ペトリュスやレヴァンジルと肩を並べるポムロールの老舗名門シャトー
春先の霜害という厳しい自然条件を乗り越えた、極めて高品質で、パーカー・ポイント「98点」を獲得した2017年の稀少品
好環境下での7年の熟成の時を経て、2024年6月入荷のバック・ヴィンテージ
[ヴュー・シャトー・セルタン2017]
今でこそシャトー・ペトリュスの方が有名になってしまいましたが、ポムロールの昔からの名門と言えば、やはりヴュー・シャトー・セルタンに勝るものはありません。ヴュー・シャトー・セルタンの歴史は、ボルドーのネゴシアン、ジャン・ドメイ・ド・セルタン氏が土地を開墾し、シャトーを建設した1770年代にまで遡り、当時からポムロール最高のワインとされていました。
事実、1868年に作成されたガイド書「コック・エ・フェレ」では、3位だったシャトー・ペトリュスを抑えて、ブルジョワ級のトップシャトーとして評価されていたほどでした。
ヴュー・シャトー・セルタンのワインは、メルローで有名なポムロールにありながら、他のシャトーよりもカベルネ種が多めで、他のポムロールのワインとは異なり、メドック的なスタイルの長期熟成型で、非常に色が濃く、優雅で複雑な香りを持ち、ビロードのような口当たりの良さが特徴です。
現在このヴュー・シャトー・セルタンを所有しているのは、シンデレラワイン「ル・パン」を所有しているベルギー出身のネゴシアン、ティエンポン家で、1924年に入手しています。
こちらは2024年6月入荷のラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品のバック・ヴィンテージ[ヴュー・シャトー・セルタン2017]です。
ボルドーの2017年は、春先に快晴が続き、例年より10日前後成長が早かったことで、4月21日と4月27日の二度にわたる霜による被害が甚大なものとなりました。これは1956年、あるいは1991年におきた霜害を喚起させる(あるいはそれをも上回るほどの)厳しさで、収量は前年2016年に対して約40%減少しました。
幸いにも高台に位置するポムロール地区は霜害の被害は他の地区ほどではなく損失は最小限にとどめられたようで、その後収穫期までの天候に恵まれ、収量は少ないながら、高品質の葡萄を収穫することができました。
2017年のヴュー・シャトー・セルタンのセパージュは、メルロー80%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%で、パーカー・ポイント「98点」の高得点で、予想される飲み頃は、2023年から2063年となっており、長期熟成に耐えるヴィンテージとして高く評価されています。
ヴュー・シャトー・セルタンは他のポムロールのシャトーと比べると、メルローの比率が比較的少なく、カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド比率が高く、メドックに似た特徴があることが長期熟成に耐えうる理由となっています。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品で、エイジングワインセラー保管商品です。セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
商品名:ヴュー・シャトー・セルタン 2017
(2017 Vieux Chateau Certan)
AOC:ポムロール
容量750ml 赤ワイン