ドメーヌ・ド・モンティーユがポマールのボーヌ寄りの一級畑レ・ペズロールの0.89haの畑で造る
[ポマール一級レ・ペズロール]
ポマールの特級格リュジアン、アペラシオンのお手本グラン・ゼプノに対し、女性的で軽快なことから「アウトサイダー的」存在と言われる面白い赤ワイン
11年間の熟成の時を経て、2024年10月入荷の丁度飲み頃に入り、価格面でもお買い得な蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
[ポマール一級レ・ペズロール2013]
ドメーヌ・ド・モンティーユはヴォルネイを本拠地とする名門ドメーヌでしたが、コート・ド・ボーヌ中心で、コート・ド・ニュイにはこれまで葡萄畑を所有しておりませんでした。しかし、2005年にドメーヌ・デュジャックと共同でトマ・モワラールを買収し、コート・ド・ニュイにも進出します。この時にヴォーヌ・ロマネ一級マルコンソール、ニュイ・サン・ジョルジュ一級オー・トレイ、特級クロ・ド・ヴージョをラインナップに加えています。
このように現当主エティエンヌ氏の下で、コート・ド・ニュイへ、更に日本の函館へと飛躍的な拡大・発展を続けているド・モンティーユですが、本拠地はドメーヌ誕生の地、ヴォルネイで、その隣にあるポマールにも多くの銘醸畑を所有しています。
ポマールは、フランスで最も早くアペラシオンを獲得した村の一つで、そのワインは早くから定評があり、コート・ドールの多くが村名で呼ばれていない近世から、ポマールは既に村の名前で取引をされていました。
また、ポマールの土壌は、粘土分が非常に多く、鉄分の含有率も高いことから、そこから生まれるワインは、色が濃く、タンニンに富み、エレガントさよりも堅牢なストラクチャーを持つことで知られ、コード・ド・ニュイのジュヴレ・シャンベルタンに相当すると言われる男性的なワインです。
こちらの商品は、11年間の熟成の時を経て、丁度飲み頃に入った[ポマール一級レ・ペズロール2013]で、2024年10月に輸入元のラックコーポレーション様から入荷した蔵出し正規品のバック・ヴィンテージです。
ポマール一級レ・ペズロールは、レ・グラン・ゼプノの斜面上にあるボーヌ寄りの面積5.92haの一級畑で、ド・モンティーユは、この畑に0.89haの区画を所有しています。
ポマールの中で、最も優れており、また人気があるのは、ヴォルネイ寄りの一級畑リュジアン、次いで、ボーヌ寄りの一級畑レ・グラン・ゼプノで、前者は「ポマールの特級格」、後者は「AOCポマールのお手本」と呼ばれており、両者ともポマールを代表する男性的な赤ワインです。
これに対し、レ・ペズロールはポマールとしては女性的で、軽快な赤であるため、「ポマールのアウトサイダー的存在」の型にはまらないタイプで、ブラインドテイスティングで当てるのが難しい赤ワインと言われている面白い赤ワインです。
2013年のブルゴーニュは天候に悩まされた年でした。 春は雨と高い湿度に悩まされ、全体的に生育が遅くなり、開花期にも雨が降り、花ぶるいや結実不良が起きてしまいます。更には比較的冷涼な夏となり、雹の被害を受けることにもなりました。多雨、低温、霜害、雹害、花ぶるいにベト病と、葡萄栽培には苦難の年でした。
しかし、実際に蓋を開けてみると2013年ヴィンテージは綺麗でエレガントなミレジムとなり、「良いサプライズ」もしくは「化けたヴィンテージ」というのが現在の生産者の評価です。
また、近年のブルゴーニュ価格の高騰が凄まじい状況下で、こちらの[ポマール一級レ・ペズロール2013]は、11年間の熟成の時を経て、輸入元のラックコーポレーション様から、2024年10月に入荷した好コンディションの蔵出し正規品のバック・ヴィンテージです。
ポマールの上質の赤ワインがその真価を発揮するには10年以上を要すると言われていますので、丁度飲み頃に入った頃で、しかも今回特別価格でご提供いただいており、価格面でもお買い得となっており、この点でもお薦めです。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:ポマール一級
レ・ペズロール2013
仏語名:2013 Pommard 1er Cru
Les Pezerolles
生産者:ドメーヌ・ド・モンティーユ
(Domaine de Montille)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン