ジュヴレシャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック 2021[ドメーヌ・フェヴレ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 19,800円(税込)
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クロ・サン・ジャックに隣接し、最高峰生産者がその腕を競う、ジュヴレ・シャンベルタンを代表する一級畑ラヴォー・サン・ジャック

霜害と病害により、収量が激減した2021年の蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
[ジュヴレシャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック 2021]


 ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置き、1825年の創立から今日まで、7代にわたって続く高名なグラン・メゾンが「フェヴレ」です。

 フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画すのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌ物のワインが、全生産量の8割を占めるという事実です。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、そしてコート・シャロネーズまで、合わせて120haもの自社畑を所有し、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやエシェゾーなどグラン・クリュに10ha、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンのクロ・デ・ジサールなどプルミエ・クリュに25haの畑を持っています。

 今日、7代目当主としてフェヴレを率いるのは、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレで、エルワンは当主の座に就くや否や、改革を断行します。その一つが樽熟成庫で、旧来の樽メーカーから、フランソワ・フレール、タランソ等3社に代え、優れた樽を導入します。また、優秀な栽培責任者が1999年に引退し、その後栽培が疎かになっていたことから、2007年以降、畑の耕作はジェローム・フルースの指揮下、個別のチームによる分担制となりました。

 これらの改革により、フェヴレの厳格、精緻な古典的美学が蘇り、2000年代前半に一時失いかけていた評判が元に戻ると同時に、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えました。

 さらに、本拠がニュイ・サン・ジョルジュということもあり、コート・ド・ニュイの赤ワインに特化しがちだったポートフォリオをコート・ド・ボーヌの白にも広げるべく、2008年にグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを入手し、壮観なラインナップを完成させました。

 高名なワイン評論家マット・クレイマー氏は、その著書「ブルゴーニュワインがわかる」の中で、フェヴレについて『骨身を惜しまず、最高の品質を求めている誠実な生産者』と述べており、その姿勢を高く評価しています。

 こちらの商品は、ドメーヌ・フェヴレが、ジュヴレ・シャンベルタンに所有する銘醸一級畑の一つで、ドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ[ジュヴレ・シャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック2021]です。

 ジュヴレ・シャンベルタンの秀逸な一級畑群は、9つの特級畑とは離れたコート・ド・サン・ジャックと呼ばれる集落の北の標高290m〜350mの丘陵にあります。下の写真の通り、ラヴォー・サン・ジャックは、ブルゴーニュ最高の一級畑クロ・サン・ジャックに隣接する面積9.53haの一級畑で、南向き斜面ですが、ラヴォー渓谷を流れる風の吹き出し口に位置するため気温が抑えられ、素晴らしいバランスの取れたワインとなります。

 ラヴォー・サン・ジャックは、ジュヴレ・シャンベルタンを代表する一級畑の一つであるだけに、このクリマでは、アルマン・ルソー、クロード・デュガ、デュガ・ピィ等の最高峰生産者が畑を持ち、その腕を競っています。ドメーヌ・フェヴレがこのラヴォー・サン・ジャックを取得したのは2013年で、区画面積は0.98ha、植えられている葡萄の植樹年は古い順に、1968年、1986年、1993年、2019年です。

 また、フェヴレの公式HPでは、このラヴォー・サン・ジャックについて『テクニカル・ディレクターのジェローム・フルーは、このワインの熱烈なファンであり、フィネスと複雑さを兼ね備えた稀有なエレガンスを体現している。ジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュの「クロ・サン・ジャック」や「カゼティエ」と並ぶトップ3に入り、カゼティエよりもニュアンスがあり繊細で、その繊細さと洗練さで魅了する。』と紹介し、テースティング・コメントとして『小さな黒い果実の豊かな香りが現れ、新鮮なブラックベリーとブルーベリーのバスケットの寛大さを呼び起こします。力強く、温かく、心地よく、口に集中し、驚くべき香りの爆発を提供します。タンニンはクリーミーで、余韻が長く続くと革の香りが生まれます。』とコメントしています。

 

 また、ブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。

 ある著名な生産者が、2021年ヴィンテージについて、『葡萄畑が大変な年で、衛生状態の良い、健全な葡萄を収穫するために一生懸命働いた』と語っているように、ブルゴーニュの2021年は『栽培家の力量と経験、ノウハウが生きた[栽培家のミレジム]とも言われ、収量こそ少ないものの、霜害や病害等の悪条件を乗り越えて健全に実った葡萄で造られたワインは高品質で、1970年代のようなクラシカルなスタイル(涼しい気温と変わりやすい天候を思い出させる、昔の純粋なブルゴーニュのヴィンテージ)』に仕上がっています。

 しかも、今回特別価格でご案内しており、価格面でもお買い得で、お薦めです。ご承知のとおり、近年のブルゴーニュの価格高騰は凄まじく、ご参考までに、最新ヴィンテージ2022年のフェヴレの[ジュヴレシャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック2022]の税込標準小売価格は「¥29,700」となっております。  


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品となりますが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。


【商品内容】
商品名:ジュヴレシャンベルタン一級
    ラヴォー・サン・ジャック2021
    
仏語名:2021 Gevrey-Chambertin
     Lavaux St.Jacques 1er Cru
    
生産者:ドメーヌ・フェヴレ
    (Domaine Faiveley)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン

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