サヴィニー・レ・ボーヌ一級オー・ベルジュレス ブラン2022 [ドメーヌ・シモン・ビーズ・エ・フィス]

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販売価格 14,850円(税込)
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サヴィニー・レ・ボーヌ最高の一級畑オー・ヴェルジュレスの僅か0.3haの区画で造る稀少白ワイン

赤ワイン中心のサヴィニー・レ・ボーヌのアペラシオンの中で特筆される存在の一級白ワイン
[サヴィニー・レ・ボーヌ オー・ヴェルジュレス ブラン]


質・量共に豊作な優良年、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品
[サヴィニー・レ・ボーヌ一級オー・ヴェルジュレス ブラン2022]


 サヴィニー・レ・ボーヌのトップ生産者ドメーヌ・シモン・ビーズは、設立が1880年という歴史あるドメーヌですが、その基礎を固めたのは、1950年に3代目当主としてドメーヌを継承した孫のシモンで、葡萄栽培のみならず、醸造家としての才能にも恵まれた彼は、ブルゴーニュワインの二大改革である「トラクター使用とドメーヌ元詰め」をサヴィニーで真っ先に導入し、ドメーヌの知名度を高めました。

 そして、ドメーヌを飛躍的に発展させたのが1972年にドメーヌを引き継いだ息子のパトリックです。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、葡萄畑を大きく拡張し、1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュをいずれもメタヤージュ契約ではありますが、手に入れることに成功し、サヴィニー・レ・ボーヌのトップ生産者にとどまらず、ブルゴーニュのトップ生産者の仲間入りを果たします。

 パトリック氏は2013年10月に61歳の若さで他界し、以後ドメーヌの舵取りは妻のビーズ・千砂氏とパトリックの妹で、ジャン・グリヴォに嫁いだマリエル氏の奮闘で、ドメーヌの評価は高く、パトリック亡き後のドメーヌも安泰です。

 シモン・ビーズが本拠地としているサヴィニー・レ・ボーヌは、コート・ボーヌの北に位置し、ロワン川が流れるペルナン・ヴェルジュレス側とボーヌ側の谷間の斜面の上流にある美しい村です。下に掲載したサヴィニー・レ・ボーヌのAOC地図の通り、川に近い位置や平坦な場所が「村名」畑で、丘の中腹が「一級」畑となっており、特にロワン川左岸(地図上の右側)斜面中腹の真南あるいは南東向きに位置する一級畑からは長熟型のワインが産まれます。



 こちらの商品は最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品[サヴィニ・レ・ボーヌ一級オー・ヴェルジュレス ブラン2022]です。

 サヴィニー・レ・ボーヌ一級オー・ヴェルジュレスは、サヴィニー・レ・ボーヌ最高の一級畑で、ペルナン・ヴェルジュレスの評価の高い一級畑イル・デ・ヴェルジュレスの真上に位置する東南向きの畑です。パトリック・ビーズの父が戦後手に入れて開墾した畑で、心地よい酸とタンニンに支えられ、絶妙なバランスの上に立つ、ドメーヌ・シモン・ビーズを代表するワインです。

 ドメーヌがオー・ベルジュレスに所有する畑は2.3haで、この内2.0haにピノ・ノワールを植え、赤ワインの「オー・ヴェルジュレス」を造っていますが、1995年からは残りの0.3haにシャルドネを植え、少量の一級白ワイン「オー・ベルジュレス ブラン」も造っています。

 ドメーヌ・シモン・ビーズの公式HPに、ドメーヌの所有区画の位置を公開していますので、下に転載をいたします。上のサヴィニ・レ・ボーヌのAOC地図と併せ、ご確認ください。



 ドメーヌ・シモン・ビーズは、看板ワインの特級ラトリシエール・シャンベルタンやサヴィニー・レ・ボーヌ最高の一級畑オー・ヴェルジュレスを造っていることから、赤の造り手として知られていますが、特級コルトン・シャルルマーニュを始めとして少量の白ワインを造っており、現在ブルゴーニュ最高の人気生産者ジョルジュ・ルーミエのコルトン・シャルルマーニュもドメーヌ・シモン・ビーズに畑の手入れを委託しているほどの白の造り手としても有名です。

 また、サヴィニー・レ・ボーヌの葡萄畑は約350haもありますが、白ワインの生産比率は1割程度で、赤ワイン中心のアペラシオンのため、サヴィニー・レ・ボーヌの秀逸な白ワインは大変稀少な存在です。

 マット・クレイマー氏は、その著書「ブルゴーニュワインがわかる」の中で、『今日ブルゴーニュで最もお買い得なワインはサヴィニー・レ・ボーヌの赤と白』とし、『特に生産量の少ないシャルドネで造るサヴィニー・レ・ボーヌの白はやはり特別で、激しいほど強いテロワールの風味に満ち、さながらシャブリの一級のようでビックリすることがある。』と記しています。

 2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。

 特にシモン・ビーズの前年の2021年ヴィンテージは、春の霜害に加え、ビオディナミ農法に移行中で、農薬の使用も控えたため、夏場のうどん粉病の蔓延も防ぐことができず、ドメーヌ全体で約80%の収量激減となり、通常年のようにサヴィニ・レ・ボーヌの一級畑を単独で仕立てることができず、複数の一級畑のブレンドによる畑名の付かない[サヴィニ・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ]のリリースに終わっただけに、このオー・ヴェルジュレスを始めとするサヴィニ・レ・ボーヌの一級ワインの単独仕立ての復活は生産者にとってもシモン・ビーズ愛好家にとっても嬉しいことです。

 また、ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。 

【キャップシール無しの仕様に変更となりました】



 シモン・ビーズの2022年ヴィンテージは、上の写真の通り、キャプシールをつけないボトル仕様に変更となりました。これは従来フランス国内で義務化されていたキャップシールの上に貼付する酒税納付用のシールが不要となったことに伴う措置です。 

 こちらのインポーターはラックコーポレーションの蔵出し正規品で、店舗内セラーー保管商品です。

【商品内容】
商品名:サヴィニー・レ・ボーヌ
    一級オー・ヴェルジュレス ブラン2022 

仏語名:2022 Savigny-les-Beaune
     1er Cru Aux Vergelesses Blanc

生産者:ドメーヌ・シモン・ビーズ・エ・フィス
    (Domaine Simon Bize & Fils)

容量 :750ml
タイプ:白ワイン

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