サントーバンの名匠マルク・コランの長男ピエール・イヴがジャン・マルク・モレの娘のカロリーヌ・モレとの結婚を機に設立したのがピエール・イヴ・コラン・モレです。当初はネゴシアンビジネスで、初ヴィンテージは2001年ですが、デビュー当初から欧米のワイン関係者から絶賛され、現在最もエキサイティングなブルゴーニュのライジング・スターと言われています。
模範とする造り手はルフレーヴ、コシュ・デュリ、ルロワと公言しているピエール・イヴですが、近年その実力と評価は彼らと肩を並べるほどの勢いであり、近い将来シャサーニュのみならずブルゴーニュの白ワインを牽引する次世代のスター候補と評されています。
現在、父マルクから受け継いだ6haの畑から造られるドメーヌのワインと買い葡萄から造られるメゾンのワインがありますが、全てピエール・イヴ・コラン・モレのワインという意味で、エチケットはドメーヌとメゾンの区別がなく同一のデザインを使用しています。
ネゴス物の栽培農家から買い付ける葡萄は樹齢60〜80年の古樹で、栽培もドメーヌと同じビオロジックを採用しており、またドメーヌのスタッフが収穫と選別を行うという徹底ぶりで、ドメーヌものとネゴスものの品質差がまったく感じられないとの評価を得ています。
自社畑の大部分はサン・トーバンとシャサーニュにあり、ピュリニーやムルソーの銘柄は買い葡萄によるネゴス物でカバーしていますが、特に少量造る特級シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェとムルソー最良の一級畑ペリエールは評価が高く人気があり、入手困難な逸品となっています。
こちらの「騎士」の名を持つ特級シュヴァリエ・モンラッシェは、モンラッシェの上部に位置する7.58haの特級畑で、標高260〜300mの斜面は東南東を向いており、造り手によっては、時にはモンラッシェを凌駕すると称えられる最高峰の白ワインです。
ピエール・イヴ・コラン・モレはシュヴァリエ・モンラッシェには自家の畑は持っていませんが、信頼できる契約農家からの買い葡萄で傑出した鋼のようなミネラルを持つ、長命のワインで、極めて評価が高く、ドメーヌの看板ワインとなっています。
こちらは最新ヴィンテージ2017年のドメーヌ蔵出し正規品の特級シュヴァリエ・モンラッシェ2017です。天候に恵まれ素晴らしい葡萄が収穫できた2017年は特に白が秀逸と評価されているヴィンテージで、長期熟成させるのも楽しみです。