ジュヴレ・シャンベルタンのプレソニエール区画の葡萄を使い、2樽しか造られない”知る人ぞ知る”稀少キュヴェ
最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品
「ブルゴーニュ・ブラン 2020」
*輸入元には既に在庫はなく、再入荷のない稀少品。
残りあと1本です。
ご承知の通り、デュガ・ピィは、いとこのクロード・デュガと共に、ジュヴレ・シャンベルタンに本拠を置く小規模ドメーヌながら、カルト的な人気を誇る造り手で、僅か0.05haで1樽にも満たない特級シャンベルタンを筆頭とする珠玉のワインを造っています。また、デュガ・ピィの畑の葡萄の樹齢は非常に古く、ドメーヌ平均で65年、しかも所有する畑はいずれも極小で、生産量も少ないことでも有名で、ブルゴーニュ愛好家垂涎の入手困難な造り手の代表格となっています。
ベルナール・デュガ・ピィのワイン造りのスタイルは、濃密な果実味をバックボーンに備えながら、あくまでピノ・ノワール特有のエレガントさを体現し、それに個々のテロワールの差異が彩りを添えるというものであり、現在のブルゴーニュで望みうる最上のワインを産するドメーヌと呼ばれています。1998年から完全有機農法(ビオロジック)を開始し、2003年にすべての畑をビオロジック栽培に転換完了しており、酸、タンニン、果実味、樽が高い次元で渾然一体となった驚くべき品質のワインを造り出しています。
ワイン版ミシュランと呼ばれるフランスのワイン評価本レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(2007年版までの名称はル・クラスマン)でも、最高の三ツ星生産者にランクされています。この本の中でブルゴーニュの三ツ星生産者は11名、その内、赤ワインに限ると三ツ星生産者はルロワ等5名だけですので、その品質は折り紙付きです。
こちらは、最新ヴィンテージ2020年のデュガ・ピィの「ブルゴーニュ・ブラン 2020」です。
ジュヴレ・シャンベルタンを本拠地とする赤ワインの名手デュガ・ピィですが、近年コート・ド・ボーヌのシャサーニュ・モンラッシェやムルソーにも進出し、秀逸で稀少な白ワインを造っています。そして、本拠地ジュヴレ・シャンベルタンでも、ほんの僅かな区画にシャルドネを植えて、白ワインを造っています。それが、こちらのブルゴーニュ・ブランです。
レジオナルのブルゴーニュ・ワインとは言え、使われている葡萄はジュヴレ・シャンベルタン村の国道74号線の東にあるプレソニエール[Pressonnier]という畑のものです。プレソニエールには村名格の区画とレジオナル区画があり、ここで赤を造るとヴィラージュとレジオナルの二種類ができ、赤ではジョセフ・ロティのものが有名ですが、ジュヴレ・シャンベルタンは赤のAOCですから、プレソニエール区画で造る白は全てレジオナルのブルゴーニュ・ブランとなります。
通常の造り手の場合、レジオナルとなるブルゴーニュ・ルージュやブルゴーニュ・ブランは俗に裾物と呼ばれ、生産量が多いのが普通ですが、実はデュガ・ピィのブルゴーニュ・ブランは、たった2樽(約600本)しか造られないため、知る人ぞ知る稀少人気ワインで、なかなか市場で見ることができないのです。
デュガ・ピィのブルゴーニュ・ブランは、この稀少性に加え、輸入元資料にも「デュガ・ピィらしく果実の凝縮感に富み、グレープフルーツやピーチなどエキゾチックなアロマを持ち、ヘーゼルナッツの香ばしい風味も折り重なり、充実度が高い」と紹介されており、品質もレジオナルの域を超えたもので、大変人気があります。
2020年のヴィンテージ評価については、まだ出揃っておりませんが、フランス農務省等の資料によれば、『2020年は、冬の暖冬で、極めて芽吹き、そして開花も早く、収穫は8月に行われる等、最近では最も葡萄の成長サイクルの早いヴィンテージ』であったようで、遅霜の被害も免れ、収穫量は2019年を少し上回り、質量とも素晴らしい葡萄が収穫できたようです。
また、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。
こちらのインポーターはラックコーポレーションの蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:ブルゴーニュ・ブラン 2020
仏語名:2020 Bourgogne Blanc
生産者:ドメーヌ・ベルナール・デュガピィ
(Domaine Bernard Dugat-Py)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン