長い歴史と伝統を誇るジャクソンの看板シャンパーニュ
2022年5月にデゴルジュマンされたキュヴェNo.745
2017年の葡萄をベースに造られ、アイ村の特別な区画「ヴォーゼル・テルム」のピノ・ノワールをふんだんに使ったリッチなキュヴェ
「ジャクソン シャンパーニュ・キュヴェ No.745」
1798年創業で、200年以上の長い歴史と伝統を誇るジャクソンは、シャンパーニュ界の頂点に君臨しながらも、常に変革を求める精神や独創的な発想を代々受け継いでいますが、2000年の葡萄収穫からリリースを始めた、「700シリーズ」はジャクソンのその意志を具現化したものと申せます。
従来から「シャンパーニュ造りの真髄はブレンド技術にあり」、と言われ、シャンパーニュ・ハウスの顔となるスタンダード・キュヴェは、複数のヴィンテージのリザーヴ・ワインをブレンドして、ノン・ヴィンテージで造るのが普通でした。
しかし、現当主のシケ氏と弟のローラン氏は、そのスタイルに疑問を持ち、画一的な味わいを維持していく伝統的な方法ではなく、収穫年毎の味わいに重点を置いた、言わば、その年のヴィンテージの個性を反映させたシャンパーニュ造りをすることを目指します。
これが、2000年の収穫分の葡萄を使ってリリースが始まる「700シリーズ」で、最初の「キュヴェ728」から、現在の最新ヴィンテージのこちらの「キュヴェ744」まで、ヴィンテージの個性を最大限に追求した独創的なシャンパーニュとして、今や世界に認められる存在となっています。
この「700シリーズ」の最初にリリースされた「キュヴェ728」は、ハウスの設立後728番目にブレンドされたことを意味しており、200年の伝統と歴史を誇るジャクソンが、新たにヴィンテージの個性を最大限に反映させるべく生み出した独創的なシャンパーニュです。
ヴィンテージを反映させたシャンパーニュであるだけに、その年の重要イベントに用いられ、話題に上ることも多く、例えば「キュヴェ733」は、ノーベル平和賞を受賞したオバマ元米国大統領のノーベル平和賞受賞式典ディナー(2009年12月グランド・ホテル・オスロで開催)での唯一のシャンパーニュとして振舞われています。
キュヴェ番号が上がるにつれて、「700シリーズ」は更に進化を続け、「キュヴェ734」からは瓶内熟成期間をこれまでの3年から4年とした他、「キュヴェ738」までは全体の約30%にリザーブワインが使われていましたが、「キュベ740」以降はこの比率を20%に下げ、収穫年の個性がより明確になっています。
しかもジャクソンで使用されるマスト(果汁)は「キュヴェ(一番搾り)」のみで、「タイユ(二番搾り)」は使わず、またキュヴェの最初の50リットルは、埃が多いとの理由で使用しないという徹底したこだわりを持っています。(注)シャンパーニュではワイン法により4000kgの葡萄から2550リットルまで果汁を搾ることが認められており、最初の2050リットルを「キュヴェ(一番搾り)」、次の500リットルを「タイユ(二番搾り)」と呼びます。
こちらの商品は、「キュヴェ No.745」で、2017年のアイ村、ディジー村、オーヴィレイ村(66%)、アヴィズ村とオワリー村(34%)で収穫された葡萄をベースに造られています。
シャンパーニュの2017年は4月に霜害により大打撃を被り、特にコート・デ・ブラン地区は甚大な被害に見舞われシャルドネの収量は大きく減少したため、アイ村の特別な区画、王様が愛した畑「ヴォーゼル・テルム」のピノ・ノワールをふんだんに使用し、強靭な酸やミネラルが漲る前作No.744とは異なり、濃厚でリッチなスタイルとなっています。今回入荷分のNo.745のデゴルジュマンは2022年5月、ドサージュは0.75g/Lです。
こちらの商品は、明治34年創業のさいたま市の老舗卸商(株)松澤屋様がリーファー・コンテナで直輸入したもので、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:シャンパーニュ ジャクソン・キュヴェ No.745
仏語名:Jacquesson Champagne Cuvee No. 745
生産者:ジャクソン
(Jacquesson)
容量 :750ml
タイプ :シャンパーニュ