【2025クリスマスセール】ジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボット2013 マグナムボトル [ドメーヌ・ユベール・リニエ]

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販売価格 41,800円(税込)
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周囲を特級畑に囲まれながら、政治的な理由で一級畑にとどまったと言われ、他生産者の特級を凌駕する秀逸な一級畑オー・コンボット

折半耕作契約も解消され、リニエ家に戻ってきた僅か0.15haの畑の1957年植樹の古樹から造られる
[ジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボット]


これまで蔵と輸入元倉庫の好環境下、長期熟成に最適なマグナムボトルでの12年の熟成の時を経て、2025年12月に入荷した丁度飲み頃に入ったドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
[ジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボット2013 マグナムボトル] 


 2003年、若くして天才醸造家との名声を得ていたロマン・リニエ氏の死後、ドメーヌは相続を巡る確執があり、ドメーヌに名を残す、彼の父で引退を撤回・復帰した老匠ユベール・リニエ氏と彼の妻で未亡人となったケレン・リニエ氏のリュシー・エ・オーギュスト・リニエの二つに分かれ、2005年までは別々のエチケットが存在しました。

 現在、ドメーヌ・ユベール・リニエはユベールの長男であり、ボーヌの大手ネゴシアンのアルベール・ビショで働いていたローランが五代目当主としてドメーヌを運営しています。2007年からは、収穫後の葡萄をユベールが受け取り、発酵醸造もユベールとローランが行っています。

 ロマン氏の死後、紆余曲折を経て、ユベール・リニエでは、以前と同じラベルでワイン造りが継続されることになり、世界的に有名なブランドであるユベール・リニエの名前とラベルは、老夫婦と長兄が守ることになったのです。

 ドメーヌが所有する畑の総面積は約8.4haで、うち約6haは変わらずユベールの所有で、社名変更したEARL Lucie et Auguste Lignierにメテイヤージュ賃貸(収穫の3分の1相当分をユベールに地代として現物返済する契約)しています。

 しかしこの折半耕作契約も2014年に解消され、看板ワインの特級クロ・ド・ラ・ロッシュと一級コンボットは返還され、栽培から醸造までドメーヌ・ユベール・リニエによって造られるようになっており、名門ドメーヌも完全復活の状態に戻りました。 

 一級畑オー・コンボットは、ジュヴレ・シャンベルタン村の最南端に位置する面積4.57haの畑で、南側はモレ・サン・ドニにある特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュに接し、北側は特級畑ラトリシエール・シャンベルタン、東側は特級畑マゾワイエール・シャンベルタンと接しており、周囲を特級畑に囲まれ、ジュヴレの他の一級畑群よりも一段上の品質ではあるものの、なぜか一級畑にとどめられている不思議な畑です。

 下にジュヴレ・シャンベルタンの葡萄畑地図を掲載しておりますので、一級畑オー・コンボットの位置をご確認下さい。


 ドメーヌ・ユベール・リニエがこのオー・コンボットに所有する区画面積は、僅か0.15haですが、この区画に植えられた1957年植樹の古樹からこのクリマ及びドメーヌを代表するキュヴェを造っています。

 オー・コンボットが一級畑の格付けにとどめられているもっともらしい説明は、「隣接する特級畑群よりも土地が窪んでおり、上方にあるグリザール小渓谷から吹き降ろす冷たい風の影響がある」というものですが、実際には隣のラトリシエール・シャンベルタンより日照を長く受けられ、葡萄も早く熟すとされており、土壌の質や地図で見る限りオー・コンボットは特級畑でも良いように思えます。

 実際に、オー・コンボットに畑を持つ生産者達は、過去にオー・コンボットを特級畑に格上げするか、特級ラトリシエール・シャンベルタンに含めるよう求めたり、特級コンボット・シャンベルタンという名を提唱したこともあったようですが、全て認められませんでした。

 この理由として政治的な理由によるものだという説もあります。格付けがなされた時期、オー・コンボットの所有者全員が隣のモレ・サン・ドニ村の住人であったため、ジュヴレ・シャンベルタン村では誰もオー・コンボットを特級畑に推すことに興味がなかったというものです。(オー・コンボットに1.15haの大きな区画を所有するドメーヌ・デュジャックもモレ・サン・ドニに本拠を置くドメーヌです)

 その真偽はともかくとして、名手ユベール・リニエの手にかかると、オー・コンボットは並外れて秀逸なワインとなり、並みの生産者の特級ワインを遥かに凌駕するものとなり、ジュヴレ・シャンベルタンらしいストラクチャーについては隣接する特級畑よりオー・コンボットの方が優るとも言われており、大変コストパフォーマンスの高いお買い得一級ワインです。
 
 こちらの商品は、これまで蔵と輸入元倉庫での12年の熟成の時を経て、2025年12月に入荷した好コンディションかつ丁度飲み頃に入ったドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ[ジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボット2013 マグナムボトル]です。

 マグナムボトルの場合、空気との接触面が小さいため、熟成も緩やかで、長期熟成に適していますが、マグナムボトルの生産本数は少なく、大変貴重です。

 ご参考までに、近年のブルゴーニュの価格高騰は凄まじく、ユベール・リニエの最新ヴィンテージの[ジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボット2022]の税込標準小売価格は、ブティーユ瓶750mlでも、「55,000円」となっており、この1500mlのマグナムボトルは価格面でも大変お買い得で、これからのクリスマスや年末年始のパーティや集いにお薦めです。


 マグナムボトルだけの単体写真では、サイズが良くわからないため、下に通常のブティーユ瓶(750ml)のものと並べた写真を掲載しておりますので、ご確認ください。(二つのボトルのサイズ比較のための写真で、2本セットでの販売ではございません。)


 こちらのジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボットのヴィンテージは2013年ですが、2013年のブルゴーニュは天候に悩まされた年でした。 春は雨と高い湿度に悩まされ、全体的に生育が遅くなり、開花期にも雨が降り、花ぶるいや結実不良が起きてしまいます。更には比較的冷涼な夏となり、雹の被害を受けることにもなりました。多雨、低温、霜害、雹害、花ぶるいにベト病と、葡萄栽培には苦難の年でした。

 しかし、実際に蓋を開けてみると2013年ヴィンテージは綺麗でエレガントなミレジムとなり、「良いサプライズ」もしくは「化けたヴィンテージ」というのが現在の生産者の評価です。 


 こちらの商品はラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ジュヴレ・シャンベルタン一級オー・コンボット2013 
    マグナムボトル

仏語名:2013 Gevrey-Chambertin Aux Combottes
    1er Cru MG

生産者:ドメーヌ・ユベール・リニエ
    (Domaine Hubert Lignier)
容量 :1500ml
タイプ:赤ワイン


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