好環境の自社カーヴで熟成させた古酒だけをリリースする独自路線を歩むモンテリの稀有かつ貴重なドメーヌ
ドメーヌのカーヴで6年の熟成の時を経て、レイトリリースされたコンディション抜群の蔵出しの熟成美酒
その繊細さ、芳醇さ、ブーケで高い評価を受けているヴォルネイのヴィラージュ赤ワイン「ヴォルネイ2017」
モンテリに本拠を置く、ドメーヌ・ポティネ・アンポーは、日本ではあまり知られていない造り手ですが、実は自社カーヴで熟成させ、飲み頃と判断したバック・ヴィンテージのワインだけを蔵出しでリリースするという独自路線を歩む「知る人ぞ知る稀有かつ貴重なドメーヌ」です。
このような販売方法は、大規模資本のボルドーのシャトーやシャンパーニュのメゾンでは行われますが、家族経営で小資本かつカーヴのスペースの限られるブルゴーニュでは経営面でも難しく、このポティネ・アンポーと兄弟ドメーヌのロベール・アンポー以外には見つけることはできません。しかも、その熟成させたブルゴーニュの価格は極めてリーズナブルで、まさに独自路線を歩むユニークで稀有な優良生産者です。
長期熟成型ワインのスペシャリストとして同じ路線を歩む造り手にムルソーの「ドメーヌ・ロベール・アンポー」がいますが、「ドメーヌ・ポティネ・アンポー」との関係は、1950年にロベール・アンポーの妹がモンテリのドメーヌ・ポティネの当主アンリ・ポティネに嫁ぎ、この時にアンポー家の妹の相続分の畑が加わったため、夫妻のそれぞれの名前をとってドメーヌ・ポティネ・アンポーが新たに誕生したものです。
ポティネ・アンポーがドメーヌの本拠を置くモンテリ村は、高名な銘醸地ヴォルネイとムルソーに挟まれ、生産量の90%が赤ワインという赤主体の地味かつ小さなアペラシオンであったため、元々ポティネ・アンポーも赤を中心とした生産者でしたが、この婚姻を機に、ムルソー最良の一級畑ペリエールやシャルムを始めとする白の銘醸畑を所有することになり、ドメーヌのポートフォリオは一挙に充実することとなりました。
勿論、ワイン造りの腕前も一流で、赤白共にテロワールを尊重した「熟成により真価を発揮する古典的ブルゴーニュのお手本」と称賛され、1937年から59ヴィンテージを手掛け、自らのカーヴでゆっくりと熟成させてから販売することにこだわりを持ち続けた名匠ポティネ・アンポー氏の哲学は、その孫で現当主のヴァンサン氏にも受け継がれており、モンテリ村の地下カーヴに動かされることなく眠る至宝の古酒はリリースのたびに多くのファンを魅了しています。
これ程の優良ドメーヌが日本であまり知られていない理由は、ドメーヌのワインの大半が米国へ輸出されることや寝かせることを前提としたワイン造りのため、毎年新ヴィンテージがリリースされるわけでもなく、また熟成前にティスティングし評価するようなワイン雑誌やコンテストとは全く無縁であることなどがあげられます。それだけに、「ドメーヌが飲み頃と判断し、レイトリリースしたコンディション抜群のバック・ヴィンテージの蔵出し古酒」を、多くのブルゴーニュ愛好家は待ち望んでいます。
こちらの商品はドメーヌの地下カーヴにて6年の熟成の時を経て、ドメーヌが飲み頃と判断してレイトリリースした蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ「ヴォルネイ2017」です。
ヴォルネイ村は、ポティネ・アンポーの本拠地モンテリ村に隣接しているため、ドメーヌではヴォルネイ村にも自社畑を所有しています。
ヴォルネイの赤ワインはmその繊細さ、芳醇さ、ブーケで常に高い評価を受けており、ブルゴーニュ赤ワインのなかで最も女性的と言われることが多く、テイスティング・コメントには、「力強い、骨格がしっかりしている、タンニンが豊か」ではなく、「デリケート、繊細、複雑、エレガント」などの言葉が並び、パワーよりも余韻の長さに特徴があります。
こちらの商品は、2023年2月中旬に入荷した豊通食料輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:ヴォルネイ2017
仏語名:2017 Volnay
生産者:ドメーヌ・ポティネ・アンポー
(Domaine Potinet Ampeau)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン