ラ・グランド・リュを特級に導いた父フランソワ・ラマルシュを継ぎ、2018年ヴィンテージからドメーヌ名を改称
名実ともに新たな歴史を刻み始めたドメーヌ・二コル・ラマルシュの記念すべきファースト・ヴィンテージ
丁寧な造りでコストパフォーマンスに優れた蔵出し正規品
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ
ロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれた稀有な立地を誇る特級畑ラ・グランド・リュを始めとする名だたる特級・一級畑を所有することで知られるのがドメーヌ・フランソワ・ラマルシュです。
現在このドメーヌを取り仕切るのは2003年にドメーヌに参画した長女のニコル・ラマルシュ女史で、彼女は2006年から父フランソワ氏の手を借りずにワインを造っています。
以前から「よいワインではあるが、どこか粗削りな部分や物足りなさが感じられる」との評価であったドメーヌ・フランソワ・ラマルシュのワインですが、上述したように2003年に醸造にフランソワの長女ニコルがつき、販売に姪のナタリーが加わり、大きく世代交代を果たします。
この世代交代を機に、葡萄畑での作業がより丁寧になっただけでなく、樽の吟味も徹底、同時に葡萄畑の改革も進め、2010年には所有する畑すべてがビオロジック農法で栽培されるようになっており、世代交代したドメーヌ・フランソワ・ラマルシュはトップ・ドメーヌの座を揺るぎないものにしています。
そして2013年にフランソワ氏が亡くなって以降もフランソワ・ラマルシュ名でワインをリリースしてきましたが、2018年ヴィンテージからドメーヌ名を自分の名前を冠した「ニコル・ラマルシュ」に変え、名実ともに新たなラマルシュ家をスタートさせました。
こちらは新生ドメーヌ・二コル・ラマルシュの記念すべきファースト・ヴィンテージとなる「ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ2018」です。
オート・コート・ド・ニュイ(Hautes-Cotes de Nuits)は、「高地のコート・ド・ニュイ」の意味の通り、コート・ド・ニュイの斜面に向かって西になだらかに続く標高300m〜400mの台地の上にある畑で、その範囲は北端のヴェルジからオート・コート・ド・ボーヌとの境界線上に位置するマニ・レ・ヴィレまで19の村に広がっています。
下に、オート・コート・ド・ニュイのおおよその範囲がわかる地図を掲載していますので、ご確認下さい。銘醸畑群が連なるコート・ド・ニュイの著名な村々の西に広がる標高の高い台地がオート・コート・ド・ニュイで、INAOがこのアペラシオンを認めたのは1961年のことです。
オート・コート・ド・ニュイの畑にはピノ・ノワールとシャルドネが植えられ、良質の赤・白のワインが造られますが、作付面積はピノ・ノワールの579.86haに対しシャルドネは122.02haで圧倒的に赤ワインの生産量が多いアペラシオンです。
オート・コート・ド・ニュイの赤は、ブルゴーニュワインについて初めて書かれた、クロード・アルヌー神父の書物(1723年)に「輝きがあり、コクがあり、軽快で、まさに真髄」と記載があるように、タンニンが突出することもなく、マイルドが特徴なので、バランスが良く、多様な料理と合わせやすく、熟成させたチーズや鴨や仔羊、更には焼き鳥にもぴったりです。
ドメーヌ・二コル・ラマルシュの造る「ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ」は旧ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュの時代からレジオナルながら、葡萄の平均樹齢30年、手摘み収穫、14ヶ月の樽熟成など丁寧な造りでコスト・パフォーマンスに優れた人気ワインです。また、新生ドメーヌ・二コル・ラマルシュのファースト・ヴィンテージでもある最新ヴィンテージ2018年は、2017年と同様に暑く乾燥した夏と収穫期の温暖な気候のおかげで、「豊作で葡萄の熟度も高く、果実味に溢れて芳醇」と報告されており、お薦めです。
こちらの商品のインポーターはラックコーポレーションの蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ
ルージュ2018
仏語名:2018 Bourgognue Hautes-Cotes de Nuits Rouge
生産者:ドメーヌ・二コル・ラマルシュ
(旧フランソワ・ラマルシュ)
(Domaine Nicole Lamarche)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン