サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ヴェルジュレス ブラン2021[エスプリ・ルフレ−ヴ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 24,750円(税込)
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”ピュリニーの至宝”ルフレーヴが2018年に開始したエスプリ・ルフレーヴの四年目となる最新2021年ヴィンテージ

赤ワイン中心のアペラシオンの中で特筆される存在のサヴィニ・レ・ボーヌ最高の一級白ワイン
[サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ヴェルジュレス ブラン]


霜害により収量が激減した2021年にブティーユ瓶で対2020年比82%減の僅か[490本]のみ造られた
[サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ヴェルジュレス ブラン 2021]


  ドメーヌ・ルフレーヴといえば、透明感とミネラル感あふれるワイン造りで、ブルゴーニュの白ワインの最高峰と言える存在です。
 ピュリニー・モンラッシェにおよそ25haもの葡萄畑を所有し、しかも、その大部分を特級畑と一級畑が占めている大ドメーヌで、”ピュリニーの至宝”とも称えられる珠玉のドメーヌです。

 ドメーヌ・ルフレーヴでは、2004年にマコネの地に進出し、それ以降マコン・ヴェルゼやプイイ・フュイッセでも、秀逸な白ワインを造ってきましたが、2018年にまた大きな動きがありました。それがこの「エスプリ・ルフレーヴ(ルフレーヴの精神・真髄)プロジェクト」開始です。

 2017年にルフレーヴの総支配人に就任したピエール・ヴァンサン氏は、前任のドメーヌ・ド・ラ・ヴージョレでもワイン造りにおいて赤白共に実績(IWCにおいて2010年と2014年の二回レッド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選出)があることから、その才能を認めている現当主ブリス・ド・ラ・モランディエール氏は、従来のコート・ド・ボーヌやマコネでのワイン造りから、新たにシャブリやコート・ド・ニュイまでより広域かつ多彩なポートフォリオを揃えるために、この「エスプリ・ルフレーヴ プロジェクト」の開始を決断したのです。

 エスプリ・ルフレーヴでリリースされるワインは買い葡萄で造られますが、オーガニック、またはビオディナミで栽培される樹齢の高い葡萄樹を持つ契約農家を厳選し、葡萄はドメーヌ・ルフレーヴのチームによって収穫され、ピュリニーのルフレーヴの施設で醸造されます。

 エスプリ・ルフレーヴの記念すべきファースト・ヴィンテージ2018年は白5、赤3の合計8銘柄がリリースされ、生産量も控えめながら、ルフレーヴのラインナップに多様性をもたらすことになり、大きな注目を集めました。四年目となる2021年ヴィンテージは、白8と赤6銘柄となりましたが、この中には従来ネゴス・ブランド「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の名前でリリースしてきた、「ブルゴーニュ シャルドネ」、「オーセイ・デュレス ブラン」、「ピュリー・モンラッシェ ブラン」の2023年ヴィンテージの3銘柄も含まれています。これにより、ルフレーヴ・エ・アソシエの名前は姿を消し、ネゴス物は、「エスプリ・ルフレーヴ」に集約し、一本化されるようです。

 こちらの商品はエスプリ・ルフレーヴの四年目のリリースとなる最新2021年ヴィンテージのドメーヌ蔵出し正規品[サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ヴェルジュレス ブラン2021]です。


  エスプリ・ルフレーヴのサヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ヴェルジュレス ブランのこれまでのブティーユ瓶(750ml)の生産本数の推移を見ると、初ヴィンテージの2018年[2958本]、2019年ヴィンテージ[2114本]、2020年ヴィンテージ[2691本]、そしてこちらの最新ヴィンテージ2021年が僅か[490本]でしたので、対2020年比では、実に82%も減少しています。

 サヴィニー・レ・ボーヌは、コート・ボーヌの北に位置し、ロワン川が流れるペルナン・ヴェルジュレス側とボーヌ側の谷間の斜面の上流にある美しい村です。下に掲載したサヴィニー・レ・ボーヌのAOC地図の通り、川に近い位置や平坦な場所が「村名」畑で、丘の中腹が「一級」畑となっており、特にロワン川左岸(地図上の右側)斜面中腹の真南あるいは南東向きに位置する一級畑からは長熟型のワインが産まれます。



 サヴィニー・レ・ボーヌの葡萄畑は約350haもありますが、白ワインの生産比率は1割程度で、赤ワイン中心のアペラシオンのため、サヴィニー・レ・ボーヌの秀逸な白ワインは大変稀少な存在です。

 マット・クレイマー氏は、その著書「ブルゴーニュワインがわかる」の中で、「今日ブルゴーニュで最もお買い得なワインはサヴィニー・レ・ボーヌの赤と白」とし、「特に生産量の少ないシャルドネで造るサヴィニー・レ・ボーヌの白はやはり特別で、激しいほど強いテロワールの風味に満ち、さながらシャブリの一級のようでビックリすることがある。」と記しています。

 サヴィニー・レ・ボーヌ一級オー・ヴェルジュレスは、サヴィニー・レ・ボーヌ最高の一級畑で、ペルナン・ヴェルジュレスの評価の高い一級畑イル・デ・ヴェルジュレスの真上に位置する東南向きの畑です。ここで少量造られる白は、サヴィニ・レ・ボーヌ最高の造り手シモン・ビーズを代表するワインとしても知られています。

 エスプリ・ルフレーヴが購入したシャルドネは、南向き斜面に2009年に植樹した0.43haの区画のもので、新樽率20%で1年間木樽熟成、その後ステンレスタンクで6ヶ月の熟成を経て造られます。

 ピュリニー・モンラッシェのドメーヌ物から1年遅れでリリースされるエスプリ・ルフレーヴの最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。

 また、ドメーヌ・ルフレーヴでは、2021年のブルゴーニュについて、次のようにコメントしています。全生産者にほぼ共通していますので、2021年のヴィンテージ情報として参考になさってください。

『2021年は霜が降り、湿気も高く、この年は葡萄にとっては特に厳しい年で、収量は平均的な年間の収量の半分以下にまで減少し、この30年間で2番目に少ないものでした。

 4/6〜4/8日は3日間降雪があり、そして3波にわたって厳しい霜に見舞われ、発芽の早かったシャルドネは大きな被害を被りました。その後4月〜5月は、雨の多い、涼しい気候が葡萄の成長を遅らせました。それに続く6月は気候の変化が大きく、嵐と熱波が繰り返し発生。ソリュトレでは雹が降り、雷雨も頻発しました。7月以降は、雨の多いジメジメした天気の夏で、ベト病とウドンコ病の脅威が止まず、私たち葡萄栽培家の専門的な介入を必要としました。
 
 しかし、8月後半になると太陽が現れ、気温が大幅に上昇。この天候が9月の上旬まで続き、葡萄の成熟の進みを挽回することができ、ドメーヌ・ルフレーヴの収穫は、9月22日から開始しました。(昨年2020年は8月20日に収穫を開始しています)

 この複雑な2021年は、霜害と湿気に悩まされ、収量も激減し、例えばシュヴァリエ・モンラッシェでは、区画により33%〜80%の収量を失うほど深刻なものでした。

 しかしながら、このような厳しい条件の中でも逞しく育った葡萄の成熟度は高く、潜在アルコール度数は12.5度で、満足度が高いヴィンテージとなることが約束されました。』
  
 
 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。  

【商品内容】
商品名:サヴィニ・レ・ボーヌ一級
    レ・ヴェルジュレス ブラン2021
    
仏語名:2021 Savigny-les -Beaune 1er Cru
     Les Vergelesses Blanc
        
生産者:エスプリ・ルフレーヴ
    (Esprit Leflaive)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン

 

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