シャブリ一級ヴァイヨン ヴィエィユ・ヴィーニュ2020[ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 6,820円(税込)
在庫数 在庫0本売切れ中

SOLD OUT
通常版の一級ヴァイヨンとは別に樹齢65年の古樹を樽熟成させて造るドメーヌの看板キュヴェ
[シャブリ一級ヴァイヨン ヴィエィユ・ヴィーニュ]


2024年11月にレイトリリースで入荷した蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
[シャブリ一級ヴァイヨン ヴィエィユ・ヴィーニュ2020]


 ドーヴィサと聞けば、「ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ」を思い浮かべる人が多いと思いますが、シャブリにはヴァンサンの他に忘れてはならない、もうひとつのドーヴィサがあります。それが、1899年からの歴史を持つ名門ドメーヌ「ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサ」です。

 ドメーヌに名を残す先代のジャンは、2004年に急逝し、現在は1972年生まれの息子セバスチャンによって運営されています。セバスチャンは、ボーヌのリセで醸造学を学び、シャサーニュ・モンラッシェのベルナール・モレでの研修を経て、1993年から父ジャンと共に働き始めました。2004年にジャンが急逝し、その当時38歳のセバスチャンが9haの畑を持つドメーヌを引き継ぎ、今日に至っています。

 両家の家系を遡れば、それぞれの現当主セバスチャンとヴァンサンの曽祖父は共通で、セバスチャンの父で先代のジャンとヴァンサンの父で先代のルネが従兄弟同士で、お互いの住居兼醸造所もすぐ近くにあるという近しい間柄ですが、面白いくらいに両者のワインは異なっています。

 ヴァンサン・ドーヴィサがオーク樽を使った醸造をドメーヌのアイデンティティとしているのに対し、セバスチャンはタンクが主体で、樽を使うのは一級畑ヴァイヨンの一部、[ヴァイヨン・ヴィエイユ・ヴィーニュ(樹齢65年、2010年までは樹齢80年だった)]とグラン・クリュの[レ・プルーズ(樹齢60年)]のみです。

 この二つのキュヴェ[シャブリ特級レ・プルーズ]、[シャブリ一級ヴァイヨンV.V.]は、日本でも人気が高く、下の写真の通り、美術出版社発行の「ワイナート56号」(2010年5月発行)にジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサの看板キュヴェとして掲載・紹介されています。



 こちらの商品は、ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサが所有する一級畑ヴァイヨンの中でも樹齢65年の古樹から造る[シャブリ一級ヴァイヨン ヴィエィユ・ヴィーニュ2020]で、これまでドメーヌのセラーで保管され、2024年11月にレイトリリースで入荷したドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージです。

 通常版のシャブリ一級ヴァイヨンとは別に仕立てられるこの[シャブリ一級ヴァイヨン ヴィエィユ・ヴィーニュ]は、ヴァイヨン区画の中の樹齢65年の古樹の低収量で収穫された葡萄を使います。ドメーヌでのプルミエ・クリュの収量は約50hl/haですが、このヴァイヨンV.V.では25hl/haという低収量です。

 また、熟成にあたっては、特級レ・プルーズ同様、樽熟成期間は10ヶ月に留め、その後、さらにタンクの中で10ヶ月寝かせます。新樽は原則的に使わず、平均4〜5年使用した古樽のみですが、興味深いのはその強い焼き具合で、セバスチャンは焼きが強い理由として、『逆説的かもしれませんが、焼きが強い方がシャブリのミネラルがきれいに出て、ミディアムトーストの樽を使うとかえってワインがバターっぽくなりシャブリらしさが損なわれる』と説明しています。



 シャブリ地区には40もの一級畑(リューディー数は71)があり、スラン川の右岸と左岸、あるいは日照と畑の傾斜度によって評価が異なってきますが、歴史的には、スラン川右岸の特級畑群と同じ斜面の延長線上にあるモンテ・ド・トネル、モン・ド・ミリュー、フルショームが最上位グループの一級畑と評価されていますが、こちらのヴァイヨンは、左岸の一級畑が持つ魅力が十分に発揮されており、トップ・グループの一級畑とされています。クリマ名は[小さな谷=petite vallee]が変形したもので、『谷間のような二つの高い所の間に横に広がる一帯』という意味が語源です。
 
 下に、シャブリ中心部の葡萄畑地図を掲載していますので、その位置をご確認下さい。


 ヴァイヨンは、単独では15haながら下位区画としてブニョン、エピノット、セシェ、レ・リス等8つのサブ・クリマを擁し、それらを含めると総面積は120ha近くになるシャブリ最大の一級畑ですが、ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサは、正真正銘のヴァイヨンに畑を所有しています。

 輸入元資料では、『ほんのりと花の蜜を思わせる甘やかなニュアンス。凝縮感があり、口当たりはヴァイヨンらしいまろやかさ。複雑味もあり、若い段階でも心地よく楽しめるが、長期の熟成も可能なシャブリ』とコメントされています。

 また、シャブリの2020年ヴィンテージについて、ブルゴーニュワイン委員会(VIVB)[シャブリ委員会]は、次のように公式発表(要約)していますので、参考になさって下さい。
『ヴィンテージ2020は、その早熟さが特徴で、収穫は8月に始まった。乾燥した夏で、水不足や果房の焼けや葉焼けが起こり、収量は抑えられたものの葡萄畑の衛生状態は素晴らしかった。オーソドックスであることでも際立ち、とてもバランスが良く、シャブリのワインに特徴的な爽やかさを持っている。果汁の糖度は例年並みで過度ではなく、リンゴ酸は少ないが、バランスと爽やかさを保つための十分な酒石酸があり、それがシャブリのワインの魅力を引き立てることが予想され、品質が約束されている。』

 こちらはラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。 


【商品内容】
商品名:シャブリ一級ヴァイヨン V.V.2020

仏語名:2020 Chablis 1er Cru Vaillons V.V.
    
生産者:ジャン・エ・セバスチャン・ドーヴィサ
    (Jean et Sebastien Dauvissat)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン





Your recent history

Category

Recommended