1889年設立のル・メニル・シュール・オジェ村に本拠地を置く、ブラン・ド・ブランのスペシャリスト

クロ・デュ・メニルと双璧を成す、ル・メニル・シュール・オジェ村の最高峰の単一畑「レ・シェティヨン」の所有者

 【ロベール・モンキュイ】

  〜Robert Moncuit〜


 

 ロベール・モンキュイは、ブラン・ド・ブランの聖地として名高い特級ル・メニル・シュール・オジェ村にアレックス・モンキュイによって1889年に設立されたレコルタン・マニピュラン(RM)です。 

 

 設立当初は葡萄栽培のみでしたが、アレックスの孫ロベールが1928年に初めて瓶詰めまで行い、彼が亡くなる1987年まで携わり続け、現在は彼の娘であるフランソワーズ・アミエ・モンキュイがマーケティングを、そして孫のピエール・アミエが2000年からワイン造りを行っています。

 所有畑全てがシャルドネの特級村ル・メニル・シュール・オジェと隣接するオジェ村にあるブラン・ド・ブランのスペシャリストで、長年にわたり、ビルカール・サルモン、ルイ・ロデレール(クリスタル用)へ葡萄たを供給していましたが、増え続ける需要により、現在は100%元詰めをしています。

 日本でも下の写真の通り、美術出版社の2007年7月発行のワイナート39号「特集:ワンランク上のシャンパーニュ選び」で、コート・デ・ブラン地区の有名な特級村ル・メニル・シュール・オジェに本拠を構えるRMとして大きく紹介されています。

 ロベール・モンキュイが所有する8ha、30もの小区画は、フィネス、ミネラルを最大に表す為に何よりも常に畑を耕す事を最優先とし、パーセル毎に分けた細やかな醸造を行っています。

 ロベール・モンキュイのラインナップの中で、最もお薦めの看板シャンパーニュが、単一畑で造る「ブラン・ド・ブラン レ・シェティヨン」です。

 シャルドネの銘醸地ル・メニル・シュル・オジェの中でも最も評価の高い単一畑の一つが「レ・シェティヨン」で、世界的に知られる「クリュッグ」の単一畑「クロ・デュ・メニル」と双璧を成すと言われ、「ル・メニル・シュル・オジェの至宝」として称賛される畑です。

 レ・シェティヨンは、ロベール・モンキュイとピエール・ペテリスの二人が別々に区画を所有しており、ロベール・モンキュイの区画に葡萄樹が植えられたのが1956年で、樹齢60年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュから収穫されたシャルドネは凝縮感があり、複雑さを有しています。

 シュール・リー期間は72ヶ月にも及び、ドサージュは必要最低限とする3g/lにまで抑えており、極限までドサージュを控えることで最高品質のシャルドネが持つ純粋さが際立ち、ドライな味わいの中にも豊かな果実味を堪能できる最高峰のプレスティージュ・シャンパーニュです。

 また、「レ・シェティヨン」と対をなす単一リューディー仕込みシリーズの「レ・ヴォゼミュー」も見逃せません。ロベール・モンキュイが、オジェに所有する単一区画「ヴォゼミュー」産シャルドネ100%によるブラン・ド・ブランで、メニルと比較すると粘土質土壌の割合が多く、エキゾチックなニュアンスが特徴です。

 この二つの単一リューディ以外にも、ル・メニル・シュル・オジェの中でも樹齢50年以上のヴィエイユ・ヴィーニュより収穫したシャルドネで、優良年のみ醸される極上の「ミレジメ(ヴィンテージ・シャンパーニュ)」や2006年以来継ぎ足しているヴァン・ド・レゼルヴがベースで60ヶ月以上の瓶熟成を行う「レセルヴ・ペルペテュアル」など、ブラン・ド・ブランのスペシャリストに相応しいラインナップを誇ります。

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