サントリーが買収後、飛躍的品質向上により復活を遂げたメドック格付第3級の名門シャトー
2025年12月に輸入元様から特別価格で入荷した収量減の2021年のシャトー蔵出し品のバック・ヴィンテージ
[シャトー・ラグランジュ2021]
シャトー・ラグランジュはサン・ジュリアン村に位置するメドック格付3級のシャトーですが、その歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に記載されています。
1842年にルイ・フィリップ朝において内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、1855年のメドック格付けで3級に格付けされました。しかし、その後経済状況の悪化により所有者が入れ替わり、品質が低下し、1960年代から1970年代は凡庸なワインで低迷を余儀なくされていました。
しかし、サントリーが1983年に買収し、経営に参画。優秀な人材を招聘。葡萄樹の植え替えを始め、畑の改植から醸造設備の一新、シャトーの修復まで徹底的な改革を行い、ラグランジュは見事に復活を遂げ、グランクリュシャトーとしての名声を復活させ、メドックを代表するシャトーとして高い評価を受け、世界に認められるワインへと成長しました。充実したタンニンとフレッシュな酸のバランスが絶妙に混ざり合う、エレガントで長期熟成が可能な優秀ワインとして人気です。
こちらの商品は、2025年12月に輸入元様から特別価格で入荷したシャトー蔵出し品のバック・ヴィンテージ[シャトー・ラグランジュ2021]です。
シャトー・ラグランジュ2021のセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン84%、メルロー14%、プティ・ヴェルド2%で、パーカーポイントは、「94−96点」の高得点を獲得しています。
ボルドーの2021年は、春の霜、冷夏、収穫時期の雨など難しいポイントが多く、生産者の腕が試された「ワインメーカーズ・ヴィンテージ」と言われています。しかし、この厳しい気候条件の中でも、優良生産者はその持てる技術、経験、叡智、努力を全て発揮し、「最高のヴィンテージ」ではないものの、決して「オフ・ヴィンテージ」ではない秀逸なワインを造り出しています。
2018〜2020年の3年間は大変暑い年でしたが、2021年は夏が涼しく、葡萄はゆっくりと成熟し、フレッシュでピュア、繊細なワインが出来上がったためで、「あふれんばかりのパワフルな果実味」というようなスタイルではなく、2021年は1990年代以前のボルドーを想起させる、「やさしい味わいのクラシック」なスタイルのヴィンテージと言えるでしょう。
しかし、2021年の収穫量は少なく、ボルドー全体では2020年に比べ14%の減少、2011年〜2020年の10年間平均より23%減少となっています。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:シャトー・ラグランジュ2021
仏語名:2021 Chateau Lagrange
生産者:シャトー・ラグランジュ
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン