フィサン随一の造り手ピエール・ジュランのモノポール畑クロ・ナポレオンと好対照を成すエレガントな稀少一級畑
「フィサン一級レ・ゼルヴェレ 2019」
クロ・ナポレオンの北東に位置する一級畑レ・ゼルヴェレの0.46haの区画に植えられた樹齢49年の古樹から造られる稀少キュヴェ
*2023年6月入荷の豊通様輸入の最新ヴィンテージ2019年のドメーヌ蔵出し正規品
フィサンで有名な造り手として第一に挙げられるのが、高名なモノポール一級畑クロ・ナポレオンを所有する「ドメーヌ・ピエール・ジュラン」です。
ジュラン家は、1830年頃からフィサンでワインを造ってきた生産者で、現在フィサンとジュヴレ・シャンベルタンに跨る約12haの所有畑から、特級シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやフィサン一級クロ・ナポレオン等の卓越したワインを生み出しており、マット・クレイマー氏の名著「ブルゴーニュワインが分かる」の中でも、『フィサン随一の造り手』と紹介されています。
このドメーヌは、1925年にピエール・ジュランにより創設され、すぐに元詰めドメーヌのトップ・グループの仲間入りをし、1936年にはアメリカへの輸出を始めました。1969年より息子のステフェンが経営し、2000年からは息子のピエール・エマニュエルが継承しています。
ピエール・エマニュエルは、減農薬栽培や有機農法を採用する他、 最適な品質及び熟成度合の葡萄を得る為、芽掻きを厳選実施、また手作業による葉摘みも行っています。
醸造は、20〜22ヶ月オーク樽にて熟成(繊細な樽香を与えるべく、新樽率は畑/銘柄及び年により調整)。その後、自社で瓶詰めを行い、セラーにて更に1〜2年寝かせた後に出荷しているため、他の生産者よりも遅いリリースとなっています。
こちらの商品は、ドメーヌ・ピエール・ジュランの「フィサン一級レ・ゼルヴェレ2019」で、最新ヴィンテージ2019年のドメーヌ蔵出し正規品です。
フィサンの七つの一級畑の内、最も高名で、評価の高いのが面積1.83haの一級畑[クロ・ナポレオン]ですが、こちらの一級畑[レ・ゼルヴェレ]も、クロ・ナポレオンの北東に位置する評価の高い一級畑です。
ピエール・ジュランがこのレ・ゼルヴェレに所有する区画は、0.46haで、ここに植えられた樹齢49年の古樹を使い、2400本のレ・ゼルヴェレを造っています。
下にブルゴーニュワイン委員会作成のフィサン葡萄畑地図を掲載しておりますので、クロ・ナポレオンやレ・ゼルヴェレ等の一級畑の位置をご確認下さい。
一級畑レ・ゼルヴェレは、女性的で果実味と酸が豊かなエレガントなスタイルで、ジュヴレ・シャンベルタンに似て、男性的で骨格のしっかりした堅牢でミネラルの強いワインの「クロ・ナポレオン」とは好対照の関係にあり、是非とも飲み比べていただきたいワインです。
実際に、ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏は、その著書の中で、このレ・ゼルヴェレについて、『レ・ゼルヴェレは、大変柔らかなタイプのフィサンを生む畑で、他の一級畑よりも早くこなれてくる。例えば、2006年産のピエール・ジュランのレ・ゼルヴェレは、2009年春には既に香りが美しく開いていた』と記しています。
また、ブルゴーニュの2019年のヴィンテージ評価は、各種ヴィンテージ・レポートによれば、『2019年は4月の気温低下による霜害、初夏の天候不順に伴う花ぶるいや結実不良、更に、夏の酷暑と水不足により、収量は2018年より25%〜35%減少するものの、陽射しに恵まれて、収穫された葡萄の熟度は高く、酸も豊かであることから品質は極めて良好で、年号末尾に「9」の付く年は優良年というジンクスは守られる』とのことです。
また、2020年については、大幅な価格高騰かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっており、それに続く2021年はこの傾向が更に加速することが必至でございますので、価格が比較的落ち着いている2019年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。
こちらの商品は豊通食料様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:フィサン一級レ・ゼルヴェレ2019
仏語名:2019 Fixin 1er Cru Les Hervelets
生産者:ドメーヌ・ピエール・ジュラン
(Domaine Pierre Gelin)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン