亡き祖母へのオマージュとして造られたシャサーニュの4つの村名格畑をブレンドした村名白ワイン
シャサーニュ・モンラッシェ キュヴェ・マルゴ ブラン
最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品
[シャサーニュ・モンラッシェ キュヴェ・マルゴ ブラン2021]
ドメーヌ・マルク・コランを有名にしているのは、白ワインの最高峰モンラッシェの16人の所有者の内の一人であることでしょう。マルク・コランのモンラッシェ区画はシャサーニュ側の最上部にある「ダン・ド・シャン(犬の歯)」と呼ばれる僅か0.1068haの極小区画で、ここから毎年2樽のモンラッシェを造っており、凝縮感があり、余韻も長くフィネスを感じるモンラッシェとして高く評価されています。
しかし、ドメーヌ・マルク・コランの本拠地はシャサーニュ・モンラッシェではなく、その背後に控える小さな村、サン・トーバンにあります。サン・トーバンは知名度は低いものの、「知る人ぞ知るシャルドネの聖地」と言われるほどの白の銘醸地で、このサン・トーバンで最も偉大なドメーヌがドメーヌ・マルク・コランなのです。1970年の設立当初はサン・トーバンとシャサーニュ・モンラッシェに6haの畑をもつのみでしたが、80年代から90年代にかけて畑を広げ、20ha、30のアペラシオンを手がけるまでに成長しました。
また、30のアペラシオンの内、25が白ワインであることから、マルク・コランは白の造り手として有名で、「もしサン・トーバンのクリマの特徴を知りたければ、このドメーヌの一級畑を並べて試すとよい」とも言われています。
マルクは2000年代前半に完全引退し、後を継いだのは3人の息子と一人娘でしたが、すぐに長男ピエールが独立し、モレ家出身の妻カロリーヌと共に[ドメーヌ・ピエール・イヴ・コラン・モレ]を立ち上げ、ドメーヌを去ります。
その後2017年の収穫前に次男のジョセフが自分自身の[ドメーヌ・ジョセフ・コラン]を立ち上げたため、現在、三男のダミアンが当主となり、長女のカロリーヌとともに、ドメーヌを引き継いでいます。この相続のため、現在のドメーヌの所有畑は12haとなっています。
こちらは最新ヴィンテージ2021年ヴィンテージのドメーヌ蔵出し正規品[シャサーニュ・モンラッシェ キュヴェ・マルゴ ブラン2021]です。
キュヴェ名のマルゴは、畑名ではなく、マルク・コラン氏の母「マーガレット」の愛称で、2016年に亡くなられた現当主の祖母へのオマージュとしてリリースされています。キュヴェ・マルゴは、シャサーニュ・モンラッシェの4つの区画の葡萄をアッサンブラージュしたヴィラージュ・ワインで、シャサーニュらしいミネラルの塩味が効いて、キレのあるストレートな酸が魅力な白ワインです。
ご参考までに、マルク・コランの長男が運営するドメーヌ・ピエール・イヴ・コラン・モレも、同じ祖母「マーガレット」へのオマージュとして[サン・トーバン一級オマージュ・ア・マルグリット ブラン]をリリースしています。
また、最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、上述の通り、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。
この影響で、これから順次リリースされる2021年ヴィンテージは大幅な価格高騰と品薄が必至な状況となっておりますので、著名生産者のワインはお早目の購入をお薦めいたします。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入ののドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:シャサーニュ・モンラッシェ
キュヴェ・マルゴ ブラン2021
仏語名:2021 Chassagne Montrachet
Cuvee Margot Blanc
生産者:ドメーヌ・マルク・コラン
(Domaine Marc Colin)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン