モンラッシェやカイユレと同じ等高線上にあるピュリニー三大一級畑の一つレ・フォラティエール
かつてシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェが所有していたルロワとルフレーヴの中間に位置する0.52haの好立地区画から造られる稀少品
最新ヴィンテージのドメーヌ蔵出し正規品
ピュリー・モンラッシェ一級レ・フォラティエール2020
ピュリニー・モンラッシェ一級レ・フォラティエール(下地図の��)は、モンラッシェやカイユレと同じ等高線上にあり、上質のワインを産み出す力のある面積17.64haのピュリニー・モンラッシェ最大一級畑で、ピュリニー・モンラッシェの三大一級畑の一つとして高く評価されています。下にピュリニー・モンラッシェの葡萄畑地図を掲載していますので、その位置をご確認下さい。

また、上の地図の通り、レ・フォラティエールは、ピュリニーの村の中心に位置し、最もピュリニーの特徴を反映しているクリマと言われ、粘土質が強い土壌から生み出されるワインはミネラリーで奥行きのある味わいが特徴となります。
このフォラティエールという少し変わった畑名は、「folles-terres」に由来し、「狂った土地」を意味するようです。諸説ありますが、豪雨時、地形が変わるほど畑の上部が甚大な被害を受けることからそう呼ばれたようです。
こちらの商品は、最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品[ピュリー・モンラッシェ一級レ・フォラティエール2020]で、2017年から、それまでの所有者シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェに代わりリリースしています。
「シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ」という素晴らしい名前を持つこのドメーヌは、ピュリー・モンラッシェの村はずれに佇む壁に囲まれた瀟洒な城館をもついかにもピュリニーらしい造り手ですが、幾つかの変遷を経ています。
この城館は17世紀に建てられたもので、ナポレオン帝政期には、当時のボーヌ市長ジャン・バティスト・デスドゥアールが所有し、1950年代からは葡萄栽培家でサン・ロマン村長のロラン・テヴナンの手にわたり、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェのワインは名声を誇りました。
その後テヴナン氏は、シャブリのミシェル・ラロッシュに売り、ラロッシュはすぐにシャトーの前庭の樹木を引き抜いて畑にし、大通りまで葡萄を植えました。これが今のブルゴーニュ・ブラン クロ・デュ・シャトーですが、この頃からシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェは、長い低迷期に入ります。ラロッシュはシャブリの生産者であるだけに、シャトーの前庭を潰し、畑にするなど収量をあげ、生産本数を増やすことを第一に考えていたようで、畑には除草剤を使用し、鍬入れもしてこなかったことで畑は最悪の状態で、所有する珠玉の特級畑モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェも正に「宝の持ち腐れ」であったようです。
結局、パリに本拠を置くクレディ・フォンシェ銀行に身売りすることになりますが、2001年に銀行は低迷期からの脱出を図るために、ドメーヌ・ド・モンティーユの当主エティエンヌ氏を総責任者に指名します。エティエンヌ氏は直ちに畑の改良に着手し、収量を極端に下げ、ビオディナミ農法に転換して、ワインの酒質は劇的に改善され、傾きかけていたシャトーの名声復活を成し遂げすことに成功しました。
そして、2012年にドメーヌ・ド・モンティーユが銀行からこの由緒あるシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェを買い取ったのです。
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェは、特級モンラッシェとバタール・モンラッシェも所有していましたが、この二つの特級畑はドメーヌ・デュージェニーのフランソワ・ピノー氏に売却し、残った特級シュヴァリエ・モンラッシェ、ムルソー一級ペリエール等の上位アペラシオンは、ド・モンティーユとして、また、下位アペラシオンはド・モンティーユのネゴスものとしてそれぞれリリースすることとなります。
かくして、2016年ヴィンテージをもって、歴史あるシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの名前での生産を終え、2017年からはドメーヌ・ド・モンティーユのラベルで造られています。
また、「シャトー・ピュリニー・モンラッシェ」が所有していた区画は、下の写真の通り、ルロワ所有の区画とルフレーヴ所有(*注:ルフレーヴはフォラティエールに3パーセル所有)の区画のちょうど間に位置する0.52haの好立地区画です。

2020年のブルゴーニュについて、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。
しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。特に萌芽の早いシャルドネの被害が甚大で、コート・ド・ボーヌでは、多くの生産者が70%〜80%の大幅な収量減となっています。この影響もあり、2020年ヴィンテージも大幅な価格高騰、かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっていますが、2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。
ご参考までに、ド・モンティーユの公式HPによれば、このピュリニー・モンラッシェ一級レ・フォラティエール2020は、新樽率30%で、3200本造られましたが、次の2021年ヴィンテージは1560本のみの生産で、対2020年比で52%減少しており、日本への輸入枠も少なく、品薄で価格高騰は不可避な状況でございます。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:ピュリニー・モンラッシェ一級
レ・フォラティエール2020
仏語名:2020 Puligny-Montrachet
1er Cru Les Folatieres
生産者:ドメーヌ・ド・モンティーユ
(Domaine de Montille)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン