1985年に枯れ死したピノ・ノワールをシャルドネに植え替えたことで誕生したデュジャック初の村名白ワイン
霜害と病害により、収量が激減した最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品の稀少白ワイン
[モレ・サン・ドニ ブラン2021]
モレ・サン・ドニ村は赤ワイン中心のアペラシオンで、ドメーヌ・デュジャックも二枚看板ワインのクロ・ド・ラ・ロッシュとクロ・サン・ドニなどの秀逸な赤ワインを造る最高峰生産者ですが、デュジャックはコート・ド・ニュイには珍しい白ワインの造り手でもあります。
現在ドメーヌ・デュジャックがリリースしている白ワインは、「モレ・サン・ドニ ブラン」以外に、「モレ・サン・ドニ一級モンリュィザン・ブラン」と「ピュリニー・モンラッシェ一級レ・フォラティエール」がありますが、ドメーヌが造った最初の白ワインが、こちらの「モレ・サン・ドニ ブラン」です。
デュジャックが白ワインを造り始めたのは、1985年の霜害で村名モレ・サン・ドニの畑の一部が枯れ死したことがきっかけで、試みにシャルドネに植え替えたところ大成功し、モレ・サン・ドニ ブランとしてリリースしたことに始まります。
1985年に0.65haの面積に植えられた葡萄畑ではビオロジック農法が採用されており、手摘みで収穫された葡萄は除梗なしで醸造され、酸が生き生きとして力強く、口の中で広がるリッチなスタイルに特長があります。
こちらの商品は、最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品[モレ・サン・ドニ ブラン2021]です。
ブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。
ある著名な生産者が、2021年ヴィンテージについて、『葡萄畑が大変な年で、衛生状態の良い、健全な葡萄を収穫するために一生懸命働いた』と語っているように、ブルゴーニュの2021年は、『栽培家の力量と経験、ノウハウが生きた[栽培家のミレジム]とも言われ、収量こそ少ないものの、霜害や病害等の悪条件を乗り越えて健全に実った葡萄で造られたワインは高品質で、1970年代のようなクラシカルなスタイル(涼しい気温と変わりやすい天候を思い出させる、昔の純粋なブルゴーニュのヴィンテージ)』に仕上がっています。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品となりますが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:モレ・サン・ドニ ブラン2021
仏語名:2021 Morey-Saint-Denis Blanc
生産者:ドメーヌ・デュジャック
(Domaine Dujac)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン