白の名手コシュ・デュリがポマールで造る希少な赤
〜こちらは2007年ヴィンテージです〜
コシュ・デュリといえば、白ワインの名手中の名手として知られ、コント・ラフォンと並んでムルソーの二大巨匠と評価されています。
2006年デキャンタ誌の「世界の白ワイン・トップ生産者10傑」に選ばれ、「白ワインの魔術師」や「シャルドネの神様」と称賛されるコシュ・デュリはブルゴーニュで最も入手困難な白ワイン生産者と言ってもよいでしょう。
ドメーヌの設立は1920年。初めは6つのムルソーの畑の分益耕作からスタートし、二代目から畑を買い増し、徐々に拡大していきました。
ドメーヌの名称がコシュ・デュリとなったのは、三代目のジャン・フランソワ・コシュ氏が当主となった1974年で、ドメーヌ名のコシュ・デュリは氏の苗字(Coche)と夫人の旧姓(Dury)を結んだものです。
ワインの元詰はドメーヌ設立時から始めていますが、商習慣で今でも樽の1/3を昔からの付き合いのネゴシアンに売却しているため、市場では常に商品が品薄の状態です。
トップ・キュベの特級コルトン・シャルルマーニュとムルソー一級ペリエールは、生産量が少ないことに加え、世界中の愛好家から引っ張りだこで、ほとんど目にすることはありません。
2001年からは息子ラファエル氏がドメーヌに参加。2008年ヴィンテージをもって四代目ラファエル氏へとドメーヌは引き継がれましたが、ノンフィルターで、最低18ヶ月の長期熟成を特徴とする初代からのワイン造りを踏襲しており”ブルゴーニュファンならば一度は飲んでみたいワイン”との名声と憧れを保ち続けています。
こちらの商品、ポマール・レ・ヴォーミュリアン2007は、白ワインの神様コシュ・デュリが村名畑レ・ヴォーミュリアンで造る珍しい赤ワインで、ポマール最良の一級畑レ・ルジアンの真上に隣接した区画です。
ポマールは、フランスで最も早くアペラシオンを獲得した村の一つで、粘土質の土壌から生まれる赤ワインは昔から定評があり、コート・ドールの村の多くが村名ではなく、人口が最大で、多くのネゴシアンが本拠を置いていることで知名度の高かった「ボーヌのワイン」と呼称していた時代から、ポマールは村の名前で取引されていたのです。
”白の魔術師”コシュ・デュリが造るこの珍しい赤ワインは海外市場でもほとんど見かけず、並行市場にも登場しない”レア物”です。
しかし、赤の最高峰の生産者ジョルジュ・ルーミエが、最高の白ワイン「コルトン・シャルル・マーニュ」を手掛けているように、世界最高峰の造り手にとっては、赤・白を問わず、最高の葡萄栽培技術と醸造技術を備えているようです。
”シャルドネの神様コシュ・デュリ”がピノワールをどのように仕上げたのか、愛好家の興味をそそるワインです。
こちらは店舗内セラー保管商品となります。
【商品内容】
商品名:ポマール・レ・ヴォーミュリアン2007
仏語名:2007 Pommard Les Vaumuriens
生産者:ドメーヌ・コシュ・デュリ
(Domaine J.F Coche-Dury)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン