シャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォー V.V.キュヴェ・ウルトラ 2011 [ドメーヌ・ペロ・ミノ]

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販売価格 54,890円(税込)
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ミュジニーとエシェゾーに接し「黄金の谷」の名を持つ一級畑の古樹の葡萄で僅か948本造られたレア・ワイン
[シャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォー V.V. キュヴェ・ウルトラ 2011]


面積0.60haの区画の平均樹齢70年の古樹の葡萄で造る「このクリマ最上のコンブ・ドルヴォー」

蔵元と輸入元のセラーで14年間の熟成の時を経て、丁度飲み頃で、価格面でもお買い得なドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
[シャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォー V.V. キュヴェ・ウルトラ 2011]


 クリストフ・ペロ・ミノが父アンリの後を継いだのは1993年ですが、それ以前のドメーヌ・ペロ・ミノのワインは大半がバルク売りされ、ドメーヌの評価もさほどのものではありませんでした。
しかし、現当主のクリストフ・ペロ・ミノが修業から戻り、ワインを手がけるようになった後、ほぼ全量ドメーヌ元詰めとなり、このドメーヌは一気に注目を集めるようになります。

 ただ、1990年代のペロ・ミノのワインは、抽出が強く、樽香が強い生産者の代表とされおり、アメリカ市場を意識したこのようなパワフルな造りの全盛時代の潮流に乗ってワインを造り、それにより実際に成功をおさめていたことも事実です。

 しかし2000年からペロ・ミノのスタイルはこれまでの濃厚なスタイルから軽快・繊細なスタイルへと大きく変わります。
この変化の契機になったのが、師と仰ぐブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエ氏の存在です。アンリ・ジャイエの最後の弟子とも言われるクリストフはジャイエ氏から「怠け者になれ」という含蓄ある言葉をもらったそうです。

 それ以降、これまで二週間にも及んだ低温侵漬を一週間弱にし、抽出方法もビジャージュ主体からルモンタージュ主体へと変え、新樽率も村名で20%、1級、特級で30%、焼き加減もミディアムに抑え、テロワールを重視するアンリ・ジャイエ・スタイルの現代的再現を目指し、優しくすっきりと軽く、透明感のある味わいへと変貌を遂げ、これにより一気にスーパースターの仲間入りをすることになります。

 この醸造における変化と同時に2000年にヴォーヌ・ロマネの名手ペルナン・ロサンの畑を購入し、ドメーヌの拡大にも着手します。メルム家からもたらされた畑はジュヴレ・シャンベルタンとモレ・サン・ドニだけでしたが、ペルナン・ロサンの買収により、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュのクリマが新たに加わり、ラインナップが驚くほどに充実し、これが一流ドメーヌに押し上げる要因ともなったわけです。

 シャルム・シャンベルタンを始めドメーヌ・ペロ・ミノの畑の多くは母方の祖父であるメルム家から相続したもので、道の向こう側にあるドメーヌ・トープノ・メルムと所有畑が似通っているのは、母親同士が姉妹であったことから、、両ドメーヌともメルム家から非常に珍しいレア畑かつ古樹の畑を受け継いでいるためです。

 また分割相続のため多くの畑で隣り合っていることもあり、実際に葡萄畑ではトープノ・メルムと協同栽培を行っているなど、二つのドメーヌは言わば兄弟ドメーヌのような関係にあります。

 こちらの商品は、これまで蔵元と輸入元のセラーで14年間の熟成の時を経た、ドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ[シャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォー V.V. キュヴェ・ウルトラ 2011]です。

 ペロ・ミノは、エチケットに生産本数を記載しており、[キュヴェ・ウルトラ2011の生産本数は948本]です。従って、日本の市場では、実店舗でも、ネット店舗でも見つけることが難しい稀少キュヴェです。

 ご参考までに、最新ヴィンテージ2022年のキュヴェ・ウルトラの税込標準価格は、「198,000円」と、大きく高騰しておりますので、ほぼ1/4に近い価格かつ、好コンディションの飲み頃のもので、お薦めです。


 こちらの「黄金の谷=Combe D'Orveau」の名を持つシャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォーもメルム家から相続したレア畑の一つです。

 ラ・コンブ・ドルヴォーにはミュジニーに接する面積2.38haの一級畑の区画と谷間深く入り込んだ面積2.06haの村名格の区画があり、「黄金の谷」という名称のせいか、多くの生産者がラ・コンブ・ドルヴォーの名前でワインを造っています。

 ドメーヌ・トプノー・メルムやドメーヌ・ペロ・ミノ、ドメーヌ・ブリューノ・クラヴリエが造るのは一級畑のラ・コンブ・ドルヴォー、一方ドメーヌ・アンヌ・グロやドメーヌ・ジャン・グリヴォは村名格のラ・コンブ・ドルヴォーです。下に、ラ・コンブ・ドルヴォー付近のAOC葡萄畑地図を掲載しておりますので、その位置をご確認下さい。



 一級畑のラ・コンブ・ドルヴォーの最大所有者ブリュノ・クラヴリエは、この畑は隣接するレ・プティ・ミュジニーと同じ地質ゆえに特級に格付けされるべきだと主張していますが、祖父の時代に、特級になると課税が重くなる理由で、頑張らなかったと言われています。ラ・コンブ・ドルヴォーは、それほど、秀逸な一級畑なのです。
 
 ペロ・ミノが所有する1.14haのラ・コンブ・ドルヴォーの区画はトプノー・メルムの区画と隣りあわせで、北と東を特級畑ミュジニーに、南を特級畑エシェゾーに囲まれ、ジャック・プリウールの特級ミュジニーの区画に地続きで隣接し、北隣にあるミュジニーとも同じ高さにあり、ここが特級でないのが不思議なほど、卓越した立地に恵まれています。

 そして、ラ・コンブ・ドルヴォーの中のミュジニーに近い0.6haの区画に植えられた平均樹齢70年の古樹の葡萄だけで造ったのが、こちらの[シャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォー V.V.キュヴェ・ウルトラ]です。ペロ・ミノが、メインのエチケットにウルトラの表記を始めたのは2013年ヴィンテージからですので、このワインの表側のメインのエチケットにはV.V.表記のみで、ウルトラの表記はありませんが、バック・ラベルにはキュヴェ・ウルトラの表記があります。商品写真でご確認ください。

 もう少し詳しくご説明しますと、ペロ・ミノは、かつてはこのラ・コンブ・ドルヴォーから通常のV.V.キュヴェとキュヴェ・ウルトラ(※昔は特級ミュジニーだった区画)の2種類の一級銘柄を造っていましたが、2013年からはシャンボール・ヴィラージュの品質をさらに上げるため通常のV.V.キュヴェを造るのを止め、この葡萄を村名シャンボール・ミュジニーにデクラセし、更に2017年からはデクラセしたラ・コンブ・ドルヴォーと村名区画をアッサンブラージュして、[シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ブシェール]のリリースを始めました。従いまして、現在このラ・コンブ・ドルヴォーの区画から造られるワインは、[シャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォー V.V.キュヴェ・ウルトラ]とヴィラージュの[シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ブシェール]の二銘柄となっています。

 また、2011年のブルゴーニュは、暑い春により開花時期が早まり、夏に気温が上がらなかったため、2010年同様収穫量は例年より低めでした。果実の糖度は上がりすぎず、酸も穏やかな、柔らかく親しみやすいヴィンテージで、2009年、2010年のビックヴィンテージに及ばないまでも、結果としてエレガントで豊かな味わいの仕上がりに多くの評論家が驚きを示したヴィンテージです。


   こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、輸入元様倉庫保管商品です。  


【商品内容】
商品名:シャンボール・ミュジニー一級
    ラ・コンブ・ドルヴォーV.V.
    キュヴェ・ウルトラ 2011
    
仏語名:2011 Chambolle-Musigny 1er Cru
     La Combe D'Orveau V.V. Cuve Ultra

生産者:ドメーヌ・ペロ・ミノ
   (Domaine Perrot Minot)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン


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