15世紀に造られた五角形の塔とルネサンス様式のポーチが特徴的で、35haもの葡萄畑を所有する「プイイ・フュイッセの大御所」

五世代にわたってシャトー・ド・フュイッセを守り、プイイ・フュイッセの名を世界に広めた造り手

【シャトー・ド・フュイッセ】

 〜Chateau de Fuisse〜

 コート・ドールから50km南のマコン地区(AOC名はマコネ=Maconnais )は、主にブルゴーニュ・ブランとして一般消費者向けに大量の白ワインを提供する生産地ですが、この地区に例外的に秀逸な白を産み出すアペラシオンがあり、それがプイイ・フュイッセです。プイイ・フュイッセは、コート・ドールと全く同じウミユリ石灰岩の岩盤の上に、このAOCの象徴であるソリュトレとヴェルジソンの岩山(バジョシアンの崖)がそそり立つ絶景です。

 マコン市から約5km西に位置するピュイィ・フュイッセは、AOC認定は1936年で、ソリュトレ・プイィ(Solutré-Pouilly)、フュイッセ(Fuissé)、ヴェルジソン(Vergisson)、シャントレ(Chaintré)の4つの村に広がる白だけのアペラシオンです。

 

 このプイイ・フュイッセをブルゴーニュ地方南部の田舎酒からコストパフォーマンスに優れたスタイリッシュな辛口白ワインへと導き、世界に大きく広めたのがシャトー・ド・フュイッセで、1852年以降、五世代にわたってヴァンサン家が守ってきており、現在は、4代目当主のジャン・ジャック・ヴァンサン氏が息子のアントワーヌ氏にバトンを渡し、新しい時代に入っています。

 

シャトー・ド・フュイッセは、15世紀に造られた五角形の塔とルネサンス様式のポーチが特徴的で、現在は35haもの葡萄畑を所有し、まさに「プイイ・フュイッセの大御所」とも言える存在の造り手です。

 所有畑35haの内、23haがプイイ・フュイッセで、この中には三つの単一区画畑「ル・クロ(2.7haのモノポール畑)」、「レ・コンベット(1.33ha)」、「レ・ブリュレ(0.70ha)」があり、それぞれを区画名付きで単独ワインに仕立てており、シャトー・ド・フュイッセを代表するキュヴェとしてお薦めです。

 四代目当主ジャン・ジャックの時代は、樽香が顕著に感じられたシャトー・ド・フュイッセのワインでしたが、醸造学のディプロマを持つ息子のアントワーヌが醸造をみるようになってからは、より洗練され、バランスのとれたワインへと進化しており、新しい時代へ入っています。

 また、これまでプイイ・フュイッセを含むマコネ地区には、一級畑はありませんでしたが、2020年ヴィンテージからはプイイ・フュイッセに22もの一級畑が認定され、AOCプイイ・フュイッセの面積の約1/4を一級畑が占めることとなりました。これにより、今後益々プイイ・フュイッセは高品質で価格面でも魅力のあるアペラシオンとして注目されることは確実で、更なる進化が期待できる造り手です。

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