになるのですが、ルイ・ミシェル・リジェ・ベレール氏がロマネ・コンティの上部、“ラ・ロマネ”を受け継ぎ、ティボー・リジェ・ベレール氏がリDRCに隣接する“リシュブール”とニュイ・サン・ジョルジュの一級畑“レ・サン・ジョルジュ”に2haもの広大な畑を所有することとなり、ここに一族の歴史上初めての二人のヴィニュロンが誕生し、名門リジェ・ベレール一族が復活したわけです。

 ドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレールの初リリースは2002年ですが、その僅か3年後の2005年ヴィンテージのリシュブールに、世界的に著名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏が、ロマネ・コンティと全く同じ評価点をつけたことで一躍トップ・ドメーヌの仲間入りを果たしました。現在ではティボー・リジェ・ベレールは、あちこちの分益耕作農家に貸していた畑を取り戻し、下の所有畑一覧表の通りの畑を所有するトップ生産者の地位を築いています。

 特にドメーヌの至宝とも言うべきリシュブールの区画はヴォーヌ・ロマネでも最良かつ最古と言われる小区画レ・リシュブールの南側の歴史的区域に位置する0.55haの畑で、DRCのリシュブール区画の真横にあり、葡萄は1936年植樹の古樹という素晴らしいものです。

 下に、現在のリシュブール所有者の区画図を掲載しますので、区画の位置をご確認下さい。ドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレールの所有する区画(水色に塗りつぶしたΔ良分)がリシュブール中央に位置し、南がDRC、北がドメーヌ・ジャン・グリヴォに隣接する好立地にあることが良くお分かりになると思います。

 葡萄栽培は当初からビオロジックを実践し、近年ではビオディナミを取り入れ始めました。天文学による醸造のタイミング、馬での耕作、低収量、限られたSO2の使用など徹底しています。「僕のワイン造りは、余分な手を加えることなく、良質な果実を育て、葡萄が優れたワインになる手助けをしているだけだ。」とティボー氏は語ります。また、果実味を生かすためにも、新樽率は控えめにしています。

 由緒あるテロワールを鮮やかに蘇らせ、世界屈指の生産者として名を上げたティボー氏は、現在ドメーヌの看板ワインの一つであるニュイ・サン・ジョルジュ最高の一級畑レ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格への旗手としてニュイ全体の地位向上のため、フェヴレやアンリ・グージュと共に、活動を続けており、その様子は下の通り、2010年発刊の美術出版社「ワイナート55号」でも大きく紹介されています。

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