モレ・サン・ドニの盟主ポンソの看板ワイン
[特級クロ・ド・ラ・ロッシュ キュヴェ V.V.]
2025年2月上旬に輸入元様から特別価格で再入荷した飲み頃が近く、価格面でもお買い得な蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
[クロ・ド・ラ・ロッシュ 2017 キュヴェV.V.]
特級畑クロ・ド・ロッシュは、モレ・サン・ドニ村最北の斜面中腹に位置する面積16.9haのグラン・クリュで、モレ・サン・ドニの真髄として称えられ、また、ブルゴーニュ屈指の長熟型の長命ワインとして知られています。
クロ・ド・ラ・ロッシュの土壌は薄く、石の多い粘土石灰質でミネラル分を多く含むことから、味わいの傾向としては、北隣のジュヴレ・シャンベルタンのタンニンと南隣のシャンボール・ミュジニーのフィネスの二つの特徴を映し出すと言われます。
モレ・サン・ドニの盟主ドメーヌ・ポンソはこの特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュに3.35haの面積を持つ最大の所有者で、クロ・ド・ラ・ロッシュはドメーヌ・ポンソの看板ワインであり、クリマを代表するワインです。
また、ポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュの葡萄は平均樹齢60年の古樹で、エチケットには古樹を意味するヴィエィユ・ヴィーニュ[Vieilles Vignues]の表示があります。
1860年代欧州の葡萄は害虫フィロキセラの猛威で存亡の危機に陥りました。この経験から現代の葡萄の木はフィロキセラに対し抵抗性を持つ北米原産の葡萄を改良したものを台木として、これに欧州産の品種の挿し穂を接ぎ木して栽培することは良く知られていますが、現在世界中に流布しているピノ・ノワールの優良クローン(挿し穂)の多くは、ポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュに起源をもっているそうです。
ドメーヌ・ポンソはモレ・サン・ドニ村で、ドメーヌ・デュジャックと並んで高く評価されるドメーヌです。デュジャックは1968年創設の新興勢力とも言うべきドメーヌですが、これに対しポンソは1872年にウィリアム・ポンソによって創設された歴史ある老舗名門ドメーヌと、対極の存在です。
2014年版のレ・メイユール・ヴァン・ド・フランスではポンソは新たに三ツ星生産者に昇格しており、DRC、アルマン・ルソー、ジョルジュ・ルーミエ、ルロワ等と並ぶブルゴーニュの超一流生産者として認められています。
こちらの商品は、好環境下で8年の熟成の時を経て、飲み頃に近づいた好コンディションの[特級クロ・ド・ラ・ロッシュ2017 キュヴェV.V.]で、2025年2月上旬に輸入元のラックコーポレーション様から再入荷したドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージです。
2017年のブルゴーニュは、春先に二度の雹害に襲われ、収穫量が激減した2016年とは打って変わって、天候に恵まれ素晴らしい葡萄が収穫できた優良年となっています。
前当主ローラン・ポンソ氏は2017年2月にネゴシアンのローラン・ポンソを起ち上げ、ドメーヌを去ったため、2017年キュヴェは、その後を継いだローラン氏の妹ローズ・マリー・ポンソ氏が5代当主として、新醸造責任者アレクサンドル・アベル氏とタッグを組んだ新体制での初のヴィンテージです。新生ポンソについて、『ローラン氏の時代に確立されたスタイルが継承されており、従来と大きく変わらない味わいに一安心した』との専門家のコメントもあり、まずは順調に船出をしたようです。
また、今回2025年2月上旬再入荷の[特級クロ・ド・ラ・ロッシュ2017 キュベV.V.]は、輸入元様から特別価格で入荷していることから、お買い得価格でご案内しております。(ご参考までに、最新ヴィンテージ2021年のポンソの[特級クロ・ド・ラ・ロッシュ2021 キュベV.V.]の標準税込小売価格は、「176,000円」でございます。)
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、現在は店舗内セラー保管商品です。少し休ませた後、エノテカ那須レンタルセラーに移管しますので、移管後は価格は変更となります。
【商品内容】
商品名:特級クロ・ド・ラ・ロッシュ2017 キュベV.V.
仏語名:2017 Clos-de-la-Roche Grand Cru
Cuvee Vieilles Vignues
生産者:ドメーヌ・ポンソ(Domaine Ponsot)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン