レ・シャンランは4.43haの一級畑で、ヴォルネイの一級畑シャンランに接しています。この畑はポマールの畑にしては傾斜がきつく、小石が多くて粘土分が少ない土壌となっています。
このレ・シャンランにドメーヌが所有する畑面積は0.38haで、植えられている葡萄の樹齢は50年〜90年のヴィエイユ・ヴィーニュです。畑では厳格なリュット・レゾネ栽培をし、化学肥料と除草剤は一切使用していません。醸造は、木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で20ヶ月間熟成します。
中興の祖として現在のドメーヌの礎を築いた3代目当主アルマンド・ドゥエレ女史は、昼食や夕食で毎日自社のワインを愛飲したとのことですので、このレ・シャンランも食卓に乗ったことでしょう。
こちらのポマール一級レ・シャンラン2005は、まだアンドレ・ポルシュレ氏が現役時代の逸品で、しかもヴィンテージは歴史に残る世紀のグレート・ヴィンテージ2005年です。しかも2017年5月にドメーヌ蔵出しで入荷した古酒で、状態も良好です。