2020年ヴィンテージから一級認定されたドメーヌ・バローを代表する上級キュヴェの一つ
「プイイ・フュイッセ一級レ・クレイ」
ヴェルジッソンの岩壁の麓に位置する南向きで日照の優れた0.6haの畑から生まれる一級白ワイン
プイイ・フュイッセ一級レ・クレイ 2020
ドメーヌ・バローはプイイ・フュイッセのヴェルジソン村に1890年から続く歴史あるドメーヌで、奇岩ヴェルジソン山の麓に居を構えています。祖父のジョゼフは1939年にはすでにワインの一部を元詰めしており、四代目当主のダニエル自身は、1982年からワイン造りを始め、1995年に畑を受け継ぎ、現在は2006年にドメーヌ入りした息子のジュリアンと共に働いています。
ブルゴーニュ・ブランとして大量のワインを生産するマコネ地区では作業面で楽で、コストのかからない機械収穫をする農家が大半ですが、ドメーヌ・バローは、完全に手摘みで、他の生産者とは一線を画しており、高い意識を持って個々のテロワールの美質を発揮させると共に畑や醸造所でも細心周到な仕事に徹しています。
このようにして生まれるドメーヌ・バローのワインは、どのワインも期待にたがわぬ重量感を備え、ワイン毎に異なる精緻な味わいが感じられ、秀逸なアペラシオン「プイイ・フュイッセ」の中でも傑出したドメーヌです。
また、ドメーヌ・バローの全ラインナップ商品の価格帯は2000円〜6000円台で、いずれもディリーワインの範疇ですが、アン・ビュラン、シュール・ラ・ロッシュ、レ・クレイ、レ・ヴェルシェール、アン・フランス等の区画名付きの上級キュヴェは、「数年の熟成を待つべし」とされるほどの高品質のもので、近年のブルゴーニュワインの価格高騰の中にあって、お手頃な価格で、これほど秀逸なシャルドネを提供するドメーヌは他に見当たらず、まさに「カリテ・プリ(Qualite Prix=価格以上の価値のある品質)の筆頭」として挙げられるお薦めのドメーヌです。
こちらはドメーヌを代表する上級キュヴェの一つ「プイイ・フュイッセ一級レ・クレイ2020」で、下の写真の通り、奇岩ヴェルジッソンの岩壁の麓に位置する、畑名レ・クレイ(白亜質)の名の通りの土壌で、真南を向いた斜面のおかげで非常にリッチで、豊満なプイィ・フュイッセに仕上がり、グレープフルーツ、パイナップル、蜂蜜、ナッツなどの豊かなフレーバーで、ボリュームたっぷりの親しみやすい味わいです。

また、このレ・クレイは、ドメーヌが1947年に初めて瓶詰をしたキュヴェで、ドメーヌの公式HPの中に、下の通り、1900年代初頭のレ・クレでのヴァンダンジュ(収穫)の際の集合写真が掲載されるなど、ドメーヌにとって歴史的にも由緒ある大切な畑です。

マコネ地区において例外的と言えるほど秀逸な白ワインを産するアペラシオン「プイイ・フュイッセ」では2020年ヴィンテージから22の一級畑が認定されましたが、その中にこの「レ・クレイ」も含まれています。
2020年の評価については、まだ出ておりませんが、フランス農務省等の資料によれば、『2020年は、冬の暖冬で、極めて芽吹き、そして開花も早く、収穫は8月に行われる等、最近では最も葡萄の成長サイクルの早いヴィンテージ』であったようです。幸いにも遅霜の被害も免れ、収穫量は2019年を少し上回り、まずまずな出来のようです。
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【商品内容】
商品名:プイイ・フュイッセ一級レ・クレイ 2020
仏語名:2020 Pouilly-Fuisse 1er Cru
Les Crays
生産者:ドメーヌ・バロー
(Domaine Barraud)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン