シャブリ特級レ・プルーズ2021[ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 12,430円(税込)
在庫数 2本
購入数

「シャブリの女王」と呼ばれ、丸みを帯び、気品あるミネラルを持ち、優れた熟成を見せるワインを生み出すクリマ
[シャブリ特級レ・プルーズ]


所有する0.46haの区画に植えられた平均樹齢60年の古樹から造られる最新ヴィンテージ2021年の蔵出し正規品
[シャブリ特級レ・プルーズ2021]


 ドーヴィサと聞けば、「ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ」を思い浮かべる人が多いと思いますが、シャブリにはヴァンサンの他に忘れてはならない、もうひとつのドーヴィサがあります。それが、1899年からの歴史を持つ名門ドメーヌ「ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサ」です。

 ドメーヌに名を残す先代のジャンは、2004年に急逝し、現在は1972年生まれの息子セバスチャンによって運営されています。セバスチャンは、ボーヌのリセで醸造学を学び、シャサーニュ・モンラッシェのベルナール・モレでの研修を経て、1993年から父ジャンと共に働き始めました。2004年にジャンが急逝し、その当時38歳のセバスチャンが9haの畑を持つドメーヌを引き継ぎ、今日に至っています。

 両ドーヴィサ家の家系を遡れば、それぞれの現当主セバスチャンとヴァンサンの曽祖父は共通で、セバスチャンの父で先代のジャンとヴァンサンの父で先代のルネが従兄弟同士で、お互いの住居兼醸造所もすぐ近くにあるという近しい間柄ですが、面白いくらいに両者のワインは異なっています。

 ヴァンサン・ドーヴィサがオーク樽を使った醸造をドメーヌのアイデンティティとしているのに対し、セバスチャンはタンクが主体で、樽を使うのは一級畑ヴァイヨンの一部、[ヴァイヨン・ヴィエイユ・ヴィーニュ(樹齢65年、2010年までは樹齢80年だった)]とグラン・クリュの[レ・プルーズ(樹齢60年)]のみです。

 この二つのキュヴェ[シャブリ特級レ・プルーズ]、[シャブリ一級ヴァイヨンV.V.]は、日本でも人気が高く、下の写真の通り、美術出版社発行の「ワイナート56号」(2010年5月発行)にジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサの看板キュヴェとして掲載・紹介されています。



 こちらの商品は、ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサが所有する唯一の特級畑レ・プルーズの0.46haの区画に植えられた平均樹齢60年の古樹から造る、最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品[シャブリ特級レ・プルーズ2021]です。

 ドメーヌが所有する唯一の特級畑[シャブリ特級レ・プルーズ]は、樽熟成期間は10ヶ月に留め、その後、さらにタンクの中で10ヶ月寝かせます。新樽は原則的に使わず、平均4〜5年使用した古樽のみですが、興味深いのはその焼き具合で、焼きは強い方と言うことです。セバスチャンは焼きが強い理由として、『逆説的かもしれませんが、焼きが強い方がシャブリのミネラルがきれいに出て、ミディアムトーストの樽を使うとかえってワインがバターっぽくなりシャブリらしさが損なわれる』と説明しています。



 シャブリ地区には、七つの特級畑と40の一級畑(リューディー数は71)があります。コート・ドールでは、特級畑毎に固有のアペラシオンが存在しますが、シャブリではシャブリ・グランクリュというアペラシオンが一つあり、そこに七つのそれぞれ独立した畑が含まれます。これら7つの特級畑群は、全てスラン川とシャブリの村落を見下ろすようにそびえたつ南向きの斜面のグラン・クリュの丘に収まっています。

 下に、ブルゴーニュワイン委員会(シャブリ委員会)作成のシャブリ中心部の葡萄畑地図を掲載していますので、七つの特級畑の位置をご確認下さい。

 
 7つのシャブリ特級畑の内、ブーグロとレ・プルーズは、麓こそ急斜面であるものの、上は緩斜面であることや一部が北西を向いていることから、1939年以前は、他の5つのクリマより半歩格下とみられており、1919年に原産地呼称の元となる法律が制定された折、専門家が最上の特級キュヴェとして挙げた、五つの特級畑(レ・クロ、ヴォーデジール、グルヌイユ、ヴァルミュール、ブランショ)の中には入っておりませんでしたが、その後1939年の原産地呼称法の制定時に、ブーグロとレ・プルーズの二つが、堂々と七つのトップ・グループの仲間入りを果たした経緯があります。

 シャブリの7つの特級中で最大かつ最良の畑が面積26.96haのシャブリの王「レ・クロ」であることは衆目の一致するところですが、このレ・プルーズは、「シャブリの女王」と称されるほどの気品のあるミネラルを持つ面積11.81haの特級畑です。レ・プルーズの最大の所有者は3.30haを持つラ・シャブリジェンヌで、ウィリアム・フェヴレが2.55haでこれに次ぎ、この二生産者でほぼ半分を占めており、ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサの所有区画面積は、0.46haです。

 レ・プルーズは、7つの特級畑群の西から二番目の位置にあり、標高の高い比較的緩やかな斜面に位置し、他の特級畑よりも表土は厚いものの、岩が砕けてできた組成のため、大変水はけに優れています。グラン・クリュとしては、ボディが比較的ライトで、味わいは丸みを帯びたスタイルで、一般的に飲み頃も早くなります。

 また、最新ヴィンテージ2021年のシャブリについて、ブルゴーニュワイン委員会(VIVB)[シャブリ委員会]は、次のように公式発表(要約)していますので、参考になさって下さい。
『ぶどう栽培にとっての2021年は、最後の一日まで、生産者を不安にさせるものであった。ぶどう樹の生育の再開が早かったために被害が悪化した4月の霜に始まり、収獲まで、天候の急激な変化の速さをみせつけてきた。シャブリの典型的な目印といえるワインの張りは、しっかりと存在し、かなり涼しかった天候のおかげで維持されている。このヴィンテージは、収穫量は歴史的に少ないが、その特徴は典型的と言える。』


 こちらはラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
 


【商品内容】
商品名:シャブリ特級レ・プルーズ2021

仏語名:2021 Chablis Grand Cru Les Preuses
    
生産者:ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサ
    (Jean et Sebastien Dauvissat)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン





Your recent history

Category

Recommended