ブルゴーニュ屈指の名門ドメーヌの最新ヴィンテージの
ドメーヌ蔵出し正規品「ブルゴーニュ・ルージュ2020」
お手頃価格で、早くからグロ・フレール・エ・スールを楽しめる人気レジオナルワイン
ヴォーヌ・ロマネのワインを語るときに欠かせない名門中の名門、グロ家ですが、ヴォーヌ・ロマネには、”グロ”の名前を冠するドメーヌが4つ存在します。
グロ家の歴史は1804年生まれのアルフォンス・グロが1830年にドメーヌを設立したことに始まり、その息子ルイ・グロが19世紀半ばにはドメーヌ元詰めワインを販売し、家業を発展させます。
ルイ・グロにはジャン、フランソワ、ギュスターヴ、コレットの4人の子供がいましたが、1963年のルイ・グロの引退時に4人の子供が2組に別れ、グロ家の畑は二つのドメーヌに分割されます。そして、ギュスターヴとコレットが設立したドメーヌが、こちらの「グロ・フレール・エ・スール」です。
しかし、「グロ・フレール・エ・スール」には後継者がいなかったことから、ジャン・グロの次男ベルナールが、叔父叔母が所有していたグロ・フェール・エ・スールを1980年より継承し、1984年に叔父のギュスターヴ氏が亡くなると、叔母のコレット女史を支え、抽出と新樽の強いスタイルを打ち出します。機械好きのベルナール氏は、果汁凝縮機や最新の醸造技術を導入、エキゾチックかつパワフルなスタイルのワインを造り出しました。
そんなブルゴーニュ屈指の老舗名門ドメーヌ、グロ・フレール・エ・スールですが、2016年ヴィンテージより息子のヴァンサン氏が醸造に加わることで、一気に新世代の風が吹き込みます。
2016年と2017年ヴィンテージは、ヴァンサン氏の進言で、父ベルナール氏との話合いの結果、酸化防止剤である亜硫酸の不使用(サン・スフル=Sans Soufre)を決断し、長年築いてきた父のスタイルである『抽出が強く飲み応えがあり、果実の甘みを感じるパワフルなワインのスタイル』を尊重しつつ、全行程における酸化防止剤の無添加に挑戦したのです。
グロ・フレール・エ・スールの造る全てのワインをサン・スフルにするという決断は大胆かつリスクも伴うものでした。適切な保管環境に置かれなければ、すぐに劣化した状態になるからです。そして、2016年、2017年と試行錯誤を重ね、2018年からは極少量の酸化防止剤を使用することで、葡萄のピュアな果実味、ナチュラルさが前面に出たスタイルを確立すると共に品質の劣化を防ぐことに成功し、これにより名門グロ・フレール・エ・スールは、世代交代により新たな飛躍のスタートをきったと申せます。
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールは、ブルゴーニュ屈指の老舗名門ドメーヌであるだけに、トップ・キュヴェのリシュブールを筆頭に、多くの銘醸畑を所有しています。
こちらの商品は、最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品のレジオナルワイン「ブルゴーニュ・ルージュ2020」です。
レジオナルではありますが、ヴォーヌ・ロマネ村に所有するACブルゴーニュの畑の葡萄で造る非常にコストパフォーマンスに優れたブルゴーニュ・ルージュです。また、お手頃な価格で、比較的早くからグロ・フレール・エ・スールを楽しめる造りで、芳醇な果実味としなやかな口当たりが魅力です。
最新ヴィンテージ2020年について、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。
しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。
この影響もあり、2020年ヴィンテージは大幅な価格高騰かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっていますが、来年リリースの2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。
こちらの商品は、豊通食料(株)輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:ブルゴーニュ・ルージュ2020
仏語名:2020 Bourgogne Rouges
生産者:ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール
(Domaine Gros Frere et Soeur)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン