ヴォーヌ・ロマネ一級オー・ブリュレ2022 [ドメーヌ・ミシェル・グロ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 26,400円(税込)
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リシュブールに隣接する一級オー・ブリュレの0.63haの所有区画から造られる、「焼けた」を意味するクリマ名を連想させる凝縮したアロマを持つ銘醸畑
[ヴォーヌ・ロマネ一級オー・ブリュレ]


 質・量共に豊作な優良年、最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品
[ヴォーヌ・ロマネ一級オー・ブリュレ2022]


 ヴォーヌ・ロマネ一級畑オー・ブリュレは、コンクール背斜谷の開口部に位置するため、畑の斜面はクリマの北半分が南東から南向き、リシュブールと接する南半分は北から北東を向いています。

 下にヴォーヌ・ロマネ中心部の葡萄畑の地図を掲載していますので、オー・ブリュレの位置をご確認下さい。



 畑名のブリュレとは、「焼けた」という意味が示すように葡萄が非常に良く熟することを暗示しており、実際にこの畑から生まれるワインは非常に濃厚で芳醇なヴォーヌ・ロマネとなることで知られ、ヴォーヌ・ロマネを代表する一級銘醸畑の一つです。

 オー・ブリュレの畑面積は、4.53haですが、最大の所有者はドメーヌ・デュジェニーの1.05haでほぼ全体の1/4近くを所有しています。ドメーヌ・デュジェニー以外の造り手では、ドメーヌ・メオ・カミュゼがデュジェニーに次ぐ0.72haの畑を所有し、アンリ・ジャイエゆかりの素晴らしいオー・ブリュレをリリースしています。

 他の有名な生産者とその所有面積は、ドメーヌ・ルロワ(0.27ha)、ドメーヌ・ジャン・グリヴォ(0.26ha)、ドメーヌ・ブリュノ・クラブリエ(0.30ha)、ドメーヌ・ジャック・カシュー(0.06ha)といずれも極小区画にとどまっており、0.63haを所有するドメーヌ・ミシェル・グロは、このクリマを代表する造り手の一人です。いずれの生産者も最高峰の造り手であるため、素晴らしいオー・ブリュレをリリースしています。

 下のオー・ブリュレ付近の航空写真に主要な畑と共に主な所有者の区画を掲載していますので、ご確認下さい。


 ドメーヌ・ミシェル・グロの所有するオー・ブリュレの区画は、ドメーヌ・アンヌ・フランソワーズ・グロのリシュブール・ヴェロワイユ区画と隣接していますが、これは偶然ではありません。元々リシュブールもオー・ブリュレもミシェル・グロの父ジャン・グロが所有していたものですが、グロ家では畑の過度の細分化を防ぐため、例えば長男ミシェル・グロが1860年からの歴史を持つ面積2.12haの一級畑クロ・デ・レアをモノポールで相続するなど、できる限り畑単位で子供達が相続できるようにしました。

 このようにミシェル・グロがクロ・デ・レアやオー・ブリュレを単独所有したことで、リシュブールやエシェゾーの特級畑を相続放棄することとなり、長女アンヌ・フランソワ―ズが父ジャン・グロのフラッグシップワインであったリシュブールを筆頭に、エシェゾーなどの名高いアペラシオンを受け継ぐこととなりました。この結果、ミシェル・グロのオー・ブリュレとアンヌ・フランソワーズ・グロの所有するリシュブール区画と隣接することになったわけで、元々ジャン・グロが地続きで所有していたものなのです。かつてのジャン・グロの隆盛のほどがわかりますね。

  こちらの商品は、ドメーヌ・ミシェル・グロが造る最新ヴィンテージ2022年のドメーヌ蔵出し正規品[ヴォーヌ・ロマネ一級オー・ブリュレ2022]です。

 ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPでは、このオー・ブリュレについて次のように説明とコメントがされています。
 『この畑は、グロ家が所有しているリシュブールの区 画の北側に隣接している。「ブリュレ」とは「焼け た」という意味で、土壌の水捌けの良さが畑の名前に由来しているようだ。おそらく、夏の間に表土が 乾燥して、そこに生えていた植物が短期間のうちに 焼けたように枯れたのだろう。

  小石を非常に多く含む表土は30~35cm程度の深さで、下層土は、プレモー村でとれる石と同タイプの硬い石灰である。

  このワインには素晴らしいミネラル感があり、リシ ュブールと同系列の印象を与える。もっとも、リシ ュブールとこの畑を分けているのは幅3mほどの一本の道に過ぎない。しかし、表土がリシュブールより 浅いため、タンニンがやさしく、比較的早く飲み始めることができる。』


 2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。

 ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。

 また、ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPでは、2022年ヴィンテージについての詳細なコメントが掲載されていますので、下に抜粋・転載いたします。他の生産者も同様な状況と思われますので参考になさってください。

 『2022年はとても早熟である事が明らかでした。4〜5月に雨が殆ど降らなかったため畑の水分は不足気味でしたが、度重なった6月の雨と、特に6月21日にジュヴレ・シャンベルタンを中心に降った雷雨が状況を救ってくれました。

 夏の間もとても暑く、乾燥して日射が強かったのですが、6月に土壌に蓄えられた水分によって収穫まで葡萄はストレスを見せることなく育っていきました。乾燥した暑さのもとで、ベト病やボトリティスが発生する事も殆どなく、ウドンコ病だけは警戒する必要がありましたが、収穫まで葡萄樹は健全な状態に保たれました。

 2022年のヴィンテージはタイプ的に2019年に比肩する熟度の高いアロマを持ち、果実の存在感は2019年のそれを上回っています。味わいには豊満な芳醇さがあり、酸味と絹の触感のようなきめ細かいタンニン、弾けるフルーツが美しいハーモニーを奏でています。どのワインをテイスティングしてみても既に楽しめる近づきやすさがあり、偉大なアペラシオンにおいてはセラーで何年か寝かせれば更に価値を増していくポテンシャルがあります。』
 


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品です。セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。


【商品内容】
商品名:ヴォーヌ・ロマネ一級
    オー・ブリュレ2022

仏語名:2022 Vosne-Romanee 1er Cru
     Aux Brulees 

生産者:ドメーヌ・ミシェル・グロ
    (Domaine Michel Gros)

容量 :750m
タイプ:赤ワイン



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