かつてフランス国王が所有していたことに由来するクリマ名を持つ［ボーヌ一級クロ・デュ・ロワ］と隠れた名品［ブルゴーニュ・コート・ドール・ブラン］の赤白2本セット
収量が激減した最新2021年ヴィンテージの稀少キュヴェ
［ボーヌ一級クロ・デュ・ロワ2021とブルゴーニュ・コート・ドール ブラン2021の赤白2本セット］
小さな村ショレ・レ・ボーヌにあるドメーヌ・トロ・ボーは、本拠地のショレ・レ・ボーヌ以外にもアロース・コルトン、ボーヌ、サヴィニー・レ・ボーヌに畑をもち、とりわけコルトンの丘には特級畑コルトン・ブレッサンドとコルトン・シャルルマーニュ、それにクリマ名のつかないコルトンを、そして一級畑にもレ・フルニエールとヴェルコを所有しており、合計面積は20haを超える大ドメーヌに成長しています。
トロ・ボーのワインはどの銘柄も果実味豊かでタンニンが丸く、とても洗練されたスタイルで野暮ったさが一切感じられず、またヴィンテージごとの出来不出来の差も少なく、それに加えて財布にも優しいと高く評価されておりフランス内外での人気も高く、高級レストランでも定番の人気銘柄となっています。
こちらの商品は、最新ヴィンテージ2021年のトロ・ボーの［ボーヌ一級クロ・デュ・ロワ2021とブルゴーニュ・コート・ドール ブラン2021の赤白2本セット］です。
ブルゴーニュには王の畑を意味するクロ・デュ・ロワが幾つかありますが、ボーヌの一級畑クロ・デュ・ロワも、そのクリマ名は、かつてはフランス国王が所有していたことに由来しています。
ただ、通常はコルトン・クロ・デュ・ロワのようにアペラシオン中の最良区画に位置していることが多いのですが、ここボーヌでは少し例外で、サヴィニ・レ・ボーヌとの村境に近い斜面下部にあり、畑の最下部は同名の村名格畑（面積0.31ha）となっています。
クロ・デュ・ロワの一級畑部分の面積は、13.25haで、トロ・ボーはここに1.1haのまとまった区画を所有しており、ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏は、クロ・デュ・ロワの主な生産者として、トロ・ボーの名を挙げています。
ボーヌ一級クロ・デュ・ロワは、「王のワイン」という名の割には、エレガントでスタイリッシュで、若い内から楽しめるワインになり、輸入元資料では『香り高く、タンニンのキメは細かく、スムースな飲み心地。』とコメントされており、生産本数は「5000本」です。
また、もう一つの［ブルゴーニュ・コート・ドール・ブラン］については、トロ・ボーの造る白ワインは２銘柄で、稀少なコルトン・シャルルマーニュを除くとこちらのブルゴーニュ・コート・ドール・ブランしかなく、「隠れた名品」として人気があり、なかなか入手が難しいキュヴェです。
［ブルゴーニュ・コート・ドール］は2017年に新しく認められたアペラシオンで、指定区域はコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに限られており、具体的な村名では北はディジョンの南のシュノーヴ村から南はマランジェ村までの葡萄に限定されています。
従来のACブルゴーニュは、コート・ドール（コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ）に加え、広域ブルゴーニュ圏であるシャブリ、マコネ、ボージョレ等も含まれましたが、新設のACブルゴーニュ・コート・ドール・はこれまでのACブルゴーニュよりも産地がより限定されますので、「ワンランク上のレジオナル・ワイン」の位置付けです。
トロ・ボーは、2019年までは、赤と白をACブルゴーニュとしてリリースしていましたが、元々新AOCを呼称する資格もあり、2020年ヴィンテージから、新たに［ブルゴーニュ・コート・ドール］として再出発しています。従って、［ブルゴーニュ・コート・ドール・ブラン2021］は、2年目のヴィンテージとなります。
この［ブルゴーニュ・コート・ドール ブラン］は、トロ・ボーの本拠地ショレ・レ・ボーヌ内のレジオナル区画の4エーカー（約1.6ha）の畑に1956年、1962年、1986年、2001年に植えられたシャルドネで造られますが、最も古い区画では樹齢65年にもなる古樹の葡萄を使っており、リッチで気品のある贅沢な造りの白ワインです。
一般的に白ワインの産地として知られるコート・ド・ボーヌの村々の中で、ショレ・レ・ボーヌはピノ・ノワールの栽培比率が95％でシャルドネは僅か5％という圧倒的に赤のアペラシオンであることから、元々ショレ・レ・ボーヌの白は稀少な存在です。
最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70％〜80％減少と言われています。
トロ・ボーでも赤の特級コルトン・ブレッサンドを単独で仕立てることができず、ドメーヌ創設以来初めて、コルトンとコルトン・ブレッサンド区画をブレンドした特別ヴァージョンの［特級コルトン2021］が造られほどの厳しいヴィンテージでしたし、こちらの2020年ヴィンテージに「13000本」造られた［ブルゴーニュ・コート・ドール ブラン］は2021年ヴィンテージでは僅か「3400本」で、実に約75％の減少となりました。
トロ・ボーのナタリー・トロ女史が、2021年ヴィンテージについて、『葡萄畑が大変な年で、衛生状態の良い、健全な葡萄を収穫するために一生懸命働いた』と語っているように、ブルゴーニュの2021年は、『栽培家の力量と経験、ノウハウが生きた［栽培家のミレジム］とも言われ、収量こそ少ないものの、霜害や病害等の悪条件を乗り越えて健全に実った葡萄で造られたワインは高品質で、1970年代のようなクラシカルなスタイル（涼しい気温と変わりやすい天候を思い出させる、昔の純粋なブルゴーニュのヴィンテージ）』に仕上がっています。
この収量減による蔵出し価格の上昇に加え、ユーロ高、更に紅海におけるフーシ派の外国船舶への攻撃を回避するためのアフリカ喜望峰迂回運送ルートの影響もあり、これから順次リリースされる2021年ヴィンテージは大幅な価格高騰と品薄が必至な状況となっておりますので、著名生産者のワインはお早目の購入をお薦めいたします。
こちらの【秘蔵】マーク商品は、エノテカ様経由当店が購入後、直ちに環境と設備の優れた同社のワイン専用倉庫のエノテカ那須エイジングワインセラーに搬入し、現在も保管を委託中のものです。
また、セラー契約で一旦倉庫外に出たワインの再入庫はできないことから、搬入後から現在まで、一切倉庫外には出ておらず、この間、動かされることなく、良好なコンディション下で熟成のための眠りについている稀少プレミアムワインです。
当店では、このように買付から現在の保管に至るまで一度もエノテカ（株）の管理下から外れたことのないワインを【秘蔵】と定義し、これに該当するワインにのみ【秘蔵】マークを付けています。
こちらのエノテカ那須エイジングワインセラー保管商品については、「良コンディションの維持」、「配送期間の短縮」及び「配送に伴うリスク軽減」のためエノテカ那須エイジングワインセラーからお客様の元へクール宅急便で直送いたします。
また、エノテカ那須エイジングワインセラー保管商品と店舗内保管セラー商品を同時にご購入になった場合には、原則として、エノテカ那須及び当店からそれぞれを個別に配送いたしますが、その場合の追加の配送料はいただきません。
*エノテカ�蠅函�当店及び当ホームページとは、業務上及び営業上の関係は一切ございません。
【商品内容】
商品名：ボーヌ一級クロ・デュ・ロワ2021と
ブルゴーニュ・コート・ドール ブラン2021
の赤白2本セット
仏語名：2021 Beaune 1er Cru Clos du Roi &
2021 Bourgogne Cote d'or Blanc
生産者：ドメーヌ・トロ・ボー
（Domaine Tollot-Beaut)
容量 ：750mｘ2
タイプ：赤ワイン1、白ワイン1
