シャンパーニュ随一のパワフルなピノ・ノワールを産み出す特級村ブージーに拠点を置くブラン・ド・ノワールの造り手

スウェーデン王室御用達で、日本でも「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン(山本昭彦著、講談社)」に選ばれたソシエテ・レコルタン

 【アンドレ・クルエ】

  〜Andre Clouet〜


 

 モンターニュ・ド・ランスの100%格付けのグラン・クリュ「ブージー村」は、シャンパーニュ随一のパワフルなピノ・ノワールの優良生産地ですが、アンドレ・クルエは、その地において極上のシャンパーニュを造る生産者です。

 当主ジャン・フランソワの家族が所有するブージーと隣村のアンボネイ畑の葡萄のみを使用する「ソシエテ・ド・レコルタン(*シャンパーニュ生産者の形態を表す種別の一つで、同族のブドウ栽培農家で構成されている法人を指し、構成員が所有する畑で収穫された葡萄のみを使用して造ります)の形態をとっています。

 

 クルエ家の先祖はかつて、ルイ16世やナポレオンの側近として仕えており、ナポレオンから譲り受けた領地で葡萄栽培やワイン造りをスタートさせたと現当主ジャン・フランソワ・クルエは語っています。

 クルエ家では、1741年から代々、ピノ・ノワールからスティル・ワインの「ブージー・ルージュ」を造ってきましたが、ジャン・フランソワ・クルエの祖父アンドレ・クルエがシャンパーニュを造り始めました。

 アンドレ・クルエはピノ・ノワール100%特級格付けの 「ブージー村」と「アンボネイ村」に9ha畑の畑を所有しており、また代々ピノ・ノワールで「ブージー・ルージュ」を造ってきた長い歴史もあり、やはりブラン・ド・ノワールの造り手として有名ですが、近年「ドリーム・ヴィンテージ・シリーズ」、また2021年からは新商品「Chalky(Chalk=白亜)」など、シャルドネ100%による秀逸なブラン・ド・ブランをリリースしており、ラインナップを拡充させています。

 22歳からシャンパーニュ造りにこだわり続けたジャン・フランソワ・クルエは、幾つかの独創的な手法を用いています。ゆっくりと葡萄に圧力が掛かり、エグ味の少ない優しい搾汁が得られるという理由から、圧搾機は一般的に使われている丸い圧搾機ではなく、長方形の木製水平プレスを好んで使用します。搾汁は一番搾りのテート・ド・キュヴェのみを使い、2回目の搾汁タイユは使用しません。 また、発酵用のタンクは「一番搾り=テート・ド・キュヴェ」の2050リットルに合わせて造った特注品を使用するというこだわりようです。

注)シャンパーニュではワイン法により4000kgの葡萄から2550リットルまで果汁を搾ることが認められており、最初の2050リットルを「テート・ド・キュヴェまたはキュヴェ(一番搾り)」、次の500リットルを「タイユ(二番搾り)」と呼びます。

 そして、特注タンクでアルコール発酵をスタートさせたマストは、 『発酵の初期』、『発酵中期の2段階』、『発酵の最終段階』の4段階に分け、それぞれの段階で他のバリックに移していくという独自に開発した方法を採るなど、フランソワ・クルエ氏の品質向上と品質管理に対するあくなき探究心はつきません。

  その他にもフランソワ・クルエのこだわりは随所に見受けられます。5分間でセラー内の空気が完全に入れ替わる装置を採用し、醸造所の床をピカピカに磨きあげる事でブショネの原因となるバクテリア汚染を予防する等品質追求の為には妥協を一切許しません。

 このようなジャン・フランソワ・クルエの努力は徐々に結実していき、古くから所有する好立地の畑から産み出された葡萄は、彼の独創的な造りによって高品質なシャンパーニュへと生まれ変り、2004年にはスウェーデン国王カール16世グスタフ陛下がアンドレ・クルエを大変気に入り、自らハウスに足を運ばれた他、国王の60歳の誕生日パーティーにもクルエのシャンパーニュが振舞われ、同パーティーにフランソワも招かれるという栄誉を授かりました。

 また、アンドレ・クルエの品質を早くから認めていたスウェーデンのシャンパーニュ専門家、リチャード・ジューラン氏は著書「4000シャンパーニュ」でも5つ星中の4つ星で評価し「ボランジェのようなスタイルと品質に向かっている」と高く評価しており、パリの三ツ星レストラン「タイユヴァン」にもオンリストされています。

 日本でも、上の写真の通り、著名なワイン・ジャーナリスト山本昭彦氏の「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン(講談社)」「シルヴァー・ブリュット・ナチュール」が選ばれ、その知名度は高まっており、また人気漫画「神の雫」にも掲載され、「倍の値段がついてもおかしくない」と紹介されたように、価格もリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れたお薦めのシャンパーニュです。

 今回当店でご案内するアンドレ・クルエの各銘柄とその特徴は次の通りです。

☆アンドレ・クルエ ル・クロ2007[Andre Clouet Le Clos]

 " ル・クロ"と名付けられたこのキュヴェは、アンドレ・クルエのメゾンに隣接し、クルエ家が単独所有する面積0.35haの単一畑「クロ・ド・ブージー」より収穫された葡萄のみを使い造られた特別なキュヴェです。通常はアンドレ・クルエの最上級キュヴェ「アン・ジュール・ド・1911」用に使われる10の区画の一つであるこの「クロ・ド・ブージー」は、クルエ家にとって宝物とも言える畑です。

 19世紀後半、フランスをはじめヨーロッパ全域においてフィロキセラが猛威を振るっていましたが、クロ・ド・ブージーは他の畑とは離れた場所に位置していた事に加え、フィロキセラが好まない砂質土壌であったため、この区画は被害を免れた「プレ・フィロキセラの畑」となり、この区画の葡萄からマサル・セレクション(優良な葡萄樹の集団選抜)を行い、クルエ家の畑は復活を果たしました。

 その後100年以上もの間、クルエ家はこの畑を大切に扱い、機械はもちろん馬の手も借りることなく、人の手によってのみ耕されてきました。そうして今日、一族が守ってきた畑から生み出した単一畑キュヴェ、「ル・クロ」をリリースするに至りました。良年のピノ・ノワールのみを使い 84ヶ月もの熟成を経たアンドレ・クルエ渾身のヴィンテージ・シャンパーニュで、マグナムボトルだけで1500本造られる稀少品です。

☆アン・ジュール・ド・1911 NV [Andre Clouet Un Jours de 1911 NV]

 "アン・ジュール・ド・1911"はシャンパーニュにとって20世紀最高の当たり年と言われた1911年に敬意を表し1911瓩箸いμ樵阿つけられたメゾンの最上シャンパーニュです。醸造は、ソーテルヌで使用した1年樽にて一次発酵し、瓶内2次発酵後78ヶ月以上熟成されます。

 1911に使われるワインは、アンドレ・クルエ独自の調査で、斜度、向き、土壌、標高の観点からブージーの畑を徹底的に調べ、最良の10区画を特定した上、試飲を経てセレクションしており、その名前にちなんで生産本数も年間1911本と極僅少です。

 [1911]は、フランス語で「ミルヌフサン・オンズ」と発音し、文化の華開いたベル・エポック(古き良き時代)の「"Un Jours de 1911(1911年のある日)”のフランスに誘い、楽しんでもらう」意図で造られたピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールで、エチケットは祖父アンドレ・クルエが1911年に印刷した当時のデザインを使っています。

☆アンドレ・クルエ ザ・V.6 エクスペリエンス ブリュット NV [ Andre Clouet The V.6 Experience Brut]

 ”V6”は「Vieilli sur lattes depuis 6ans(瓶熟6年)」の意味で、「ピノ・ノワールを主要品種とするシャンパーニュは、6年以上熟成させることにより香りや味わいの複雑性、フィネスが格段に増す」という生産者の経験から生み出された新しいキュヴェです。「飲み手を新たな高みへ連れて行く」という意味でエチケットにはロケットがデザインされています。ピノ・ノワール100%で造られるブラン・ド・ノワールです。

☆アンドレ・クルエ シルヴァー・ブリュット・ナチュール NV[Andre Clouet Silver Brut Nature NV]

 シルヴァー・ブリュット・ナチュールは、シャンパンにおいて通常行われる爛疋機璽献絖(補糖)を行わない、良質な葡萄の個性がそのまま活かされたブラン・ド・ノワールで、上質なピノ・ノワールのピュアな味わいがそのまま表現された、他とは一線を画すキャラクターのシャンパーニュです。素晴らしいニュアンスと奥深さを長いフィニッシュに至るまで見事に表現し、泡立ちから余韻に至るまでがとても優雅で非の打ち所がなく、上述したように「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン(講談社)」に選ばれ、また、人気漫画「神の雫」にも掲載され、「倍の値段がついてもおかしくない」と紹介されたコストパフォーマンスに優れたお薦めのシャンパーニュです。

☆アンドレ・クルエ ミレジム2012[Andre Clouet Millesime]

 アンドレ・クルエはミレジムを毎年生産します。『毎年毎年の個性であり、その個性を味にすべき』というジャン・フランソワの『どのヴィンテージに対してもベストを尽くす』というシャンパーニュ造りの姿勢の現れでもあります。ミレジム2012は、ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%で構成されています。また、クルエ家がかつてナポレオンに仕えていたことから、ミレジムのエチケットの色は、ナポレオン軍の軍服のロイヤル・ブルーが使われています。

☆アンドレ・クルエ チョーキー NV[Andre Clouet Chalky NV]

  シャンパーニュ地方の白亜質石灰岩は、円石藻と呼ばれるプランクトンの化石が堆積したもので、白亜紀の語源にもなった地層です。多孔質であるため保水性が高く、夏の乾燥が激しい時期でも樹木に十分な水分量を確保します。また、木は水分を強い力で吸い上げなければならないため、成長期に程よく水分量が抑制され、果実の様々な酸味、糖分と、ワインのアロマを生み出す成分のバランスを取るのに役立ちます。

この白亜(Chalk)のテロワールの特徴をボトルの中に表現したらどうなるか「記録する」(Chalk Up)という意味で、「Chalky(チョーキー)」と名付けられました。

 このチョーキーは、2021年に新たにリリースされた新キュヴェで、2013年に収穫されたシャルドネ100%(2/3はコート・デ・ブラン、1/3はブージーとアンボネイ産)を使い、瓶内2次発酵後、約7年瓶熟され、2021年春にデゴルジュマンされたものです。

 ピノ・ノワールにとって傑出した良年であった2012年に対し、2013年は比較的冷涼でシャルドネにとって非常に良い年でした。ワインスペクテイターのヴィンテージレポートでは、「2013年に関して言えば、ブラン・ド・ブランが最もおすすめ」ワインサーチャーでも「2013で最高のシャンパーニュはブラン・ド・ブランである可能性が高い」と評しています。チョーキーは、ブラン・ド・ブランらしいキレのある味わいに、テロワール由来の豊富なミネラルと、長期熟成による厚みが加わり、非常に複雑な味わいに仕上がっています。また、エチケットからボトル、化粧箱まで全てブラン・ド・ブランに相応しい純白の拵えのパッケージ・デザインも印象的で、ご贈答品としても最適です。

☆アンドレ・クルエ ブリュット・ロゼ NV[Andre Clouet Brut Rose]

 アンドレ・クルエではロゼを造る際、ハウス伝統の赤ワイン「ブージー・ルージュ」をブレンドするアッサンブラージュ法を用いています。従って、ブージー・ルージュが持つヴィンテージの特徴が反映されることから、このロゼはノン・ヴィンテージですがエチケットには番号数字が記載されています。今回入荷ロットの番号数字は「No.5」で、これには「2013/2014/2015ヴィンテージのブージー・ルージュ」がブレンドされており、力強い仕上がりとなっています。ピノ・ノワール100%で造られるアンドレ・クルエのロゼは、これからの華やかな季節にピッタリのシャンパーニュです。

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