「百花の香」と称えられる特級畑リシュブール
中心部の小区画リシュブール中央に位置し、北をルロワ、南をジャン・グリヴォ、東をDRCに接する好立地にある僅か0.31haの畑から造られるドメーヌのトップ・キュヴェ
前年に引き続き、質・量共に豊作な優良年、最新ヴィンテージ2023年のドメーヌ蔵出し正規品
[特級リシュブール2023]
モンジャール家のワイン造りは1620年から始まり、現当主のヴァンサン・モンジャール氏が8代目当主という由緒ある造り手ですが、現在の名称のドメーヌは、1945年にウジェーヌ・モンジャールとエドメ・ミュニレとの婚姻により創設されました。現当主ヴァンサン・モンジャール氏の父でヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャン・モンジャール氏の活躍した1970年代から1980年代にかけて高い名声を築きました。
現当主のヴァンサン氏は、父の世代に比べ、やや樽香を抑えた洗練されたワインを造るようになり、テロワールの特徴を活かした濃縮した果実味と、樽香、フィネスを兼ね備えたワインを作り、時代と共にドメーヌの名声さらに高めてきました。
こちらのリシュブールは、ドメーヌのトップ・キュベで、しかも小区画はヴェロワイユではなく、心臓部のレ・リシュブールにあり、植えられている葡萄の樹齢は40年〜60年の古樹となっています。
また、レ・リシュブール内での区画の位置は、北がドメーヌ・ルロワ、南がドメーヌ・ジャン・グリヴォ、東がDRCに接するという好立地にあります。余談ですが、ドメーヌ・モンジャール・ミュニレは、ヴォーヌ・ロマネの入り口にある「ル・リシュブール」というホテルレストランも経営しています。
こちらの商品は、最新ヴィンテージ2023年のドメーヌ蔵出し正規品[特級リシュブール2023]です。
ご参考までに、モンジャール・ミュニレのリシュブール2023の税込標準小売価格は、「275,000円」でございます。
ここで特級畑リシュブールについて少し詳しくご説明します。
特級畑リシュブールは、世界最高の畑ロマネ・コンティに隣接する面積8.03haの畑で、DRC社(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)が所有する二つの別格のモノポール(単独所有畑)を別にすれば、ヴォーヌ・ロマネ最高位の特級畑とされ、DRC、ルロワを始めとする超一流生産者がこのリシュブールを舞台にその腕を競っています。
このリシュブールは二つの小区画(リュー・ディ)から構成されており、一つはロマネ・コンティに接し、リシュブール本体である「レ・リシュブール=Les Richebourgs」(面積5.05ha)と、もう一つは背斜谷寄りの「レ・ヴェロワイユまたはリシュブール=Les Verroilles ou Richebourgs」(面積2.98ha)の小区画です。
「レ・ヴェロワイユまたはリシュブール」の小区画は元々「リシュブール下のヴェロワイユ」(Verroilles sous Richebourgs)という名前でしたが、抜け目ないマーケティング上の知恵によって「sous (下の)」の頭の「s」をとって「ous(または)」と改名されたものです。レ・ヴェロワイユの小区画の主な所有者はメオ・カミュゼやグロ一族ですから、この改名はおそらくメオ・カミュゼ家やグロ一族の主張によるものだと思われます。
リシュブールを構成するこの二つの小区画は僅かに畑の向きが異なっており、前者は東向き、後者が東北東向きとなっており、結果としてレ・ヴェロワイユの方がやや葡萄の熟するのが遅いようです。
現在のリシュブールの所有者は11名で、ロマネ・コンティの生産者として名高いDRCの3.51haが最大の所有者で、元々ブルゴーニュの名家であったグロ家はレ・ヴェロワイユの小区画の中に1.89haを所有していましたが、現在では相続により、グロ・フレール・エ・スール0.69ha、アンヌ・フランソワ・グロ0.60ha、アンヌ・グロ0.60haに分割所有されています。またドメーヌ・ルロワの0.78haの区画は、1988年にブルゴーニュ・ワインの神様故アンリ・ジャイエと比肩されたドメーヌ・シャルル・ノエラを買収したことにより取得したものです。
下に、現在のリシュブール所有者の区画図を掲載します。ドメーヌ・モンジャール・ミュニレの所有する区画(緑色に塗りつぶした部分)がリシュブール中央に位置し、北がドメーヌ・ルロワ(桃色部分)、南がドメーヌ・ジャン・グリヴォ(黄色部分)、東がDRC(紫色部分)に隣接する好立地にあることが良くお分かりになると思います。

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は2023年12月19日、ブルゴーニュの2023年ヴィンテージについて、『平年より穏やかな冬から始まり、ジェットコースター のような春を迎えて、芽吹きは平年より遅くなり、ほとんどの葡萄の樹は春の霜を免れた。生育は2022年の大豊作の後の再成長もあり、ややバラバラに進んだが、5月は生育に好条件となり、月末から気温が上昇し開花に向けた急速な進展を促した。6月と7月は不安定で、7月は交互に雷雨があり、最高気温は35-36度、湿度は高かった。7月11日と15日に雹が降り、マコネ南部、コート・シャロネーズ北部、ムルソー、ディジョン周辺に局地的な被害をもたらしたが、全体的には無傷だった。8月は雨が降ることもあったが、その後は季節外れの高温と日照が続き、多くのワイン生産者は葡萄の鮮度を保つために夜間や早朝に収穫を行った。その結果、近年、ブルゴーニュでは豊作の年が連続することはなかったが、優れたヴィンテージだった2022年に続き、2023年も品質の高い葡萄が収穫できた。』というレポートを発表しています。
その一方で、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は2024年10月24日に、『ブルゴーニュの2024年は、天候不順による、多難で低収量のヴィンテージ』と発表しており、今回リリースの2023年ヴィンテージは品質面でも価格面でもお薦めです。
こちらの商品はラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、寺田倉庫レンタルセラー保管商品です。お届けは、当店を経由せず、寺田倉庫からのヤマト運輸クール宅急便での直送となります。
【商品内容】
商品名:特級リシュブール2023
仏語名:2023 Richebourg Grand Cru
生産者:ドメーヌ・モンジャール・ミュニレ
(Domaine Mongeard-Mugneret)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン
【雑学豆知識】
モンジャール・ミュニレのボトルを扱っていますと、銘柄によってボトルの大きさが異なることは経験上分かっていましたが、2018年ヴィンテージの複数のボトルの周囲の長さを測ってみました。
その結果は、次の通りで、やはり銘柄によって使い分けていることがわかりました。
1.リシュブール:瓶周囲29.5cm
2.エシェゾーとグラン・ゼシェゾー:瓶周囲27.5cm
3.ブルゴーニュ ピノ・ノワール:瓶周囲26.0cm
特にリシュブールのボトルは、分厚い重量級ボトルで、瓶底の凹みも極端に深いため、その分直径、更に高さまでも、他の銘柄よりも少し大きいボトルとなっています。なぜ、リシュブールだけがこのような凹みが深い(瓶の内側では凸部が高い)ボトルを使用しているのでしょうか。
一般的にはワインボトルの底の凹みは、長期熟成の場合に沈殿する澱を溜めておく機能があります。また、ウォーター・ハンマー現象といって、底が平らな瓶が底から衝撃を受けると底面積に比例する衝撃が液体の中を伝って瓶の口部分に集中することとなり、ワインの瓶口は小さいため、ワインのコルク栓が吹き飛んだり、液漏れすることがあります。ブルゴーニュの場合、ボルドーのように幾つかの葡萄品種をアッサンブラージュするわけではないので、澱の心配はあまりないでしょう。従って、リシュブールのボトルの深い凹みはウォーター・ハンマー現象を防ぐためではないでしょうか。
ドメーヌの公式HPには何も書かれていないので、想像するほかはありませんが、長期熟成への対応と保管・輸送中のリスク極小化を考慮したボトルで、ここにもモンジャール・ミュニレの良心的な心使いを感じます。
特級畑リシュブールの詳細については、こちらからどうぞ。
【特級リシュブール詳細】