トロ・ボーの双璧を成すトップ・キュヴェで、コート・ド・ボーヌ唯一の赤のグラン・クリュ[特級コルトン・ブレッサンド]と[特級コルトン]の2本セット
前年に引き続き、質量とも豊作の優良年、最新ヴィンテージ2023年のドメーヌ蔵出し正規品
小さな村ショレ・レ・ボーヌにあるドメーヌ・トロ・ボーは、本拠地のショレ・レ・ボーヌ以外にもアロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌに畑をもち、とりわけコルトンの丘には特級畑コルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトンを、そして一級畑にもレ・フルニエールとヴェルコを所有しており、合計面積は20haを超える大ドメーヌに成長しています。
トロ・ボーのワインはどの銘柄も果実味豊かでタンニンが丸く、とても洗練されたスタイルで野暮ったさが一切感じられず、またヴィンテージごとの出来不出来の差も少なく、それに加えて財布にも優しいと高く評価されておりフランス内外での人気も高く、高級レストランでも定番の人気銘柄となっています。
コート・ド・ボーヌのシンボルとも言える「コルトンの丘(Bois de Corton)」は、周囲から独立した島のような山で、裾野の東側から西側に回り込むように時計回りに、ラドワ・セリニ、アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレスの三つの村があります。
モンラッシェと並び称される世界最高峰の白ワイン特級コルトン・シャルルマーニュの産地であることは勿論有名ですが、白ワイン中心の生産地であるコート・ド・ボーヌにおいて、ここコルトン丘陵においてのみ、赤のグラン・クリュが認められています。唯一の赤のグラン・クリュ「コルトン」がこの三つの村から生まれることからお分かりいただけるように、ボディが強く、アルコール感に富んだ豊満な赤ワインも産出するアペラシオンです。
特級コルトンを名乗れる畑の大部分がシャルドネを植えて白を造れば特級コルトン・シャルルマーニュを名乗ることができますが、日照と土壌の関係からか、コルトン丘陵の東から南斜面で赤ワイン、南から西斜面で白ワインが主に造られています。
こちらの商品は、トロ・ボーの商品ラインナップで双璧を成すトップ・キュヴェ[特級コルトン・ブレッサンド2023]と[特級コルトン2023]の2本セットで、最新ヴィンテージ2023年のドメーヌ蔵出し正規品です。
ご参考までに、最新ヴィンテージ2023年の[特級コルトン・ブレッサンド2023]及び[特級コルトン2023]の税込標準小売価格は、いずれも「28,600円(2本で57,200円)」でございます。
各々単品での販売も行っておりますが、双璧のトップ・キュヴェを是非飲み比べていただきたいとの思いから、お買い得な2本セットといたしました。
それぞれのワインについてのご説明は次の通りです。
1.特級コルトン・ブレッサンド
約160haの特級畑コルトンには多くの小区画(リューディ)がありますが、コルトンの特級規定は他の村と異なり、特級の区画内なら畑名にコルトンがつけられますので、一般的には、畑名のついたコルトンの方が上質の特級ワインと言えます。
コルトン・ブレッサンドはコルトン丘陵の東向きの斜面中腹に位置し、王のクリマを意味するクロ・デュ・ロワとともに優れた区画とされます。畑名ブレッサンドは、ブレス地方(Bresse)地方出身の3人の女性が所有したことに由来し、コルトンの中でも長熟に耐え、単独で特級認定できるほどの明確な個性を持っています。
このブレッサンドに面積0.91haの区画を所有するトロ・ボーの造るコルトン・ブレッサンドは、1953年と1955年植樹の古木の葡萄から造られ、リッチでふくよかなボディを特徴とするエレガントさを持ち、ラズベリー、グロゼイユ、ダークチェリー、カシスなど赤い果実、黒い果実の香りが混ざり合い、トロ・ボーらしさが前面に出ているワインで、よくある平板なコルトンではなく、コルトンの特徴と真髄を備えた逸品として高く評価されています。
2.特級コルトン
ドメーヌ・トロ・ボーで、単にコルトンとだけ記されるのは、コルトンの丘の麓、南向きの緩やかな斜面をもつ面積0.60haのコンブの畑のものでピノ・ノワールに適した鉄分を多く含む赤土に覆われています。また、植えられている葡萄は1930年と1985年に植樹された古樹です。
コルトン・ブレッサンドに比べると緻密さの点で少しだけ劣るものの、南向き斜面がもたらす日射のおかげで、柔らかな果実味をもつコルトンに仕上がっています。
コルトンは、ブルゴーニュの中でも堅牢さが際立つと言われていますが、トロ・ボーのコルトンは、肉厚な果実味と厳格な雰囲気を併せ持ったスタイルが特徴です。
また、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は2023年12月19日、2023年ヴィンテージについて、『平年より穏やかな冬から始まり、ジェットコースター のような春を迎えて、芽吹きは平年より遅くなり、ほとんどの葡萄の樹は春の霜を免れた。生育は2022年の大豊作の後の再成長もあり、ややバラバラに進んだが、5月は生育に好条件となり、月末から気温が上昇し開花に向けた急速な進展を促した。6月と7月は不安定で、7月は交互に雷雨があり、最高気温は35-36度、湿度は高かった。7月11日と15日に雹が降り、マコネ南部、コート・シャロネーズ北部、ムルソー、ディジョン周辺に局地的な被害をもたらしたが、全体的には無傷だった。8月は雨が降ることもあったが、その後は季節外れの高温と日照が続き、多くのワイン生産者は葡萄の鮮度を保つために夜間や早朝に収穫を行った。その結果、近年、ブルゴーニュでは豊作の年が連続することはなかったが、優れたヴィンテージだった2022年に続き、2023年も品質の高い葡萄が収穫できた。』というレポートを発表しています。
その一方で、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は2024年10月24日に、『ブルゴーニュの2024年は、天候不順による、多難で低収量のヴィンテージ』と発表しており、今回リリースの2023年ヴィンテージは品質面でも価格面でもお薦めです。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。通常は当店入荷後直ちにエノテカ那須レンタルセラーへ移送・保管しますが、現在、エノテカ様システム障害に伴い入庫停止のため、店舗内セラー保管商品となっております。システム障害復旧後はエノテカ那須レンタルセラー保管となりますので、価格は変更となります。
【商品内容】
商品名:特級コルトン・ブレッサンド2023 &
特級コルトン2023の2本セット
仏語名:2023 Corton Bressandes GC& 2023 Corton GC
生産者:ドメーヌ・トロ・ボー
(Domaine Tollot-Beaut)
容量 :750m X 2
タイプ:赤ワイン