ピュリー・モンラッシェ ブラン2020 [ドメーヌ・ド・モンティーユ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 13,970円(税込)
在庫数 1本
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シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェから買い取り、ドメーヌのラインナップに加わった
村名白ワイン[ピュリニー・モンラッシェ ブラン]


かって一級畑であったシャリュモーを中心に4区画のブレンドで造る最新ヴィンテージ2020年の蔵出し正規品
[ピュリニー・モンラッシェ ブラン2020]


 本拠地ヴォルネイから大躍進を遂げているドメーヌ・ド・モンティーユの当主エティエンヌ氏は、2012年に経営を任されていたシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェをオーナーの金融機関から買い取りました。

 これにより、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェが所有していたシュヴァリエ・モンラッシェを始めとする秀逸な畑がドメーヌ・ド・モンティーユに移ることとなり、ドメーヌの白ワインのラインナップは一気に充実したものとなりました。そして2017年からは、これまでシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェとして生産されていたワインは、全てドメーヌ・ド・モンティーユとしてリリースされることになりました。

 ただし、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェが所有していた特級モンラッシェ(面積0.04ha)とバタール・モンラッシェ(面積0.05ha)は、この買収に協力したシャトー・ラトゥールのフランソワ・ピノーに譲り、彼の所有するドメーヌ・デュージェニーに加わることとなりました。近い将来、デュージェニーからこの稀少な特級白ワインがリリースされるはずです。

  こちらの商品は、最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品のピュリニー・モンラッシェのヴィラージュ白ワイン[ピュリニー・モンラッシェ ブラン2020]です。

 ド・モンティーユのピュリニー・モンラッシェは、村名格畑シャリュモー、ルヴロン、ブードリエール、ノロワの四区画、合計1.5haの葡萄をブレンドして造られます。ピュアーなミネラル感が広がるピュリニーらしいスタイルで、ミネラル、酸のバランスが良く、実にエレガントな村名ピュリニーの白ワインです。(輸入元資料より)

 村名ピュリニー四区画1.5haの内、1.1haを占める最大の畑がシャリュモーで、シャリュモー自体は5.79haの一級畑ですが、この内の1.1haの区画は前の所有者が20cmの表土を他から持ち込んだため、1975年に一級格付けを剥奪され、村名格に格下げになった経緯があり、ピュリニー・モンラッシェの一級畑群の中にポツンと存在する村名格畑となっていますが、現在では、ド・モンティーユの村名ピュリニー・モンラッシェ ブランの3/4を構成する中核の畑です。

 過去に表土問題によって格下げになったとは言え、元々一級畑のテロワールを持つシャリュモーを中核として造るド・モンティーユの村名ピュリニー・モンラッシェ ブランは、コストパフォーマンスの高いお買い得ワインと言えるのではないでしょうか。

 [*ご参考までに]
INAOは本来のテロワールに手を加えることには厳罰を課しており、最も有名なものが、特級シュヴァリエ・モンラッシェの飛び地の小区画ドモワゼルとカイユレの間にある歯抜けのように存在する不思議な空白地帯です。これは、ドメーヌ・シャルトロンがカイユレ内の小区画をシュヴァリエ・モンラッシェに昇格申請し、1974年に認められた際、この0.16haの区画は表土を剥ぎ取っていたことが判明したことから、この区画だけが全AOCの対象外とされたためです。この区画の所有者は有名なネゴシアンのルイ・ジャドとルイ・ラトールですが、両社は2015年から格付け外のヴァン・ド・ペイとして、[ラ・ロッシュ・デ・ドモワゼル(La Roche des Domoiselles)]をリリースしており、並みの特級ワインを凌駕する価格と人気になっています。ブルゴーニュにおいては、葡萄樹は樹齢が上がるにつれて、水や必要な養分を吸収しようと地中深く根を伸ばし、貫通するいくつもの地層から味や香りに結実する多くの要素を取り出しますので、表土に手を入れたことで、格付けから外されたとは言え、元々の土壌は優れたものと生産者も消費者も考えているためでしょう。


 下にピュリニー・モンラッシェの葡萄畑地図を掲載しておりますので、一級畑シャリュモーと村名格畑シャリュモーの位置をご確認下さい。


  また、2020年のブルゴーニュについて、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。

 しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。特に萌芽の早いシャルドネの被害が甚大で、コート・ド・ボーヌでは、多くの生産者が70%〜80%の大幅な収量減となっています。この影響もあり、2020年ヴィンテージも大幅な価格高騰、かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっていますが、2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。

 ご参考までに、ド・モンティーユの公式HPによれば、このピュリニー・モンラッシェ ブラン2020は、新樽率15%で、8000本造られましたが、次の2021年ヴィンテージは6330本のみの生産で、対2020年比で20%減少しており、日本への輸入枠も少なく、品薄で価格高騰は不可避な状況でございます。

 
  こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ピュリー・モンラッシェ ブラン2020 

仏語名:2020 Puligny-Montrachet Blanc
    
生産者:ドメーヌ・ド・モンティーユ
   (Domaine de Montille)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン

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